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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケモンBW】災厄の魔女〜凍てつく境界を統べる者〜 ( No.34 )
- 日時: 2011/12/28 19:32
- 名前: 水瀬燈夜 ◆Ci25SRjI3g (ID: RHCEY5Ol)
【第2章】奇襲! プラズマ団③
「はは、どうやら相当嫌がられているらしいですね。それはそうですよね、レイティア様。ですが貴方はゲーチス様から逃れることなど出来ません」
苦笑を浮かべながらそう言った男に、チェレンはすかさず言葉を重ねる。
「出来ない? 良くわからないことを言うね。ぼくたちからしたらお前たちのやろうとしていることはとても非道だよ。トウヤ、やろう。久々のタッグバトルで、幼馴染のコンビネーションを見せてやろう」
言うや否や、チェレンはモンスターボールを手に取って構える。プラズマ団の2人はというとチェレンと同じようにモンスターボールを手にしている。トウヤは小さくため息をついて、半ば諦めたようにチェレンに並んだ。
「よし、行けムーランド!!」
「出番ですナットレイ」
プラズマ団の2人は先に自分のポケモンを出す。出てきたのはムーランドとナットレイ。ならば、とトウヤはモンスターボールを出した。
「出番だイスリル!!」
「トウヤがそうくるなら、僕は……行くぞヤナッキー!!」
相手のポケモンを判断し、トウヤはウルガモスを、チェレンはヤナッキーを出した。半年前よりもたくましく育った2匹はそれぞれの相手を見据える。沈黙の中で、ひっそりと戦いの火蓋が切って落とされた。
「ナットレイ、守りなさい」
「イスリル、蝶の舞だ」
すかさず攻撃を守るナットレイだが、ウルガモスはその場で優雅に舞っただけであった。その様子を見た相方たちは続いて指示を出す。
「ムーランド、ヤナッキーに炎の牙!!」
「遅いね、ヤナッキー交わして気合球!!」
「な、何だと!!?」
プラズマ団の指示よりも早くチェレンのヤナッキーが気合球を放つ。放たれた気合球はそのままムーランドに直撃した。
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