二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

元旦短編 Unhappy New year ( No.248 )
日時: 2012/01/01 16:21
名前: おかゆ (ID: hj9a4sJB)


白夜は今度こそ部下に見つからず第五聖堂区の神社へと向かった。

この神社は以外に知られて居なく、言えば穴場である。


吹「あ、来た!もう10分も遅れてるよ!」

白「『あ、来た!もう10分も遅れてるよ!』じゃねぇよアホ!一体誰のせいで遅れたんだよ!しかも第五聖堂区ってこっから何時間かかると思ってんだ!」

吹「えー?60ぶんの1じゃ無いのぉー?」

白「10分で来れるか馬鹿!能力使っても来れねぇよ!!しかも何だよその女子高生みたいな喋り方は!」

吹「まぁまぁ、あ、おみくじ引こうよ!」

白「人の話聞けよこの野郎!」


吹雪はたたたたーと行ってしまった。
それがどう見ても同い年に見えない白夜だった。



取りあえずおみくじを引いた白夜と吹雪。
結果は・・・

吹「やった〜大吉だ〜!」

白「・・・うん。予想はしてた。てか当たり前だ。・・・・・俺が大凶を引くって事はなぁ!!」



白夜はそれでも屈んでしまった。
受付っぽい所に居る巫女さんが苦笑いをしている。
吹雪は宥めるかと思いきや、


吹「大凶か〜。不幸だねぇ〜」

白「・・・お前、腹に鉄骨刺されたいのか?」

吹「遠慮しとくよ。ボクはそこまで馬鹿じゃないからね」


吹雪は一息付き、


吹「でも、良いんじゃないかな?」

白「この超不幸オーラのパレード満載の大凶という言葉の何処が良いんだ」

吹「ほら。大凶って事は、頑張れば良い事起きると思うんだよ」

白「・・・、」

吹「運任せじゃ駄目なんだよ。おみくじって言うのは今の状況みたいな物。結局はこの先自分次第なんだよ」

白「・・・そうか」

白夜は立ち上がり、身長的に吹雪を見下ろした。
その顔は、いつも自分に見せている笑顔。

彼は負けたかの様に言った。


白「・・・・おみくじ代は俺が出してやる」

吹「えぇ!?いいの!?有り難う!」


Unhappy New year-アンハッピーニューイヤー-






急ぎ目で作ったのに時間掛かったorz