二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- *+改×22+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○
- 日時: 2010/01/16 21:47
- 名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=11996
どうもー!!
スレがまた消えてしまった!!
と言うことで、またまた作っちゃいました★
諦めずに、頑張ります!!!
あ、初めましての人は覚えて下さると嬉しいですbb
「うっさー」って言います★
題名の通り、此処は「テニスの王子様」の小説です。
あっと、オリキャラも入っていますよー★
だから、「テニスのお姫様」!!
キャラ崩れ、しちゃうかもです。
字の間違いは注意してくれると嬉しいです♪
感想や、アドバイスもじゃんじゃん下さいねーbb
最初のうちは※アニメ沿い※になるかもしれません
▲うっさーの他の小説▼
【*+テニスの王子様+* 貴方は運命を信じますか———??】
※消えてしまいましたが、見てない人はこちらから
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13399
【*+テニスの王子様+* 貴方は運命を信じますか———??】
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14826
【テニスの王子様 and テニスのお姫様】
続きから、書かせていただきます。
なので、見たことない人はまず、こちらから見て下さい。お願いします↓
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=11996
【改×7 ★テニスの王子様 and テニスのお姫様★】
↓これの続きから書かせてもらいます。なので、必見です!!
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13380&p=1
【*+改×17+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○】
改×17では、クリスマス番外編や、これからその他の番外編も書きます!!
ちょっと意外な輪廻の姿とかも見られたりできるかもしれません!!
なので、↓は必見ですよ★ 一週間に1回でもチェックしてみて下さい。
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14689
■小説内でのお知らせ■
↓は、輪廻のキャラソンパートⅡです!!聞いてみてください!!
【http://www.youtube.com/watch?v=1p0vYlPN2gA&feature=related】
- Re: *+改×22+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.13 )
- 日時: 2010/01/16 22:00
- 名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=11996
*+第百十七話+*
「絶対、アンタのこと。許さない。人を物のように、扱うなんて…!!!」
輪廻がそんなことを思ってる最中だった。
ブーブーブー
音を立てて、輪廻の携帯が鳴る。
(電話?? ベリーからだ)
輪廻は通話を押すと、一旦、其処を離れることに。
***
「はい、もしもし。暁野宮 輪廻です」
なんて、律儀に自分の苗字まで名乗る輪廻。
『そっちに銀花行ってる?!』
向こうの電話では、随分の慌てようだ。
「ううん、来てない。…… 銀花がどうしたの??」
輪廻は冷静を保ちながら、聞く。
色々、察しは付いていたのだ。だから、念のため聞く。
『銀花がね、居なくなっちゃったのよ!! 貴方に会えなかったから』
最後の一言は余計だ。輪廻がそう思ったのは、100%。
「こっちに来てるんじゃない。それとも、友達の家か」
ベリーは慌てているのに、輪廻は相変わらずだ。
『じゃぁ、電話するの頼んで良い??』
ベリーが聞けば、輪廻はクスリと笑う。
「有無を言わせないくせに。まぁ、電話してみるから」
輪廻は言い終わると、切る。そして、溜息1つ。
「はぁ、裕太の試合、終わっちゃったじゃん」
***
「輪廻、お前アメリカに行ってたんじゃねーのかよ」
