二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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文寸 (さよなら絶望先生)
日時: 2009/12/16 18:56
名前: 水無月の十二 (ID: j1QX106.)

「せんせーい!」
ぱたぱた
教壇から降りようとする先生に声をかける
「何ですか?授業が終わってから藪から棒に…
質問なら授業中にして下さい」
「対義語ゲームをしませんか?」
「は…?」
「さっきの国語でやったじゃないですか!」
(もしかしてこの私を試しているんでしょうか?
それなら・…)
「いいですよ」
「異」
「・…へ?」
「いやだなあ、もう始まっているんですよ?」
「ああ、そうでしたか。じゃあ、普」
「乱」すぐに先生が「整」と答える
「楽」 「辛」
「近」 「遠」
「内」 「外」
「攻」 「・…ちょっと待ってください。」
「なんですか?」
「もしかして、このクラスの人たちの対義語ですか?」
「そうですけど?あ、今は晴美ちゃんです」
「それなら…確か受…ですか?」
「その通りです。じゃあ、カエレちゃんで帰」 「出?」
「倫ちゃんで妹」 「もしかして兄…?」
「芽留ちゃんで送」 「また受ですか?」
「大草さんで貧」 「失礼かもしれませんが富」
「あびるちゃんで蹴」 「類義語になってしまいますが殴」
「いいですよ、じゃあ三珠ちゃんで悪」 「善ですよね」
「加賀ちゃんで加」 「被ですね」
「みんなで喜」 「…悲」
「じゃあ、躁」 「え・…誰の事ですか?」
「さあ、先生どうぞ?」
「質問に答えてください・…」
「私ですよ?」
「………鬱…ですね?」
「はい、その通りです」
しばらくの沈黙が続く・…
「先生・…今から言うのは本当の事です。
でも、ゲームは続いています」
「はい?」
「私は白い嘘を言います」
「……私は黒い真実を言います」
「私は貴方が嫌いです」
「・…私は貴女が好きです」
先生は顔を赤くしてそういった。
「先生、ゲームは終わりです。これは真実です。」
「・…一つ聞いてもいいですか?貴女は嘘を言いますと言った後、私のことを嫌いだといいました。それって・・」
「別に聞かなくってもいいんじゃないですか?」
少女はそういって笑ってこちらを見ていた。


これで終わりです。
対になっている言葉を書きたくて書きました。
長くなりすぎた;
批評は受け付けません。
よろしくお願いします。

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