二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第二章 地獄への突破口 ( No.307 )
日時: 2012/01/13 21:11
名前: おかゆ (ID: hj9a4sJB)

第壱聖堂区のオープンカフェから出た白夜と吹雪は『準備』の為に一旦別々で分かれた。

白夜はと言うと、城にある寮で下準備をしていた。


これから暗部で行われている何かを止める為に。


正直、白夜は闇にすら触れたく無かった。
人を傷つけ、人を盾にし、人を殺し、救いの無い血みどろの世界から目をそむけたかった。

しかし、その最暗部で誰かが傷つけられ、誰かが盾にされ、救いがあったのに報われなかった人達を彼は何度も見て来た。
生まれなくても良かったサイクルに巻き込まれている人を、彼はずっと見て見ぬフリをしていた。

だからこそ、



だからこそ、貝塚白夜は今度こそこのサイクルをぶち壊す。

例え全ての人間が彼を否定しても、必ず最暗部を消失させる事を此処に誓う。






ア「ど、ういう事だよ・・・」


教会の椅子に座っていた少年、アツヤは目を見開いた。

稜堵は教会に他の人が居ないか確認し、うーん・・・と伸びをしながら言った。


稜「超次元サッカーサイドって言うのは、まだ生まれて間もないサイド。なのに力は世界に及んだ。・・・一般サイドはそれで満足だと思うけど、科学サイドと魔術サイドは黙ってられると思う?」

ア「・・・・・まさかッ!」

アツヤは青ざめた表情で言った。
稜堵は頷き、




稜「これは聖堂区内での戦争じゃ無くて、科学サイド、魔術サイド、超次元サッカーサイドという異能同士の戦争なんだよ」



アツヤの脳内は、僅かに、しかし明白に空白になった。
彼は稜堵に向かって、大声で言った。


ア「待てよ!この世界は平和条約で軍隊も無いんだぞ!せいぜい居るとすれば城の兵士だけだろうが!!それでも戦争は起こせない筈だ!!そもそもバレたら直ぐ終わるだろ!!」
     
稜「軍隊で戦争する、なんて僕は一言も言ってないよ」


稜堵は表情を変えずに言う。
アツヤはまさか、と言ったが、稜堵の言葉で掻き消された。




稜「異能で戦争すれば良いんだよ。それも『ある場所』で行えば殆どの人間に知られない。そう。







                                                                          ーーーーーーーーーーー最暗部でね」











やっと戦争の内容とかが書けた・・・

それが複雑で解らん・・・orz