二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: アヴァロンコード ( No.154 )
日時: 2012/09/30 01:59
名前: めた (ID: UcmONG3e)

 第五章 大会

‐予言の書は古きものにより失われる
 大地は怒り、大いに揺れ
 あらゆる街を破壊する
 四つののろわれた竜は彼らの地で目覚めるだろう


西の砂漠に入り込んだティア。

だが大変なことにオオリに水筒を奪われたままだったことに気づいた。

「水筒ないけど…というかもらったもの、飛刀以外全部奪われてしまったからなぁ」

「そういえば、アイツ、このあたりにオアシスがあるっていっていたよな?」

あいつと言うのはアンワールのことだろう。

「そこにいくしかねーな」

『…それまでは、氷をなめるしかない…』

すると、ミエリがそれだけじゃないよ、と声を張り上げる。

「太陽の心配だってあるよ。ティア、帽子もケープも取られちゃったよ…」

問題は尽きない。

「そうだよ、私が草花で体中を覆ってあげる!」

「おい、おまえここ砂漠だぞ。力使えるのかよ?」

レンポに突っ込まれるがミエリは当たり前じゃないの、と言う。

ティアに願ってもらえば力は出る。

「さぁ、ティア。大火傷しないうちに私に命令して!」



ミエリのおかげで体中をツタで覆われてケープのような感じがする。

「外見は気にしちゃだめ。花くらい咲かせられるけどー」

体中緑でぐるぐるまきのティア。

「ミイラ…」

レンポに言われるが言い返せない。

まさにその通りだ。

「ミエリ、オアシスの方向とかわかる?」

植物が生い茂るオアシスをミエリならばわかるかと聞いてみる。

ミエリは風を呼んでいるように見えた。

ちょっとまってねーと目をつぶる。

しばらくすると、先陣を切って飛んでいった。