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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ポケモン短編】Restart!【リク募集】 ( No.8 )
- 日時: 2012/03/01 17:41
- 名前: グレイ ◆Qk0AOa1nlU (ID: pBQ/49vn)
突然だが、僕は彼女のことが好き。
彼女って言うのは僕の友人の1人で、トキワシティに住んでいるナツメ。
綺麗な黒い髪に、金色の瞳。
人見知りだけど、天然で、ポケモンが大好きで、優しい。
一緒に居ると心の中が暖かくなる、そんな子。
だけどね、でもね
「あ、レッド…」
「! ナツメ、久し振り」
忘れてた、ここはトキワの森だった…
なるべく会いたくなかったんだけど…ね。
何でって、それは…
「おーい、どうしたナツメー?」
「あ、ヒビキ!」
何でって、それはヒビキが居るから。
ヒビキは、最近ここら辺を拠点にしてポケモンのトレーニングや、生態の研究とかをしてる。
ナツメがヒビキに会うと、とっても嬉しそうに笑う。
前に僕と話してる最中に、突然ヒビキがやってきて、その時気が付いた。
いつも笑ってる彼女の笑顔が、よりいっそう幸せそうなことに。
そして気が付いた、彼女はヒビキのことが好きなんだ…と。
悔しい、何で僕じゃ無いんだ? そう考える自分は醜い。
だから、会いたくなかったんだ。
「ヒビキ! 今日は…何してたの…?」
「ん? バクフーンのトレーニングだよ」
「レッド、私達も…手伝おう?」
屈託の無い笑顔で微笑み、僕に手をさしのべる。
僕は無言で彼女の手を取り、3人で手を繋ぎ歩く。
きっと、僕は君にこの思いを伝えられないだろう。
でも、君が僕の近くで笑っていればそれで良いんだ…
【幸せならば】
(それでいいんだよ)
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