二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO【サッカーという名の希望】 ( No.9 )
- 日時: 2012/01/14 16:24
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
1話 変わったね
美「えっ、ほんとう!?」
自室で、美智羽はうれしくて声をあげた。耳元には受話器。
電話相手はつづけた。
?『ああ、もちろんだ。そっちの町に行けることに決まった。ずっと考えていたけど、オーケー出してもらえるとは思わなかったよ。』
美「あぁっ、すごくうれしい! あしたから同じ学校なんだな!」
?『美智羽、しばらく会わない間に、すごく明るくなったんだな……。』
美「えっ……。」
美智羽はいきなり、思いもよらないことを言われ、返答に困った。
しかし、すぐにパッと笑顔をつくって、
美「そうかな? 会う前にそんなこと言うなんて、おまえもすごくかわったと思うぞ。」
?『えっ、そうか? 変わらないと思う。』
美「いや、すっごく変わったよ。それに、もし変われてるとしたら、それは『ここ』の人のおかげさ。」
?『……いい“家族”を持ったな。』
美「……ああ。」
ふたりの会話は、そこで終わった。
次の日
美「あっ、てーんまっ!」
天「わっ。って、美智羽! おはよう。」
美「はよ! なあ、天馬知ってる? 今日2年の方に転校生が来るんだよ。」
天「えっ、ほんとう!? 美智羽は情報通だなぁ。」
美「アハハッ、前も言われたことあるある〜。」
天「そうなの?」
美「イエ〜ッス♪ ていうか、知ってるのは、オレの知りあいだからなんだけどww」
天「そりゃ知っててとうぜんだね。」
美「だろ〜アハハッ。」
ふたりの会話に、葵と信介もくわわってきた。
信「なに話してるの?」
美「おっ、ごきげんようピカチュウ君。」
ピ「だからボクピカチュウじゃないって! って表示!!」
葵「あははっ、『ピ』になっちゃってる!」
ピ「ボクは信介だぁ〜! もとに戻さないとぶっ飛びジャンプだぁ〜!」
天「信介、誰に言ってるの?」
ピ「作者。」
全「???」
先「こらー、席につけー。」
先生が入ってきたことで、会話はいったん終了。
先生はゴホンッと1回せき払いをすると、出席票を見ながら言った(そういうクセです。)
先「えっと……きょうは2年の方に転校生がきている。そして、そいつの好意で、ここにもあいさつしにきてるぞ!」
全「えぇっ!?」
あたりがドヨッとどよめいた。しかし、美智羽だけは大あせり。
美(ななな、なんと! そんなの聞いてねえ……;;)
先「入れー。」
美「えっ!?」
入ってきた人は——
笠見矢玲だった。