二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 新・世界で噂の双子姫?! ( No.53 )
日時: 2011/12/27 11:48
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 今日もお母さんが午前中仕事なので、PCやってますw

第12話「開会式」


開会式が始まる5分前、スタジアムは満員だった。

ティアラ「ラティア!!」

一番後ろで立っているティアラを見つけ、ラティアは駆けよる。その時、見覚えある少年が2人いることに気付いた。

ラティア「ヒデ!ルカも!久しぶりね!」

ルカ「ラティア!久しぶり!」

ヒデ「元気そうだな。」

ラティア「貴方達もね。でも、どうしてここに?」

ティアラ「入り口で偶然会って、一緒に開会式見ることになったんだ!」

ラティア「そうだったの。」

ヒデ「さっきの記者会見、見たよ。」

ラティア「え;」

ルカ「生中継なのに、凄く落ちついてたね〜。」

ティアラ「あと、化粧してたよね!すっごく綺麗だった!オルフェウスの皆も褒めてたよ!」

ラティア「オルフェウスの皆も見たの?!嘘でしょ?!」

ティアラ「本当だよ!あのあと、フィディオと一緒にオルフェウスの宿舎に行って、皆と見たもん!」

ラティア「えぇ〜…、最悪…。」

ラティアはその場にしゃがみこむ。

ビアン「ニャア〜…。」

ビアンが慰めようと傍による。ラティアはビアンを抱きよせた。

ティアラ「なんでそんなに嫌なの?失敗したわけじゃないじゃん。」

ラティア「化粧が派手で似合わなかったの!!だから、化粧嫌だったのに…。」

ラティアは泣きながらそう叫ぶ。その様子を見てヒデとルカは苦笑、ティアラは頭に「?」を3つ浮かべていた。

スカイ「クルル〜!」

ティアラ「スカイ、どうしたの?…あっ!開会式が始まった!」

盛大な花火が上がり、開会式が始まった。ラティアもビアンを肩に乗せて立ちあがる。

実況「さあ!全世界が注目するサッカーの祭典!『FFI世界大会』!!予選を勝ちぬいた強豪10チームが、サッカーのために造られたこの聖地『ライオコット島』で激突します!実況は私、マクスター・ランド。解説は元ヨーロッパリーグMVPストライカー、レビン・マードックさんでお送りします。」

解説「よろしく。」

ティアラ「この島ってこの大会のために造られたの?」

ラティア「違うに決まってるじゃない。」

解説の説明とともにチームが入場してくる。

ヒデ「それじゃあ行ってくる。」

ルカ「いいのか?最後まで見ていかなくて。」

ヒデ「ああ。」

ラティア「旅に行くのね。」

ティアラ「ヒデ!今度会ったら勝負してよ!」

ヒデ「ティアラは俺よりはるかに強い。勝負にならないよ。」

ティアラ「私はしたいのー!!><」

ヒデ「分かった。じゃあ、今度会った時な。」

ティアラ「うん!約束だよ!」

そういうと、ヒデとルカはスタジアムをあとにした。

ラティア「ティアラ。」

ティアラ「ん?…あっ!ユニコーンだ!…。」

ラティア「どうしたの?」

ティアラ「なんか、マークがキャプテンって違和感ある。やっぱり、ユニコーンのキャプテンはラティアだよね、うん。」

ラティア「そんなこと言われても…;私、もうユニコーンの選手じゃないし。」

ティアラ「そうなんだよね〜。あ〜あ、私達も出場したかったなぁ〜。」

実況「さあ、いよいよこの強豪10チームが激突します!世界の頂点に輝くのは、どのチームなのか?!」

ティアラ「今さらだけど…、このチームって強豪なの?」

ラティア「普通の人達から見れば強豪なんじゃない?」

ティアラ「皆、私達にボロ負けしてるよね〜。まぁ、イナズマジャパンは戦ったことないけど。」

ラティア「大丈夫、私達より強い選手なんてこの世に存在しないわ。」

ティアラ「当たり前じゃん!」

実況「FFI世界大会!!ここに開幕いたします!!」

ラティア「…ま、せいぜい私達を退屈させないように頑張りなさい。」

ティアラ「そうそう。もし退屈させたら、地獄の太陽で焼け死んでもらうからね。」

ラティア「フフッ。じゃあ私は、地獄の海で溺れ死んでもらおうかしら。」

世界最強の双子姫は選手達を見下すように嘲笑い、スタジアムを去っていった。


?「いよいよ始まりますなぁ。」

?「ああ。この開会式は、私の計画の始まるの儀式でもあるのだよ。ヘンクタッカー君。」

男はそういうと椅子から立ち上がり、4枚の写真をテーブルに置いた。

?「あと2人…。こいつらさえ潰せば、世界は私の思いのまま…。私のために死んでいただこう。

















                    ————ラティア・クラリス、ティアラ・クラリス。」




***
やっと開会式終わった〜!!