二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ひぐらしのなく頃に 輝
日時: 2009/12/24 13:14
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: XK5.a9Bm)

新しい仲間が増えた時
それは新たな惨劇を意味する

新たなカケラが増えた時
それは戦いのループを意味する

それでも私は戦える

たとえ貴方が信じないとしても、私は絶対信じてる———

これが運命だとしても、奇跡は必ず起きるから———ッ!

☆*☆*☆*☆

お初の人も、前作を見てくれた方も、どうもです☆

これで立て直すのは、実は6回目です(汗

大会中に消えるって!て突っ込んでしまいました(汗
まあ、頑張っていこうと思います♪

此方は前作「ひぐらしのなく頃に 歩」の続編です!
・・・それだけです!(オイオイ

前作「ひぐらしのなく頃に 歩」
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14018
前前前々回、プロローグ〜10話
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13893
前前々回、11話〜15話
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14084
前々回、16話〜21話
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14230
前回、22話〜23話
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14501

♪ひぐらしソング&ひぐらし動画♪
「コンプレックス・イマージュ」FULL
http://www.youtube.com/watch?v=4DtEicUihng
「澪尽し編OP」
http://www.youtube.com/watch?v=hj0HAaK0kfU&feature=related
「その先にある誰かの笑顔のために」
http://www.youtube.com/watch?v=XdvOUCeYYZo&feature=related
神画質 「Super scription of data」
http://www.youtube.com/watch?v=hILGMmFHPnY&feature=related
アニメ「ひぐらしのなく頃に解」厄醒し編〜祭囃し編
http://www.youtube.com/watch?v=GRvlA9TSY6Y&feature=related
「why,or why not」
http://www.youtube.com/watch?v=2Y169Ca5sxE
「最終巻絆、PV」
http://www.youtube.com/watch?v=EVUI67P9Es8

☆キャラ絵☆
ウチ作、麻由
http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?329197
ウチ作、羽入
http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?342488

〜*♪此処に来てくれた仲間達♪*〜
ゆずき
うっさー
ユメさん
m,kさん
藍羽さん
瑠留
月乃さん

皆!ありがトゥーッス☆
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

では楽しんで読んでもらえたら光栄です♪

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Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.9 )
日時: 2009/12/17 08:38
名前: ゆずき (ID: JryR3G2V)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14545

めっちゃくちゃ楽しみやもんw


ルミカcは
リアトモですかー?
気になるー教えろー((フランw

つーかマユの小説の書き方大好きw
行とかの変え方も絶妙だC↑!!!!!!

Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.10 )
日時: 2009/12/17 21:34
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: Rc3WawKG)

ゆずき☆

瑠美可はリア友じゃないよー!

ウチのリア友は、漫画を書く方が得意でねー(羨
ちなみにいうと、桃はウチの友をモデルにしてるから、正確とかそのまんまだよ!

その褒め言葉、胸に刺さったッ!
ウチはゆずきの小説大好きだぁぁぁ!(何故か叫ぶ

Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.11 )
日時: 2009/12/18 17:41
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: syXU4e13)

         25、決意

—優羽side—
教室の扉を少しずつ開くと、先生のお説教が飛んできた。
「宮口さん!神田君!遅刻ですよ!」
「すみません、遅れました・・・」
頭を下げる私を余所に、宏人は直ぐ席に着く。
私の席は、しっかりと圭一君達のところに設置されていた。


皆は、私に声を潜めて尋ねてくる。
「どしたの?元気ないね」
「風邪でもひいたのかな?かな?」
「そしたらヤバいねー!夏風は治りにくいから」
魅音ちゃん達が心配して傍に歩み寄るが、私は「大丈夫」と一言伝えた。

