二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 新・世界で噂の双子姫?! ( No.142 )
日時: 2012/01/09 14:10
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 冬休み最終日なので、勉強サボリーヨ!!←

第34話「戦慄!もう一人の『鬼道』!!part1」


〜グラウンド〜

ラティア「はぁ…。」

フィディオ「ラティア。やっぱり、別荘に戻った方が…。」

ラティア「平気よ、これくらい。」

無理矢理笑顔を作るラティアだったが、熱は昨日より上がっていた。正直、立っていられるのもやっとなのだ。

ミスターK「逃げなかったか。」

フィディオ「約束です!俺達が勝てば、イタリア代表の座は返してもらいます!」

ミスターK「無論。だが、そいつ等は?」

円堂「俺達、日本代表イナズマジャパンのメンバーです。」

フィディオ「負傷したメンバーに代わって、彼等が出てくれると言ってくれてます。」

ミスターK「帰ってきたか…。鬼道、私の作品よ。」

ラティア・鬼道「「!!!」」

円堂「お前は…!!」

鬼道「影山零冶!!」

佐久間「やはりか!!」

フィディオ「では、この人が…。」

円堂「ああ。卑怯な手で、何度も俺達に襲いかかってきた元帝国学園の総帥だ。そして、俺の祖父ちゃんを…!!」

フィディオ「まさか、皆の怪我も?!」

フィディオの言葉に頷く円堂。

佐久間「何を企んでいるのかは分からないが、自らの野望のために、イタリア代表を利用しようとしていることは間違いない。」

フィディオ「!!」

円堂「影山…!!」

?「総帥はK、ミスターK。」

鬼道「!!」

ミスターK「紹介しよう。我がチームKの司令塔『デモーニオ・ストラーダ』だ。」

フィディオ「デモーニオ…?」

円堂「鬼道にそっくりじゃないか!あいつ!」


デモーニオ「俺達のボールでキックオフだ。」

フィディオ「ああ。」

ミスターK「始めろ!!イタリア代表決定戦を!!」

其々のベンチに戻ったあと、ミスターKは誰かと電話をしていた。

ラティア(電話…?こんな時に、一体誰と…?…まさか!!)

デモーニオ「総帥、いつでもいけます。」

ミスターK「奴等を粉砕し、イタリア代表の座を奪い取れ。お前達に、その力を与えてやる。」

全「「「はい!!!」」」

ラティア(彼等は代表候補にも選ばれていなかった…。でも、恐らく実力はフィディオ達と互角…、いや、それ以上かもしれないわ。だとしたら、やっぱり何かある…。…もし、影山の電話相手が私の推理通りだとすれば、彼等が与えられたのは…。)

フィディオ「ラティア?」

ラティア「…。」

フィディオ「ラティア!」

ビアン「ニャア!」

ラティア「……えっ?!な、何?」

フィディオ「難しそうな顔してたけど…、大丈夫か?」

ラティア「大丈夫、ちょっと考え事してただけ。」

フィディオ「そっか…。ならいいんだけど…。」

ラティア「試合、始まるわよ?」

フィディオ「本当だ!じゃあ、いってくる!」

ラティア「頑張って!」

ラティアはそういったあと、小さなPCを作動させた。

ジャンルカ「ラティア、何してるんだ?」

ラティア「チームKのデータを調べるの。彼等、絶対に普通じゃないから。」

そういったあと、ラティアはミスターKを見つめる。ミスターKもラティアを見るが、すぐに目線をグラウンドへと戻した。

ラティア(…やっぱり、私のことなんて…。…って、そんなこと思ってる場合じゃない!!今はチームKのデータ収集に集中しないと!!)

ラティアも目線をグラウンドに向けただ、ラティアの心にはモヤモヤとした感情が残っていたのだった。