二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 新・世界で噂の双子姫?! ( No.72 )
日時: 2011/12/31 21:37
名前: 姫佳 (ID: vCVXFNgF)
参照: 今年1年、ありがとうございました^^

第17話「豹変したラティア」


勝負から数時間経過———

ティアラ「裏技でシェイミゲットだぜ☆あとはダークライだね!」

ティアラ姫、グラウンドでプラチナやっちゃってますw←
ラティア姫はベンチに座って音楽聴きながら小説読んでます。因みに、聞いてる曲は「トリノコシティ」です。ボカロです。

円堂「…;;」

円堂、ティアラに声かけられずに困ってます。

円堂「ラ、ラティア〜…。」

困った円堂はラティアに声をかけた。

ビアン「ニャア。」

ラティア「ビアン、どうしたの?」

ビアン「ニャア〜。」

ラティア「守が呼んでるって?ありがとう。」

ラティアは小説とヘッドフォンを鞄にしまい、円堂のところに向かった。

ラティア「守、どうしたの?」

円堂「ああ…、ティアラが…。」

ラティア「ティアラ?…ああ、いつものことだから。」

円堂「えっ?!」

ラティア「この子、正式な試合じゃなかったらいつもゲームやってるのよ。大丈夫、ちゃんと参加するから。」

円堂「でも、フィディオ達もよく怒らないよな…。」

円堂がそう呟くと、ラティアはクスッと笑った。

ラティア「『怒らない』じゃなくて『怒れない』のよ。」

円堂「どういうことだ?」

ラティア「言ったでしょう?私達と試合した奴等は、全員重傷になるって。彼等もそうだったの。」

円堂「えぇっ?!あんな凄いプレーするあいつ等が…?!」

ラティア「嘘だと思うなら聞いてみれば?多分、全員両足骨折したと思うわ。だから、貴方もティアラのシュートは避けた方が身のためよ?じゃなきゃ、2日後のナイツオブクイーン戦…。いいえ、FFIの全試合には参加できないと思いなさい。」

円堂「…いくら危険でも、それはできない。俺はシュートを避けるためにここにいるんじゃない!シュートをとめるためにここにいるんだ!」

円堂がはっきりした言葉でそういった。直後、驚いた顔をしていたラティアが険しい顔になった。まるで、悪魔のように———

ラティア「…貴方、ティアラを『女だから』って見下してるの?」

円堂「えっ?!」

ラティア「下らない冗談を言うのはやめなさい。今までだって、私達を『女だから』という理由で見下してきた奴は多かった。でも、全員私達の前に跪いた。」

この表情にはティアラも驚いていた。14年間、一緒にいてこんなに険しい表情をしたラティアは初めて見たからだ。勝負をしていた4人も、緊迫感を感じたのか勝負を中断する。

ティアラ「マーク…。」

勝負を中断したことに気付いたティアラは、マークの傍に駆けよる。

マーク「…なにかあったのか?」

ティアラ「分かんない…。でも、あんな表情をしたラティアは初めて見た…。」

ラティア「貴方なんかに、私の本心なんて分からないわ。」

円堂「えっ…?」

ラティア「私、本当はFFIに出場するつもりだったの。勿論、ティアラも。ユニコーンの皆と世界一になるって約束した。でも…、私達は『あいつ』から一番大好きだったものを…、サッカーを奪われた。」

円堂「サッカーを…、奪われた…?」

ラティア「そうよ!アメリカ代表決定戦が始まる前日、私達にある悲劇が起こった。そのせいで、私達は代表を辞退することになった…。でも、どうしてもFFI世界大会は見たくてここにきた。今、私達がどんな気持ちでここにいるかなんて、貴方には分からない!純粋にサッカーを楽しんでいる貴方にはね!!」

円堂「!!」

ラティア「…ティアラ、私がこの勝負に参加してもいい?」

ティアラ「えっ?!う、うん…。」

ラティア「貴方はもうすぐ地獄の海で溺れ死ぬことになるわ。覚悟しなさい!!円堂守!!」


***
シリアスになってるといいんですけど…。どうでしょうか?