そうだよ、辛くなんかない。
これでようやく終えるんだから・・・。



「よーし!今日の部活を開始する!」
魅音ちゃんが叫んだと思えば、直ぐに喝采が巻き起こる。

背を向け、異次元ロッカーに手を突っ込む魅音ちゃん。
ロッカーに何段も重ねているゲームの箱やら成績表は、今にも雪崩れを起こしそう。


しかし、そんな注意をしている時間もなく、私達は帰宅の準備をする。
「ごめん魅音ちゃん!私と宏人もう帰るね!」
「えぇ?!!・・・んぎゃごッ!」
慌てて魅音ちゃんがロッカーから手を抜くと、ゲームの箱が魅音ちゃんに雪崩れ落ちた。
「デジャブのことをすな」
麻由ちゃんが魅音ちゃんの頭を小突くのを余所に、皆は私達を心配する。


「朝の遅刻と関係あるのか?そしたら打ち明けてほしいんだが・・・」
「やっぱり2人共病気なの?」
「風邪だったら早めに治してくださいまし!圭一さんをハメられませんわ!」
「沙都子!この野郎「此処で喧嘩は止そうか・・・」
1人1人が交互に話し掛けてきて、帰りにくくなる。

「ううん、全然関係ないよ!ちょっと買い出しとかしなきゃだから・・・」
「「そっか〜」」と諦めの表情で、皆は落ち込む。


「そーんなこと言ってぇ!デートなんじゃないのぉ?」
魅音ちゃんは、悪戯笑みを浮かべると、「へっへっへっ!」と笑う。

その姿をみて、多少の苛立ちを感じた。


「よしなよ魅ぃちゃん」
レナちゃんは、私の心境を勘付いたのであろう、魅音ちゃんの言動を止めてくれた。


「じゃあ、今日の部活はなし!また明日!」
魅音ちゃんは口を尖らせながらも、何とか了承してくれた。



夕焼け空を見上げながら、おもむろに歩く。


「優羽ちゃん」
後ろからレナちゃんの声。
急いで走ってきてくれたのか、息を切らしながら立ち止まった。

「何かあるなら、相談してね?」
「え・・・?」
「苦しみや悩み、相談したら心が軽くなるの、知ってるから・・・」
「・・・・・・」
それだけ言うと、踵を返して走って行った。


何が分かるんだろうか。
何も知らないくせに・・・・。


私はこの大地に誓う。
罪深き者の制裁は、必ず果たすと———。

Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.12 )
日時: 2009/12/24 13:12
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: XK5.a9Bm)

はいッ!見つけちゃいました☆

ひぐらしのなく頃に 絆 最終巻「絆」PV
http://www.youtube.com/watch?v=EVUI67P9Es8

メチャメチャ鳥肌がぁ・・・ッ!

Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.13 )
日時: 2009/12/24 13:21
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: XK5.a9Bm)

         番外編2、雪祝し編

—圭一side—

—12月24日—
今宵は聖なる日———。


「Merry Xmasッ!」
パーンと、部屋中にクラッカーの音が響いた。
皆一斉に鳴らしたせいか、火薬のような臭いが充満し、俺は思わず咳き込む。


「よし!今日はパァーっと派手にやるよ!」
サンタのコスプレもし、通常より一層騒がしくなる俺達。

そう、今日は待ちに待ったクリスマスイブ!
クリスマスは皆用事があるということで、今日パーティーをすることになった。

先日、全員で大急ぎで立てたツリーは、電球が色とりどりに光っている。



「よし!皆はサンタに何を頼んだかな?」
「今時サンタかよ・・・」
「サンタクロース・・・。それは人々の幻想なのか!それとも現実なのかッ!」

「サンタはいるよ!」
いつもの騒がしい姿とは裏腹に、純粋な気持ちをぶつける麻由。
ロマン好きだなぁ・・・おい・・・。

その麻由に便乗して、レナも意見を出す。
「サンタさんはいるんだよぉ☆」
その言葉を聞き、皆は黙り込んだ。

「ランディ君人形みたいなサンタさんが、レナにプレゼントを持ってきてくれるの☆」
そのかぁいいモード全開レナのお約束に、周りは苦笑いを忘れない。
多分レナの場合、産業廃棄物の不法投棄業者全員がサンタの気がする・・・。

