PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第十七幕 臙脂《えんじ》 ( No.27 )
- 日時: 2012/07/15 22:56
- 名前: 無雲 (ID: C5xI06Y8)
『○月×日(曇り)
旦那みたいなふざけた髪の色した奴に職質。
俺が話しかけてもシカトしてきたので、バズーカを発射。
向かいにあったファミレス半壊。』
「総悟おぉぉぉおお!!」
真選組屯所に土方の怒号が響き渡った。
自室で惰眠を貪っていた沖田は、突然の騒音につけていたアイマスクを持ち上げた。
暗闇から一転、暖かな日光が視界に眩しい。
その視界のなかに、彼がこの世で最も毛嫌いする人物が入り込んでいた。
「何ですかぃ土方さん。んな大声出したら血圧上がりますぜ。つーか高血圧で死ね土方コノヤロー。」
「誰のせいで血圧上がってると思ってんだ!それより、こいつぁ何だ!」
土方の手に握られているのは一冊のノート。表紙には黒マジックで『真選組活動日誌』
と書かれている。
「今日のお前の記録何だ!テメーは俺に厄介事の後処理させるために巡回行ってんのか!?」
「まあ、七割はそうですねィ。」
「七割もかよ!!」
怒鳴り散らす土方に鬱陶しそうな視線を投げると、沖田はアイマスクを完全にとった。
「土方さん、俺が何で職質かけたかわかりやすか。」
いつになく真剣な様子の沖田に、土方は閉口する。
そんな土方を見据える臙脂色の瞳が鋭い光を帯びた。
「そいつ、血の匂いがしたんでさァ。」
オリキャラNO・7
森川聖
髪色・緑がかった黒
目色・金
月華隊二番隊隊長
前髪が長く、それが目を完全に隠している。
昔、わけあって失明してからずっとそんな感じ。ちょい根暗で落ち込むと立ち直らせるのが大変。
武器は持たず、体術で戦う。
好きなものはカードゲーム。嫌いなものは強風(前髪がなびいて目が見えてしまうから)
PR