二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 新・世界で噂の双子姫?! ( No.143 )
日時: 2012/01/10 14:54
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 冬休み最終日なので、勉強サボリーヨ!!←

第35話「戦慄!もう一人の『鬼道』!!part2」


試合開始。デモーニオが上がっていく。

円堂「あいつ…!!」

ラティア「まさか…!!」

デモーニオ「この試合で、お前には消えてもらう!!」

鬼道「何?!」

デモーニオは真イリュージョンボールで鬼道を抜いた。

円堂「鬼道が抜かれた?!」

佐久間「あの技は…!!」

ミスターK「いけ、デモーニオ。お前こそ、鬼道有人を超える完全なる作品だ。」

ラティア「…。」

ラティアは怒りとどこか悲しさが入り混じった瞳でミスターKを見つめた。
デモーニオはチームメイトに指示を出す。

佐久間「これは…!!」

円堂「どうなってるんだ…?!これ、帝国学園の動きそのものじゃないか!!」

鬼道(何をしようとしているんだ?!影山!!)

DF陣が抜かれ、攻めあがるチームK。オルフェウスはいつものメンバーではないので、DFラインがバラバラだ。

フィディオ「どうすればいいんだ…?」

円堂「フィディオ!!鬼道は影山の戦術を知ってる!!中盤を鬼道に任せてくれ!!」

フィディオ「円堂…。…そうか!!分かった!!頼む!!鬼道!!」

デモーニオと鬼道が其々チームメイトに指示を出す。中盤を鬼道がコントロールすることで、DFラインが機能し始めた。
佐久間がロッソに迫る。デモーニオはロッソと見せかけ、ベルディオにパスをだした。が、佐久間が読んでいた。

ラティア「違うわ!!そいつも囮よ!!」

ラティアの言うとおり、パスはロゼオに渡った。
デモーニオがシュートを打つが、円堂が止めた。

ラティア「…今すぐ潰したいわ。あのチーム…。」

ジャンルか「何か言ったか?」

ラティア「…何でもないわ。」

円堂から佐久間にパスが渡った。が、鬼道の様子がおかしい。

佐久間「どうしたんだ?鬼道!」

ラティア「有人?!」

ラティアと佐久間が懸命に声をかけるが、鬼道は応えない。

佐久間「しっかりしろ!!鬼道!!」

佐久間が鬼道にボールを渡す。

ラティア「貴方がゲームメイクしなければ、この試合には勝てないのよ?!」

鬼道「あ、ああ…。」

鬼道がドリブルで攻めあがる。が、やはりどこかおかしい。

ラティア「有人…。」

不動「いつまでも昔のことを引きずってんじゃねぇ!ウジウジとうぜぇんだよ!俺達は人形でも、作品でもねぇぞ!!」

不動はそう叫びながら鬼道にスライディングしてボールを奪う。

鬼道「ふ、不動?!」

円堂「あいつ…!!」

佐久間「本性を現したな、不動!!」

不動「あぁ?」

佐久間「お前が影山に寝返ることは分かっていた!!」

不動「勘違いしてんじゃねぇよ。俺が影山に近づこうとしたのは、仲間になるためじゃねぇ!俺は影山の奴に直接見せつけてやりたかったのさ。俺はもうお前の力なんか必要としてないってな!いつまでも鬼道鬼道って見苦しいぜ影山!!」

鬼道「不動…。」

佐久間「不動…?」

不動「…俺一人で奴の企みを突き止めようとしてたのによぉ。ゾロゾロついてきやがって…、ったく。奴が日本代表を破壊するってんなら俺は…、サッカーで影山を潰す!お前はどうするんだ?鬼道君。影山の作品に戻るか、それとも…。」

鬼道「俺は人形でも…、作品でもない!!」

鬼道は不動からパスを受けとる。

鬼道「力を貸してくれ、不動、佐久間!俺達の手で影山を倒すんだ!!」

佐久間「鬼道!!」

不動「…お前が俺を手伝うんだよ。」

オルフェウスはチームKのDF陣を次々と抜き去っていく。フィディオにパスが回り、シュートを打ったが、GKに呆気なく取られてしまった。

ラティア「やっぱり…!!」

フィディオ「なんなんだ…、こいつ等は…?!これほどの実力を持つプレイヤーが、イタリアのどこに隠れていたんだ…?!」

デモーニオにボールが回る。

デモーニオ「お前達のような二流品が総帥の作品だっただと?!悪い冗談だ!!」

不動「何っ?!」

デモーニオは不動のスライディングをかわし、チームKのカウンター攻撃。

デモーニオ「俺達チームKこそ、総帥の理想!!究極のチーム!!そしてこれが、究極のシュートだ!!」

デモーニオは皇帝ペンギンXを放つ。円堂は怒りの鉄槌で止めようとしたが、間に合わず、ゴールに吹きとばされ、チームKが先制してしまった。0−1で前半終了。


ラティア「…フィディオ、お願いがあるの。」

フィディオ「なんだ?」

ラティア「私を…、試合に出して!!」

全「「「?!?!」」」

フィディオ「なっ…?!だめに決まってるだろ?!両足の骨にひびが入ってるのに…。」

ラティア「今のままじゃ勝てないかもしれないじゃない!!」

フィディオ「でも…。」

ラティア「どうしてもこの試合に出たいの!!」

ミスターK「此方は構わない。」

フィディオ「…分かった。ただし、絶対に無茶はするなよ?」

フィディオの言葉に頷くラティア。

ラティア「見てなさい。チームK、影山零治…、調子に乗ってられるのも今のうちよ。




















                        ———私がチームKを地獄の海で溺れ死なせてあげるわ!!」




***
後半戦、かなり変わります。というか、かなり恐ろしいです。←
あっ、皇帝ペンギン3号はちゃんとだしますのでご安心を<m(__)m>