二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 新・世界で噂の双子姫?! ( No.48 )
日時: 2011/12/25 22:44
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 数学の勉強、難しくて時間かかった…;;

第9話「天才少女」


ラティア「フィディオ!!向こうの坂で待ってて!!」

フィディオ「分かった!!」

フィディオはそう答えると、狭い路地に入っていった。

円堂「おい!!」

フィディオは障害物をかわし、通路を抜けた。

円堂「こんな所、何にもぶつからずに…、しかもあのスピードで!!」


ラティア「すみません!!」

ラティアは軽トラの窓ガラスを叩く。軽トラは急ブレーキをかけた。

ロココ「ラティア!!」

ラティア「ロココ?!師匠も!!この軽トラ、師匠のだったんですね。」

師匠「急に窓を叩かれたから驚いたぞ。どうしたんだ?」

ラティア「実は…。」

ラティアはさっきの出来事を話す。

師匠「そういうことだったのか…。」

ラティア「持ち主が向こうの坂で待っているんです。」

師匠「分かった。じゃあ、道案内をしてくれないか?この辺は来たことがなくて分からないんだ。」

ラティア「分かりました。(調べずに知らない道を通るなんて…、師匠らしいわね。)」


ラティアが坂道に着いたと同時に、フィディオがやってきた。

ラティア「あら、もう着いてるのかと思ってたけど…。」

フィディオ「意外と遠くて…。」

フィディオは息を整えながらそういう。

ラティア「…なんで息切れしているの?貴方、イタリア代表でしょう?私、軽トラと同じスピードで走ったのに全然疲れてないんだけど。」

フィディオ「そりゃあ、ラティアが疲れたところなんか見たことないからね。」

ラティア「運転手さんには訳を話しておいたわよ。」

フィディオ「そっか。ありがとう。」

少しして円堂も追いついた。

円堂「あいつら追いついたんだ…。スゲぇ…!!」

その時、円堂の方にボールが転がってきた。円堂はボールを受け止める。

フィディオ「危ない!!」

ラティア「守なら大丈夫よ。」

フィディオ「えっ?!」

ラティア「見てれば分かるわ。」

円堂「…うわっ!!ゴッドハンド!!」

円堂はゴッドハンドでタイヤを受け止めた。

フィディオ「止めた?!なんてパワーだ…。」

ラティア「やっぱり凄いわね…。」

ラティアとフィディオは円堂にかけよる。

円堂「これ、悪かったな。」

フィディオ「ああ。」

円堂「お前、スッゲー速いんだな!!着いていけなかったぜ!!」

フィディオ「君のパワーも大したものだよ!」

円堂「俺、円堂守!日本代表のGKなんだ!お前、イタリアの代表だよな?昼間練習してるところ見たぜ!」

円堂がそう言うと、フィディオはクスッと笑う。

円堂「ん?どうした?」

フィディオ「いや、日本人には知り合いがいてね…、彼のことを思い出した。俺、フィディオ・アルデナだ。」

円堂「フィディオかぁ!宜しくな!」

円堂はフィディオと握手したあと、ラティアの方を見た。

円堂「ラティア、あんなに速かったんだな!!サッカーやってるって聞いてたけど…、あんなに凄いとは思わなかったぜ!!」

ラティア「わ、私は別に…///」

ラティアは頬を赤くして照れる。

ラティア「あっ…、そろそろ行かないと食事の時間がなくなるわ。」

フィディオ「本当だ…、急がないと。じゃあね。覚えておくよ、円堂守。」

円堂「ああ!試合で会おうぜ!フィディオ!ラティアも今度、勝負しような!」

ラティア「えぇ!楽しみにしてるわ!」


円堂と別れたあと、ラティアとフィディオは別荘に向かっていた。

ラティア「彼が面白い選手よ。」

フィディオ「円堂守か…。アジアにあんな凄いGKがいたとは思わなかったよ。」

ラティア「…ま、世界最強はティアラでしょうけど。」

フィディオ「ティアラの強さは次元が違うからね^^;」




***
ふぅ…。いつになったら開会式にいけるんでしょうかねぇ…。←