二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改第1話 ( No.1 )
日時: 2013/03/24 10:48
名前: れ、れ、れ、霊 ◆3gSCMfYtlY (ID: JryR3G2V)
参照: http://syaininngu

…俺は死んだ。

…ある人に憧れて死んだ。

…悔いはない。逆に満足している。

憧れは、アニメの中の人だった。

その人は、自分の理想のために戦った。
そして勝った。
俺はそれに憧れた。
そしてまた俺も、それを真似て人を一人助けて死んだ。
だから…悔いはない。

「ホントにそうか?」

…誰だ。あたりを見回しても誰もいない。俺がいる空間は、下は海。上は逆さの火山、もう一度あたりを見回しても誰もいない。

「俺の姿は人には見えん。だが声は聞こえるだろ?そうしないと案内が出来ないからな。」
案内?

「あぁ。俺はお前を天国か地獄に案内する案内人だ。…もう一度問う。お前はこのままあの世に行きたいのか?」

ここがあの世じゃないのか?

「ここはあの世の狭間。一度ここで魂を浄化しないとあの世に行った瞬間消えるからな。それでどうする。もうあの世に行っちまうのか」

冗談はよし子さん。

「古いな!?」

まだあの世に行かなくてもいいなら。もう一度生きて人生人助けでエンジョイするぜ!!

「その言葉を待っていた」

待ってたの?声の主は嬉しそうな声を上げた。

「お前のしたことは十分に称賛に値する。だからご褒美としてお前を生
き返らせてやろう。ただし別の世界でな」

別にいいよ。どの世界でも人助けはできる…し!?

「どうした?」

いや…あんたが見えてびっくりしたんだが。目の前には、白衣を纏った切嗣みたいなやつがいた。

「ほう…すごいなお前。俺の姿は、肉体、精神があって初めて見えるのに、お前目が異常にいいな」

いやいや。体がないのに眼とか関係あるのか?

「いわゆる心眼とかいう物だ。大抵の人間は、能力を持っていないが稀にいるんだよ。能力を持って生きていて開花しないで死ぬ奴が」

へ〜例えば?

「…ほとんどくだらない能力だが聞くか?」

やめとくよ。

「だろうな。そんじゃ、お前を転生させてやる。どこがいい」

どこでもいいよ。

「言うと思ったが、アニメの世界に転生させることになっている。そうすればどんな時にどんな人が困っているか分かりやすいだろ?」

ああ。引きこもりしてた時に大体は見たよ。

「そうか。そんじゃ転生させるから能力を5つ選べ。さすがにどんなことでもありのアニメじゃくたばっちまうのが早いからな」

ありがと。それじゃあまず一つ目いいかい?

「ああ。どんなチートでもいいぞ」

そんじゃお言葉に甘えて。まず、フェイトの英霊エミヤの容姿と能力で。

「ああ。分かった、そんじゃほれ」

うん?…おお!!

「すげぇ!!あっという間になっちまったよ」

「あと、もう一つご褒美をやるよ。来たれ、この者の憧れよ!!」

「えっ??」

嘘だろ。おい!?

目の前には俺の憧れの、

衛宮士郎がいた。