二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第1章 王族の姫からの頼み事とは ( No.125 )
日時: 2011/12/18 21:50
名前: おかゆ (ID: hj9a4sJB)

白夜は取りあえず此処でずっと過ごす訳にもいけないと思い、吹雪を連れ、第壱聖堂区のオープンカフェのテラスに居た。

白夜は店のお勧めの紅茶を適当に1つ頼み、吹雪は何故かココアとショートケーキを頼んでいた。


吹「へ〜ここ良い店だね」

白「そう言ってまだメニューのケーキにしか目が行ってないお前は何だよ」

吹「酷いよ貝塚君!ボクは毎日ケーキ食べないと死にます症候群なんだから!」

白「ああ、あとコレ自分が頼んだのは自分で払えよ」

吹「スルー!?ねぇ華麗にスルー!?しかも誘ったの君だよね!?」


吹雪がギャーギャー騒いでいると、近くの客にギロリと睨まれた。
何故か白夜はペコペコ頭を下げてしまう。


白「くそ・・・なんでこんな事に・・・」

吹「ボクに悪い事した罰だよ♪」

白「『♪』じゃねぇよ馬鹿野郎!誰のせいで頭下げてやったんだよ!!」


すると、白夜が注文した紅茶と、吹雪が注文したココアとショートケーキがやって来た。
アルバイトらしき女性店員が、ゆっくりとこちらに来る。


店「こちら、ココアとショートケーキ、後、当店お勧めの紅茶でございま・・・・・あぁッ!!」



店員はつま付き、当店お勧めの紅茶が溢れ出した。

店員が叫んだ時には既に手遅れ。
吹雪はそこから直ぐに離れ、白夜は紅茶を頭からまともに浴びた。

何故かココアとショートケーキは無事である。


店「ご、ごめんなさいッ!直ぐに拭くものを持って来ます!!」

白「・・・・・、」


店員は言うと、咄嗟に何処かに向かった。
白夜は、死んだ魚の様な目をし、

白「・・・・・部下にあーだこーだ言われるわ、屍人に追われるわ、紅茶は頭から浴びるわ・・・不幸すぎるだろ・・・」

吹「だ、大丈夫だよ!次はきっと良い事が・・・」


吹雪は彼をなだめるが、負の感情しか感じられない白夜。



瞬間。



ガコォンッッ!!と言う爆音と共に、


近くの城から粉塵が舞った。


オープンカフェに居た客や、拭くものを取りに行ったまま帰って来ない店員達が、オープンカフェへと逃げ出す。


白「・・・は?」

吹「た、大変だよ貝塚君!!速く城の方に向かわないと!!」

白「・・・ったく」


彼は、首の電極に触れた。
、、、、、、、、、、、、
天災級の超能力を宿す電極に。



触れた瞬間、服に染み付いた紅茶が何故かコロコロとビー玉が落ちる様な音を立て、床に滴る。
彼のその目は、血よりも赤く、赤く、赤いーーーー真紅の色に染まる。

吹雪はその奇妙な光景を見て、僅かに目を見開た。

白夜は言った。

侍従長としての貝塚白夜では無く、能力者としての貝塚白夜として。





白「ーーーーーーーーー片付けの時間だ。10分で終わらせてやる」





吹雪は甘党設定ww

あ、やっとあそこまで来そうだ・・・