二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ひぐらしのなく頃に −銀魂− ( No.2 )
日時: 2011/08/08 15:32
名前: 子桜 (ID: pibIqQxN)

「レナ、レナ!!」



急いでレナがいる場所へ向かう。
息を切らせながら走っていたら、躓きそうになった。
だけど諦めずに走っていくとレナが心配したような顔をしていた。



「け、圭一君…どうしたのっ?」
「親父から…っ聞いたんだけど…はぁ」



家からここまでずっと走ってきたから、話が途切れる。
額には汗が滝のように流れていた。



「て、転校生が…来る、のかっ?」
「うん、五人らしいね」



それを聞いて驚いた。
五人もこんな村に引越してくるなんてまずありえない。
オヤシロ様が壊れたって言うのかよ。



「こうだと、魅音が部活にいれそうだよな」
「はぅ、罰ゲームは絶対メイドさん!!」
「言うと思ったぜ」



しばらく歩いて行ったら、いつも通り魅音が待っていた。
真っ先にレナが走って行って俺もレナに付いて行く。



「なんか早いねぇ、お二人さん」
「圭一君が走って来たんだよ〜」



笑われるのは、毎度だ。
少し拗ねながら、キリキリと歩いていく。
学校付近になれば、いつものようにトラップか、と思う。
だけど今日はトラップは無いらしい。
転校生が五人も来るから、準備で忙しい、と。
ちょっと寂しい感じがする。



「沙都子、入っていいかぁ?」
「いいですけど、気をつけて下さいまし」



そっと扉を開けると、沙都子と梨花ちゃんが扉の前で準備をしていた。
扉の前には、縄跳び。
だけど普通じゃなかった。
五本も縄跳びを付けていた。
そして次は、タライ。
入ってコケた瞬間、頭に激突。



「沙都子、すげーな」
「これだけじゃありませんわよ、まだまだ…」
「沙都子、お話は駄目なのですよ」



梨花ちゃんに注意され、慌てる沙都子。
これだけじゃないなんて、よほど楽しみなんだな。



「沙都子、梨花ちゃん。おじさんも手伝うよ」
「レナも!!」
「もちろん、俺も手伝うぜっ」



急いでカバンを机に置いて、手伝う。
これが結構、キツイ。
あまり沙都子のトラップの手伝いなんてしないもんだからな。



「ぅわ、絡まった!!」
「圭一さん、馬鹿ですわね」
「こうすると取れますですよ」
「お、サンキュ。梨花ちゃん」



十分かかったけど、ようやく完成した。
また汗がダラダラ流れてきたが。