二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ポケモンBW】災厄の魔女〜凍てつく境界を統べる者〜 ( No.13 )
日時: 2011/11/10 00:26
名前: 水瀬燈夜 (ID: RHCEY5Ol)

【第1章】再会と、新たな出会い②

思い出したように呟かれたトウヤの問いかけに、トウコはふふんと嬉しそうに笑いながら答えた。

「今日、半年ぶりにチェレンが帰って来るんだって! さっきベルからライブキャスターで連絡が来たんだ!!」

トウコの言葉にトウヤはああ、と納得をする。幼馴染のチェレンはトウヤに勝つためと、今までの自分を超えるために半年前からチャンピオンロードで修行をしていた。今はあまり行かなくなったが、以前トウヤはチェレンの元へ向かい、何度もポケモン勝負をしていた。

「そっか、チェレン帰って来るんだ」
「なんか勝負とかじゃなくて、ただ純粋にみんなと話がしたいんだって。チェレンにしてはらしくないよね!」
「そうか? オレとしてはチェレンらしいと思うけど」
「ええ!? トウヤがそう言うんだったらそうなのかな?」

何だか良く分からなくなってきた〜と言いながら頭を抱えるトウコに笑みを浮かべつつ、トウヤは部屋の中でぷかぷかと浮いているブルンゲルに手を伸ばす。気付いたブルンゲルは嬉しそうにトウヤの元へとやって来る。チェレンが帰って来るまで遊んでいようかな、トウヤがそう思った途端であった。

「きゃあぁぁあ!!」

外から、甲高い悲鳴が聞こえてきた。