裕太は輪廻を見かけると、驚いて駆け寄る。
「まぁね。でも、ほら。約束してたでしょ?? 試合、見に来るって」
ニコッと輪廻が笑う。
「あ、あぁ」
裕太は曖昧に答えた。だけど、輪廻は相変わらずの笑顔。
「そうだ、次の試合。不二先輩だよね」
一瞬で空気が変わった。もちろん、輪廻が分からないはずもなく。
「そうだな」
裕太の表情がいっぺんしたのだから。
「ねぇ、裕太。これだけは覚えといてよ」
ニコッと笑うと、輪廻は裕太に耳打ちをした。
「それって、どういう意味だよ」
訝しげな表情で裕太は問う。
「そのままだよ。じゃぁ、私は電話しなくちゃならないから。んじゃぁね」
輪廻は手を振って、向こう側に走っていく。
「ったく、どこまでが本気なんだか」
裕太の悩みは日々、増えていく。
——————— これは私の場合なんだけどね。
自分の弟がもし、道具として利用されてたら ———————
——————— すっごく怒るよ。もちろんなんだけどね。
だから、裕太。 この試合 ———————
——————— 何が遭っても、目をそらしちゃダメだよ。
それは、現実を否定するのと、 ———————
——————— 同じことだと思うんだ。
それとね、裕太は分かってるだろうケド、 ———————
——————— 君のお兄さんは、すっごく弟思いだと思うよ。
さぁ、これから何が起こるのだろうか。
- Re: *+改×22+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.14 )
- 日時: 2010/01/16 22:01
- 名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=11996
*+第百十八話+*
「はぁ、全滅か」
何十件も電話をして、輪廻はもうクタクタ。
「日本語なら、こんなに疲れないのに。はぁ」
電話し終わってから、何度目かの溜息をする。
「ま、不二先輩の試合も終わったみたいだし… 裕太に会いに行くか」
***
「わっ!!」
輪廻は裕太の後ろに回ると、驚かす。
「わっ!! って、輪廻かよ。兄貴かと思ったぜ」
裕太も輪廻関係で、何度目かの溜息をする。
「いっつも周囲を集中して見ることだよ、裕太くん」
嫌味たっぷりで輪廻は言うが、2人の仲が、悪くなることはない。
「それより、何してたんだよ」
裕太が聞けば、輪廻は少し表情を歪ませた。
「え??」
裕太が不思議がる暇もなく、輪廻は笑顔に戻っている。
「ん〜… ちょっとね。何々?? 私が居なくて寂しかったとか」
ニヤニヤ顔で輪廻が聞く。いつも同じパターン。
「んなわけ、ねーだろ」
なんて、裕太が強く言えば、輪廻は寂しそうな表情になる。
「なぁんだ。ちょっと、期待してたのになぁ」
クルッと輪廻は後ろを向く。
「え??」
またまた動揺する裕太。
「なぁに、動揺してんのー?? 裕太くん」
輪廻には、からかいモードが発生している。
「お前ッ!! からかっただろ?!」
ようやく、からかわれたことに気付いた裕太。
「からかわれる方が、あ、青学のみなさん」
輪廻は裕太の後ろに居たらしき、青学のみんなを見る。
「お、暁野宮じゃねーかよ。試合見たか?? 見ないといけねェな。いけねェよ」
桃城は笑いながら、輪廻に言う。
「リョーマの試合しか見てないですよ。途中から電話があって、最後見れなかったですけど」
最後の方はボソッと呟く。よほど、電話が嫌だったんだろう。
「裕太。今日は、家に帰ってくるよね」
周助が言えば、裕太が反論する。
そして、周助が色々な策で裕太を家に来させようとしている。
どっちになったかなんて、輪廻には、分からないのだけど。
「ってことは、菊丸さまのスーパーアクロバティックも見てにゃいの??」
菊丸が輪廻に聞く。2人とも、笑顔だ。
まぁ、輪廻にとっては、暴走する恐れがあるから、見ない方が良いのだけど。
「はい、その時は、多分ですけど。空港に居たと思いますよ」
ニコッと輪廻が笑う。
「暁野宮、どっか行ってたのか??」
今度は桃城が聞く。輪廻はそれに頷く。
「はい、ちょっとあm「輪廻—————!!!!!」」
声と共に、誰かが輪廻を押し倒した。
- Re: *+改×22+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.15 )
- 日時: 2010/01/16 22:02
- 名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=11996
