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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケモンBW】災厄の魔女〜凍てつく境界を統べる者〜 ( No.32 )
- 日時: 2011/12/10 18:13
- 名前: 水瀬燈夜 ◆Ci25SRjI3g (ID: RHCEY5Ol)
【第2章】奇襲! プラズマ団②
突然、トウヤの部屋の窓が割れた。粉々に砕けた硝子は床に座り込んでいた全員に降りかかろうとしている。
「みんな伏せろ!!」
トウヤの指示が届き、全員伏せる。固まって動けないらしいレイティアはトウヤが必死に庇う形となったが、何とか硝子によって傷をつけられることはなかったらしい。
「まったく……何だっていうのよ!!」
トウコが不満の声を上げる。それを聞いてか否か、窓から2人の男が入ってきた。その姿にトウヤはあ、と声を上げる。
「プラズマ団……?」
「っ!!?」
トウヤの呟きと目の前の男たちの出で立ちにレイティアは過剰なまでに反応を見せる。その様子を見ていたらしい1人の男が口を開く。
「ここがかつてN様を倒したトレーナーの家ですか。なるほど、確かにN様とは違う世界を過ごしている」
その口調はとても丁寧なものであったが、どこか皮肉めいたものがあった。もう1人の男も口を開く。
「悪いけど、俺たちには捜し人がいてね。その子を渡してくれないか?」
そう言うと男は顎でレイティアを示す。レイティアは小さな悲鳴を上げてトウヤの後ろに隠れた。その様子に、1人の男が苦笑いを浮かべた。
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