「てか、趣旨変わってっから」
桃が突っ込むと、零と優羽が「うんうん」と頷く。
それを見た魅音は、「いけない」と自分の頭を小突いた。


「コホン・・・」
一つ咳払いを済ませ、途端に目を光らせる。


「それでは、クリスマスイブ恒例のアレ!やりますかッ!」
魅音が勿体ぶるように目を光らせるが、言いたいことは分かっていた。

「「プレゼント交換!」」
声を揃えてジャンプをする。着地の際に、畳が軋んだ。


部屋の真ん中には、仲間分のプレゼントが集められる。
しかし、皆同じ袋に入れただけで、ラッピングはしていない。

「だってぇー・・・。ラッピングしたら、誰の物か分かっちゃうじゃ〜ん!」
「でも、そしたらやり直しとかさ・・・」
「今回は、一回のやり直し無し!」
魅音の言葉を聞いた時、一斉にブーイングが起こった。

「それはキツイだろ・・・」
「だよなぁ・・・・?」
「はいはい!却下却下ッ!」
仕方なく了承し、魅音は背を向ける。
すると魅音は、用意していたラジカセとカセットテープを取り出す。


「よし!じゃあ、試しに曲を流すよ!」
始まりが待ち遠しく、これでもかと胸が躍る。

そして、魅音がラジカセのスイッチを押した。


「・・〜〜〜♪」
「「・・・・・」」
そのメロディーを耳にした瞬間、俺達の顔は一瞬にして冷める。
「これ・・・『戦場のメリークリスマス』?」
「そのとーり!」
ビシッと親指を立てる。

「お姉・・・。空気読めなさすぎますよ・・・」
いやいやまったくだ・・・・。
真面目に空気を呼んでくれ・・・。

その楽しそうな表情は、俺達の反応で徐々に曇って行く。

「魅音」
「ま、麻由。な、何?」
麻由は魅音に迫り、怒り口調で問い質した。

「今日はクリスマスイブなんだよ。楽しい楽しいイブなんだよ。それを・・・それをお前

はぶち壊しにしたいのかぁぁぁ?」
「わぁぁ!ご、ごめんごめん!」


そして、後に魅音にはお持ち帰り刑が決行されるとして、再会する。

「まあこんなこともあろうかと、ウチもピッタリな曲を持ってきたんだよ」
そして、テープをラジカセにセットし、スイッチを押した。

「〜〜〜♪〜〜♪〜〜♪」
それは、ケ○タッキーのCMで有名な、あの竹内さんの曲だった。


プレゼントを手渡され、隣にプレゼントを手渡す、の単純な動作を繰り返す。
・・・心なしか、魅音が燃えているように見えるのは気のせいだろうか・・・。

「〜〜♪〜♪〜♪〜〜〜♪」
ブツリと曲が止まり、皆も手を止める。


皆で順々に袋を開けていく。

一番に袋を開け、叫んだのは魅音だ。
「おじさんは自分のが戻ってきちゃったよー!」
あぁ、よくあることだな・・・。
普通はやり直しがきくものだけど、魅音自身が「無し」と宣言したから・・・。

「『策士策に溺れる』とは、まさにこのことか・・・」
「まさにその通りですわね・・・」
麻由が呆れ、沙都子が呟き、周りは頷くばかり。
魅音は床にうつ伏せになり、滝のように涙を流していた。


「このマフラーかぁいいよぉ〜☆お持ち帰りぃ☆」
「それウチの!今回はお持ち帰りしていいよ!」
レナの腕の中にあるマフラーは、綺麗に編み込まれていた。
麻由って意外と器用なんだな・・・。

その麻由に行き渡ったのは、小さいプレゼント。
「ウチが当たったのは・・・ブレスレット!」
「それは僕のなのです!シュークリームのチャームがポイントなのです☆」
さすが羽入・・・。シュークリーム好きなだけある・・・。

「それは俺のだな。梨花ちゃんに当たったか!」
「当たってしまったのです。にぱー☆」
梨花ちゃん、さり気なく酷いこと言うのは止めようぜ・・・。
・・・そして、心なしか魅音が悲しんでいるのは、気のせいだろうか。

「私は沙都子ちゃんのが当たったよ!トラップセット!」
「おーほほほ!たぁっぷりとお楽しみあそばせ!」
優羽、それは喜んではいけない品だ!