*+第百十九話+*
「輪廻—————!!!!!」
誰かが大声で輪廻の名前を叫ぶ。
「え?? って、うわぁ!!」
輪廻も後ろを向くが、誰だか分からず押し倒される始末。
「良かったぁ。まだ、向こうに居たら迎えに行こうと思ってたんだよ??」
彼は押し倒したことに、罪悪感を感じていないらしい。
「いたた… ちょっと重いんだけど」
輪廻は押し倒してる彼に言いながら、睨み付ける。
「あ、ごめんね」
その彼が退いて、右手を差し出す。輪廻はそれを握り立ち上がる。
だが、一向に離そうとしない。
「唖李栖、離して」
ギロッと言う効果音が付いて、いいぐらいの睨み付け。
「今、離すね。って、痛い!! 尋常じゃなく痛い!!」
唖李栖は痛さで表情を歪ませるが、輪廻は笑顔。
「言ったよね?? 前にちゃぁんと言ったよね??」
この笑顔が逆に怖いとは。周りのメンバーでさえも、少し表情を歪ませる。
主に、桃城・越前・菊丸・裕太なのだけど。
「な、何のこ。痛いッ!! ごめんってば!! 知ってるってッ!! 痛い!!」
いつも冷静な唖李栖が言うのだから、そうなのだろう。
「うん、ちゃんと聞いてたよね。行き成り、飛びつかないでって言ったよね」
ニッコリ輪廻が笑いながら言うと、唖李栖は何回も頷く。
「はい。家、帰ったら湿布するね」
パッと何も無かったように、手を離す。
唖李栖の手は真っ赤に染まっている。
「あ、大丈夫ですよ。一応、手が悪くない程度の痛さですし、外してますから」
輪廻はニッコリ笑いながら言う。
「そんなこと、笑いながら言われて、痛いッ!! 輪廻、笑顔で攻撃すんなッ!!」
今度の被害者は裕太。と思っていたら、パッと手を離す。
「今日は止めておく。肩、壊されたら嫌だし」
ボソッと最後の方だけ言う。それは、周助にしか、聞こえてなくて。
「おい、暁野宮。勝手にウロチョロすんじゃねー」
- Re: *+改×22+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.16 )
- 日時: 2010/01/16 22:03
- 名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=11996
+第百二十話+*
「おい、暁野宮。勝手にウロチョロすんじゃねー」
その言葉で、輪廻と唖李栖が同時に振り向いたことは言わなくても分かるであろう。
「跡部さん」
唖李栖は言うと、そっちの方に行く。
「勝手にうろついたら、あかんで」
「激ダサだな」
「まぁ、今度から言って動いてもらえば良いんじゃないですか??」
「羽根を伸ばすのも大切だぜ!!」
「ふぁ〜… 眠いC−」
忍足→宍戸→鳳→向日→芥川の順で言っていく。
言われながら、唖李栖は頭を撫でられたりされている。
(なんだ。唖李栖、ちゃんと馴染んでるじゃん。心配して損した)
輪廻は思いながら、笑顔。嬉しいのだから、当たり前なんだけど。
「え?? 暁野宮の弟って、氷帝なの??」
菊丸が言えば、輪廻は頷く。
「後、名前で呼んでください。色々、紛らわしいんです」
輪廻はニコッと笑うが、本当に笑っているのかは謎。
「じゃぁ、お前も氷帝にいるのか??」
今度は桃城が聞く。
まぁ、青学にしてみれば、氷帝はライバルであって。
輪廻は溜息をつく。このままだったら、質問攻めにあうだろう。
「いえ、私は向こうの学校に行ってるんで、日本では何処の学校にも、通ってないんですよ。
それに、唖李栖の場合は、こっちに来てからも学校に行きたいって言ってたからですし。
まぁ、その方が私は面白いので構いませんけどね」
なんて、ズラズラと文章が並んである。
多少、違っていることもあるが、これで良いのだろう。
(凄い言い分だなぁ、輪廻。絶対、怪しいよ。ま、それでも良いけど)
唖李栖が思っていることは内緒である。
「それよりや、跡部。唖李栖は見つかったし、はよ戻るで」
忍足が言えば、跡部は「あぁ」と言う。
「あ、輪廻。ちょっと、練習して帰るからね」
ニコッと唖李栖が笑えば、輪廻は頷く。
「頑張ってね」
同じく輪廻もニコッと笑った。
「当たり前だよ。じゃぁね」
唖李栖が手を振れば、輪廻も手を振る。
「じゃぁ、私も行きますね。こっちに帰ってきたら、寄ろうと思ってた所があったので」
***[唖李栖]
もし、あの時。
輪廻と一緒に帰ってたら、
君が悲しむことはなかったのかな。
そんなことを思っても。
過去は戻ることはない。
そう、戻れないんだ。
