二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 新・世界で噂の双子姫?! ( No.14 )
日時: 2011/12/21 17:22
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 明日は終業式!!

第1話「出発」


?1「いつまで寝てるの?早く起きないとおいてっちゃうわよ。」

?2「んん〜…、あと5分…。」

?1「5分で起きるわけないじゃない!!ほら、さっさと起きて!!」

1人の少女が眠っている少女の布団を無理矢理ひきはがした。

?2「うぅ…。」

布団をはがされ、少女はようやく起きた。

?1「さっさと準備しなさいよ。今日は出発の日なんだから。」

?2「出発…?」

?1「ライオコット島に行くのよ。前からそういってるじゃない。」

?2「ライオコット島…?……ああああぁぁぁっ!!!忘れてたああぁぁぁ!!!」

?1「叫ぶ暇があるならさっさと準備しなさい!!」

広い部屋に2人のソプラノ声が響く。2人の少女の名は「ラティア・クラリス」と「ティアラ・クラリス」サッカー界で大注目されている天才プレイヤー。起こしていたのがラティア、起こされていたのがティアラだ。

ラティア「まったく…。どうしてこんな時間まで寝ていられるのかしら…。」

ラティアは溜息を吐きながらベッドの傍に置かれているテーブルを見た。

ラティア「…そういうことね…。」

ラティアはテーブルに置かれたDSを見て、また溜息を吐いた。

?「ニャア。」

そんなラティアを励ますように小さな猫が肩に乗ってきた。

ラティア「ビアン…、散歩はもういいの?」

ビアン「ニャア〜。」

ラティアが優しく撫でると、ビアンは嬉しそうに擦り寄る。

ティアラ「ねぇ!完璧だと思わない?このリゾートコーデ!」

ラティア「コーデならあとでいくらでも褒めてあげるから、さっさとご飯食べてきなさい。あと、食べたお皿は自分で洗ってね。戸締りはさっきチェックしといたから。」

ティアラ「りょうか〜い♪」

ラティア「それと…、今度寝坊したらポ○モンのデータ消すわよ。」

ティアラ「ええぇぇぇっ?!?!ぜ———ったいだめ!!!やっとキュレム捕まえたんだから!!!」

ラティア「寝坊しなければいいだけじゃない。」

ティアラ「そうだけど〜…。」

ラティア「いいから早くご飯食べてくる!!」

ティアラ「ういーっす。」

ティアラは軽く返事をするとダイニングに向かった。

?「クル〜♪」

ティアラが出ていった直後、窓から白い小さな鳩が飛んできた。

ラティア「スカイ、おかえり。散歩は楽しかった?」

スカイ「クル〜♪」

ラティア「そう、よかった。スカイ、ティアラのこと頼んでいい?あの子、絶対目的地まで辿りつけないから。ダイニングに向かったからよろしくね。」

スカイ「クル〜!」

スカイはダイニングに向かった。

ラティア「それにしても…、ティアラって本当にセンスがいいわね。」

ラティアは鏡の前でそう呟く。ラティアのコーデは薄い紫のチェックワンピに白のボレロ、茶色のグラディエーターに麦わら帽子。ティアラはピンクのチェックワンピであとはお揃い。

ラティア「…これで普通だともっと嬉しいんだけど。」

ラティアは呆れ気味にそう呟くと、ティアラの部屋をあとにした。


〜ダイニング〜

ティアラ「ん〜!!やっぱりラティアの作るご飯ってサイコ〜><」

ティアラはツナサラダが入ったクレープを頬張りながらそういう。

ティアラ「クレープは俺の嫁!!」

あっという間に2個あったクレープをたいらげた。今日は朝から忙しいので、簡単に食べられるクレープにしたそうだ。

スカイ「クル〜!」

ティアラ「スカイ!おはよっ!」

スカイ「クルル〜♪」

スカイはティアラの肩に乗る。ティアラは皿を洗い、元の場所に戻した。

ティアラ「よし!じゃあ、いこっか!」

スカイ「クルッ!!」

ティアラはラティアの元に向かった。


ティアラ「お待たせ!鍵はちゃんと閉めてきたよ♪」

ラティア「もうご飯食べたの…?」

ティアラ「うん!すっごく美味しかったよ♪」

ラティア「そ、そう…;」

?「お嬢様、飛行機の準備が整いました。」

1人の男性がそういう。彼は「ロビン・ケール」ラティア達の祖父の代からクラリス家で執事を務めているベテランだ。

ラティア「ロビンさん、ありがとうございます。それじゃあ、行きましょうか。」

ティアラ「うん!」

全員は飛行機に乗り込んだ。




***
クラリス家は自家用ジェットまで持ってるんです。凄いでしょw