二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 新・世界で噂の双子姫?! ( No.47 )
日時: 2011/12/25 21:41
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 数学の勉強、難しくて時間かかった…;;

第8話「再開」


〜イタリアエリア〜

ラティア「フィディオ!」

イタリアエリアにある広場。ラティアはフィディオを見つけ、少し大きい声で名前を呼ぶ。フィディオもラティアに気付き、手を振っている。

ラティア「待った?」

フィディオ「いや、今来たところ。」

ラティア「今来たって…、約束の時間までまだ10分もあるわよ?宿舎もすぐ近くだし…。」

フィディオ「時間に遅れたらラティアに殺されるから、早めに来て待ってたんだ。」

ラティア「そうだったの。まぁ、その方が料理の時間が長くなって嬉しいんだけど。」

フィディオ「じゃあ行こうか。別荘ってどこ?」

ラティア「すぐそこ。」

ラティアが指す方向を見てみると、とてつもなく大きな建物があった。

フィディオ「さ、流石世界のクラリス家…;」

ラティア「じゃあ行きましょうか。」

フィディオ「そうだな。」


円堂「タイヤ…、タイヤ…、なかなか良いタイヤなんて落ちてないよなぁ…。」

その頃、円堂はタイヤ探しをしていた。

円堂「ドーンと重みがあって…、ブカーッって太くて…、ドバーンってやってもびくともしないタイヤが…。」

その時、円堂の横を一台の軽トラが通り過ぎた。

円堂「えっ?…あぁ———!!!見つけた!!そのタイヤ待った———!!!」


ラティア「…なんでヘディングやってんの?というか、なんでサッカーボール持ってきてんの?」

ラティアはヘディングしながら歩くフィディオに呆れ気味にそう聞いた。

フィディオ「…なんとなく。あっ、ラティアもやる?」

ラティアはフィディオからボールを受け取り、ヘディングを始めた。

フィディオ「おぉ!流石!」

ラティア「これくらい、誰でもできるでしょう。褒めるほどのことじゃないわ。」

フィディオ「ラティアって他人にも厳しいけど、自分にも厳しいよね。だからこそ、キャプテンが務まるんだろうけど。」

ラティア「今の私はキャプテンでもなんでもないわ。…はい、ボール。」

フィディオはラティアからボールを受け取り、またヘディングを始めた。

ラティア「今日、面白い選手に出会ったの。」

フィディオ「面白い選手?」

ラティア「えぇ。n円堂「うわっ!!」

ラティアが話そうとした途端、円堂とぶつかりそうになった。ラティアとフィディオは円堂をかわし、フィディオは倒れそうになった円堂を支える。

フィディオ「大丈夫?」

円堂「ああ、ありがとう。…あっ!お前…。」

ラティア「守?!」

円堂「あっ!!ラティアじゃないか!!こんな所で会うなんて偶然だな〜!!」

ラティア「えぇ、そうね。」

その時、ガコンッと音がした。3人は音がした方向を見る。ボールが軽トラの荷台に入ってしまったのだ。それに気付いた3人は慌てて追いかける。

円堂「ごめん!ボールを!…!!速い!!」

フィディオはぐんぐんスピードを上げる。そして、円堂はもっと信じられない光景を見てしまった。

円堂「ラティアが…、軽トラと同じスピードで走ってる…?!」

それは、ラティアが走っている軽トラの窓ガラスを叩く光景だった。




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長くなりそうなので、ここでちょっと切らせていただきます。