***
「やっぱり、日本に来たら、此処に来ないとね」
輪廻が来たのは、森林が多い空き地。
「此処じゃなんだし、水でも飲もうっと」
スタスタと森の中を歩く。
「やっぱ、此処のウォータークーラー、冷たいッ!!」
なんて言ってるときだった。
ガサッ
変な音が輪廻の耳に響く。そして、その音の方を見つめる。
「誰??」
そう冷たく言えば、人影が浮かぶ。
そして、人の顔がハッキリ分かった時だった、
【もう運命[輪廻]の歯車は狂い始めていたんだ】
「久しぶり、輪廻」
ニコッと相手が笑うが、輪廻は絶望的な表情。
【ううん、もしかしたら、もっとずっと前から狂っていたのかもしれない】
「な、ん…で」
言葉にならない声で輪廻は呟く。
頬に、一つ二つと雨がかかるのも、気にせず。
【真実は分からないけど、これだけは確かなんだ】
「私は、お前が大嫌いだッ!!!」
【頭がガンガンする。周りの人を巻き込みたくないのに】
「別に、それでも構わないよ」
【お前はいつも、笑ってその状況を楽しんでるんだ】
「絶対に、ゆるさッ!!」
【言ってる途中に、意識が遠のく。あぁ、また振り出しだ】
「おやすみ、狂いの舞いを踊る、俺のお姫様」
***
次に起きたときは、自分が何処にいるか分からなかった。
ただ、分かったのは、此処がすごく大きい家だっていうことで。
「頭が痛い。それにお腹も」
あぁ、きっと最後の見たときに、溝落ちを食らったのか。
今度、いつ暴走するか分からない。
もう、いい加減、こういうのも嫌気が差してくる。
それより、ふわりと頭に残っている声。
【おやすみ、狂いの舞いを踊る、俺のお姫様】
思い出しただけでも、嫌気が差す。
そして、私は誰のものでもない。自分のものだ。
「頭が痛い。余計なことを考えすぎか。それより、此処は何処だ」
- Re: *+改×22+* ●テニスの王子様 and テニスのお姫様○ ( No.17 )
- 日時: 2010/01/16 22:05
- 名前: うっさー ◆/bzwarKBcE (ID: 3L0NyJ0C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=11996
*+第百二十一話+*
雨は15分程度だったが、どしゃ振りだった。
誰もが、建物の中に入り、雨宿りをしていた。
そして、青春学園中等部3年、不二周助もその一人。
「こんな雨になるなんて、思わなかったな」
そう呟きながら、笑顔を絶やさない、不二周助。
流石です。
彼は、ハバネロを買いに、スーパーに来ていた。
「あ、止んだ」
呟けば、森の方を歩く。そんなときだった。
「暁野宮??」
ふと視線が、森の中にいる少女に目がいく。
木にもたれ掛かるようにして、ぐっすり眠っている。
雨が降っていたので、服は水を含み、透けていたのだけど。
だけど、座っているところには、ご丁寧にレジャーシートが引いてあって、泥で濡れていることはない。
「暁野宮、起きて」
不二が放っておけるはずもなく、輪廻に声をかける。
「暁野宮」
静かに言えば、輪廻の瞼が微かに開く。
そして、初めて気がつく。
頬が濡れているのは、雨のせいであって、雨のせいじゃないと。
目が赤く充血をしていた。
そしてなにより、目頭から微かに涙が出ている。
「だ、れ」
震えている声で呟く。顔はぼやけていて見えないのだろう。
「不二周助だよ。それより、暁野宮の弟に連絡しないと」
不二は言い終わると、自分の着ていたジャージを輪廻に着せた。
まぁ、不二は半袖になったわけで。輪廻はブカブカのジャージを着ていることになる。
ジャージのチャックを輪廻は全部閉める。
「じゃぁ、取り合えず、ボクの家に行こうか。裕太なら、君の弟の電話番号も分かるだろうし」
***
「裕太、タオル2枚持ってきてくれる??」
周助は家に入るなり、裕太に向かって叫ぶ。
「雨、降ってたんだろ?? 無理に帰って来なく。輪廻?!」
裕太は叫んで、輪廻の近くに寄る。
その時だった。
「ッ!!」
輪廻の体がビクッと揺れたのだ。
「輪廻??」
驚きを隠せないでいる、裕太。
「さっきからなんだ。それとさ、暁野宮の弟に電話してくれる??」
周助が言うと、裕太は「あぁ」と呟き、自分の部屋に入る。
「大丈夫かい?? 暁野宮」
周助が輪廻に聞く。そのとき初めて反応を示した。
「あ、ご、ごめん、なさい」
ボクが聞きたかったのは、謝罪の言葉じゃないんだよ、暁野宮。
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