二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【inzm&index】絶望か、それとも失望か。 ( No.90 )
日時: 2011/12/14 21:46
名前: おかゆ (ID: GlcCI1C/)


真「・・・首謀者だァ?」

真希は、訳が解っていない様な表情をする。
隣でティアラは『?』という表情をする。


真「首謀者・・・ってつまり王族か何かか?」

ラ「そうよ。でも、その首謀者は王族なら絶対に入らないといけない『明け光の洋月』の人間が集まる時には来る事は無い・・・」

テ「つまり、その人は王族じゃ無いって事?」

ラ「そうね」


ラティアは特に表情は変えなかった。
彼女の髪が、要塞の青緑色の光で青緑色に見える。

ラ「それで、私は色々な手で情報を探ってみたけれど・・・」

真「けど?」

ラ「・・・情報は3つしか解らなかったわ。まぁ第七聖堂区の情報なんて流れて無いのは当たり前だけれど」

ラティアはその情報らしき資料を、スマートフォンのページを変えるように右手を動かす。
どういう原理なのか、紙はくるくると回り、真希の目の前でピタリと止まる。
その資料を、隣でティアラが覗き込んでいた。

ラ「1つ目は、最初から第七聖堂区の人間では無い事」

テ「たしかに、あの戦争で何も無くなったから当たり前だよね」

ラ「そう。2つめは、王族の人間では無い事」

真「つまり第七聖堂区には誰も居ないから、そいつだけが首謀者になる事はあり得るな」

ラ「そして、最後の3つ目・・・」

ラティアは僅かに深呼吸し、告げた。

まるで、子供にサンタクロースの正体を言ってしまうかの様に。







                    、、、、、、、、
ラ「あり得ない話だけれど・・・その人は、人間では無い事よ」







・・・何この中途半田は。