二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 新・世界で噂の双子姫?! ( No.117 )
- 日時: 2012/01/06 22:05
- 名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
- 参照: もう少しで冬休みが終わってしまう…(T_T)
第28話「現れたあいつ」*流血シーンあります。
鬼道・佐久間「「ツインブースト!!」」
2人が放った必殺技はバスケットゴールに入った。その時、後ろから誰かが拍手をした。2人が振り向くと、軽く手を振るラティアがいた。肩にはビアンも乗っている。
佐久間「ラティア!どうしてここに?」
ラティア「FFI本部に頼まれてた書類を届けにきた帰り。2人の声が聞こえたから、ちょっと気になって。」
鬼道「そうだったのか…。朝から大変だな。」
ラティア「仕事だからね。」
佐久間「俺達、今から宿舎に帰るんだ。ラティアも途中まで一緒に帰らないか?」
ラティア「いいわよ。」
3人は歩きだした。
佐久間「ティアラは?」
ラティア「あの子がこんな時間に起きてると思う?」
鬼道「相変わらずだな…;」
ラティア「まったく…、いい加減に1人で起きられるようになってほしいわ。起こす身にもなってみなさい、って感じよ。」
佐久間「どうやって起こしてるんだ?」
ラティア「脅し。ポ○モンのデータ消すとか、ベッドに銃弾撃ちこむとか。」
佐久間「サラッと恐ろしいこと言うなよ。つーか、するなよ;」
鬼道「それくらいしないとティアラが起きないってことだろう。」
ラティア「そういうこと。…あっ、初戦突破おめでとう。なかなかいい試合だったわ。」
鬼道「見ていたのか?」
ラティア「えぇ。スタジアムでユニコーンの皆と一緒に。」
佐久間「そうか。ラティアはアメリカ出身だったよな。」
ラティア「そう…、だったわね。色んな国に行きすぎて、時々出身国が分からなくなるのよね。」
その時、突然鬼道が止まった。
鬼道「あれは…。」
ラティア「どうしたの?」
ラティアと佐久間も不思議に思い、鬼道が見ている方向を見る。
佐久間「不動…?奴がどうかしたのか?」
鬼道「いや、不動の前にいる男…。」
不動の前には金髪にサングラスをかけた男がいた。
佐久間「まさか…!!」
佐久間がそういった瞬間、ラティアはリムジンに向かって走る。
鬼道・佐久間「「ラティア!!」」
2人も跡を追おうとしたが、突然バスが止まった。バスが通ったあとには、もう誰もいなかった。
佐久間「鬼道!今のはまさか…!!」
鬼道「影山…?!」
ラティア「やっと…、やっと見つけた!!」
ラティアは金髪の男が乗ったリムジンに追いく。因みに、リムジンは走っています。
ラティア「停まりなさい!!貴方、影山でしょう?!」
ラティアはそう叫びながらリムジンの窓を叩く。が、リムジンは停まらない。
ラティア「絶対に…、逃しはしない…!!貴方には、訊きたいことが山ほどあるんだから!!」
ラティアはリムジンと同じスピードで走り続けながらそう叫ぶ。
ビアン「ニャア!」
ラティア「えっ…?!」
ラティアが気付いた時にはすでに遅かった。ラティアは何者かに金属バッドで殴られていたからだ。頭からはかなりの量の血が出ている。
ラティア「…っ…。」
朦朧とする意識の中、ラティアは腕の中にいたビアンに消えそうなほどの小さな声でこういった。
ラティア「ビアン…、逃げて…。」
ビアン「ニャア…。」
ラティア「お願い…っ。」
ラティアは必死に訴え、ビアンを逃すことに成功した。その瞬間、ラティアの意識は途絶えた。
?「…ついに死んだか。
———ラティア・クラリス。」
***
ラティア姫死んじゃいました。((おい!!