「これは・・・、ワイングラス?」
「それは僕のなのです。二日酔いを堪能するとよいのです」
ワインは零に合いそうだな・・・。
あと酒は20歳からな。

「俺は優羽のだな!これ、バッヂだな!」
「ライト機能付きだよ」
優羽はこういうものを買うのか。メモメモ・・・。

「私は幸弥さんの野球ボールですわ!」
よし沙都子!俺がホームランを阻止するぜ!

「僕は詩音のスタンガンなのです!あうあう!」
物騒だな・・・。

「私は零さんのです。・・・これカラコンですよね?」
プレゼントにカラコンって!!

まあ色々あったものの、遂に俺の順番になった。
妙に重くデカイプレゼントを担ぎ揚げる。
「俺が当たったのはぁー!・・・ランディ君人形?」
「はぅー!それはレナのなんだよ☆だよ☆今回はちょこっとミニサイズにしたの!」
目を輝かせて、「嬉しい?」と迫りくるレナ。
俺は案の定、苦笑いで言葉を濁す他ない。
・・・道理で、レナのだけデカイと思った。

てか魅音、お前は何故さっきから表情を転々とさせているんだ。
「「この大物鈍感野郎」」
零と幸弥はそう呟くと、さっさとプレゼントを床に置いた。



そして時間はあっと言う間に過ぎ、もう時計は7を差していた。

「よし!外に行こうか!」
「「はぁ?!」」
思いっきり間抜けな声を出す。

「もう外も暗いよ?」
「イブの夜は、何かが起きるって決まりなんだよ!」
答えになってねぇよ!
魅音のよく解らない説を前に、俺は腕を引っ張られ表に出た。



「「わぁぁあ!」」
玄関口を飛び出した直後、女子の歓声が沸く。

外は、雪が降ったホワイトクリスマスだった。
顔に一つ、また一つと雪が肌に触れると、ほんのりと冷たい。

「イブに雪なんて、ロマンチックだな!」
麻由は撫でるかのように、そっと雪に触れる。
うたかたの雪は、空から贈り物として、俺達に渡されていく。


「たまにはこういうのもいいよな」
さっきまでの騒がしい声は無くなり、皆は黙って空を。

気持ちよくて、天を仰ぐ。

「・・・あれ?」
俺に見えたのは、金色の満月。

・・・ソレが見えた瞬間、俺は満月に釘付けになった。
「え・・・」
聖なる夜、満月を背に現れた、一つの人影——。

俺が目を奪われていると、横から麻由と魅音が寄ってくる。
皆が見ていたらしく、全員人影に釘付けになっていた。


「サンタかもね!」
「——そうだな」
俺は否定せず、縦に頷く。


サンタなど信じる年頃じゃないけれど、今日だけは信じて、空に願おう。

この幸せが、ずっと続きますように———。

そんな願いが届くかは分からないけど、それが俺にとって最高のプレゼント。



シャンシャンと、窓の外から鈴の音が聞こえる真夜中・・・。
その心地のいい鈴の音で、俺は目が覚めた。


窓の扉が少し開き、床が軋む音が聞こえる。

・・・誰だ?
俺は半分寝ぼけながら顔を上げ、人影の正体を探ろうとする。
しかし、逆光で顔が見えない。

人影は口元に指を立てて、「静かに」のポーズをとる。

そして、その人物は俺の耳元に手を添え、囁いた。

——幸せに——

その言葉が何を表しているのか、それは誰にも分からない。
それは聖なる夜に現れた、聖なる者からのプレゼントかもしれない。


———Merry Xmas!———

——————————————————————
今宵はイブだぜ☆おい!
羽入「いつにも増してノリノリなのです!」

・・・今日は、遊助のライブ行けないからねー・・・
梨花「典型的なアホね」


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