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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケモンBW】災厄の魔女〜凍てつく境界を統べる者〜 ( No.31 )
- 日時: 2011/12/07 05:56
- 名前: 水瀬燈夜 ◆Ci25SRjI3g (ID: RHCEY5Ol)
【第2章】奇襲! プラズマ団①
レイティアの突然の一言に、部屋中はしんと静まり返っていた。沈黙を切り裂くように、チェレンが口を開く。
「えーと、レイティアさんだっけ? 『災厄の魔女』の生まれ変わりってどういうこと?」
素朴なチェレンの質問に、レイティアはなぜか首を傾げながら答えた。
「……何かおかしかった?」
どうやら、自分の発言が異質なものであることに気づいていないらしい。チェレンは諦めたのか、それ以上は口に出さなかった。度重なる沈黙に耐えられなくなってきたのか、今度はトウヤが口を開く。
「……自己紹介まだだったな。オレはトウヤ。このカノコタウンに住んでるごく普通のポケモントレーナーだ」
チェレンたちが一斉にトウヤを見る。その視線は一様に何か疑わしげなもので、トウヤは小さく「オレたちまだ自己紹介してなかっただろっ」と言い返した。レイティアはそのまま復唱する。
「トウヤ……うん、覚えとくね」
そっと頷いたのを皮切りに、黙っていたトウコたちが口を開いた。
「えっと、私はトウコ。トウヤとは双子の姉弟なの、よろしくね」
「こちらこそ、トウコ」
「あたしはベル。トウヤとトウコとチェレンとは幼馴染で、今はカノコタウンのポケモン研究所でアララギ博士のお手伝いをしてるの」
「よろしく、ベル」
「さっき言い忘れたけど、ぼくはチェレン。先に自己紹介した3人とは幼馴染で、なぜか苦労人って言われてる」
「チェレン……うん、よろしく」
チェレンの自己紹介が終わり、次はNが自己紹介をしようと口を開いた次の瞬間であった。
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