二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ザレゴトメイテル−テニス部と二人の人類最愛−
- 日時: 2010/02/20 18:40
- 名前: テニプリ小説です ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
こんにちは。唯です。
この小説は戯言シリーズとテニプリの混合です。
今ここで連載中の『きみだれ』と同時進行で行きますが、どっちかに傾いてしまうかもしれません。はぁー。
***
!注意書き!
・この夢小説は戯言×テニプリの混合嫌われ夢小説となっています。
・嫌われ、混合や戯言、テニプリが嫌いという方はお引取り願います。
・舞台は氷帝です。
・最初に言っておきます。日吉落ちです。
・題名に書いてありますが、主人公は『人類最愛』です。
・『人類最愛』は、“人類を最も愛す”の人類最愛です。
・よって日吉⇔主人公⇒みんな⇒⇒⇒⇒⇒逆ハー女子(“人類に最も愛される”人類最愛)という感じ。
・それでもOK?
Yes!
I see.
дa!
Ja!
是!
了解であります!って方のみどうぞ。
Page:1
- Re: ザレゴトメイテル−テニス部と二人の人類最愛− ( No.1 )
- 日時: 2010/02/22 15:38
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
- 参照: ギャグが書きたい
+えぴろーぐ+=人類最愛の考察。今回の事件を振り返ってみて=
こんにちは。人類をこよなく愛する人類最愛です。もう人類最愛ではなくなりましたが。
実はちょっと前に、色々あったのです。そう、色々と。
事の発端はこんな感じでした。哀川潤さん経由で出会った玖渚友と言う人から少し可笑しなメールが届きました。いや、わたしと親しい知り合いには可笑しくない人などいないのですが、とにかくいつもとは少し違った、可笑しなメールでした。
今思うと、その一通のメールはわたしにとって、ある意味ではわたしの人生を変える分岐点だったような気がします。
あの頃は確かに、人類皆を愛してはいました。どんな人でも、どんな汚い事をしても、どんなに劣悪であろうと、それが人類であればわたしはただ愛するだけでした。そう、それは最悪であろうと、最終であろうと、最強であろうと、最弱であろうと、蒼いサヴァンであろうと同じこと。
それが、人類であるならば。わたしは、ただ愛していた。
あるとき。そんなわたしが、恋をしました。
その恋が、わたしを変えました。
たった一人の人を愛する喜びを知りました。たった一人の人に愛される喜びを知りました。たった一人の人を守るその使命感を知りました。たった一人の人に守られるそのもどかしさを知りました。たった一人の人に抱擁され、抱擁する温かさを知りました。
わたしは、もう、一人ではないということを知り、わたしが全力で守り、愛した人と二人でいることの心地よさを知りました。
これは、いつも一人でいた女の子の恋のお話です。
- Re: ザレゴトメイテル−テニス部と二人の人類最愛− ( No.2 )
- 日時: 2010/02/23 11:03
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
- 参照: ギャグが書きたい
第一幕 それでも愛していますよ
誰かが言った。
わたしは聖母マリアの様だと。どんなに醜い人間でも愛して、優しく振舞う。それはそれは天使のようだと。
だがわたしは違う。わたしが聖母マリアになれるとは思ったことも無いし、大天使ミカエルのような偉業ができるとは到底思えない。
確かにわたしはどんなに醜い人間でも愛した。それはただ、そいつが人間だったから愛したのだ。
そう、わたしは人類最愛。
人類を最も愛す、人間。
***
「京都から来た、零崎愛織(ぜろざき・まなおり)だよ! よんろくよんきゅーよろしくぅ!!」
彼女は突然やってきた。
わたしはそんな彼女に驚愕した。だって零崎よ?あの零崎。わたしが裏世界にあまり関与していないとはいえ、わたしの名前は裏世界の人間にとって知ってて当たり前の存在なのだから、少しくらいの知識はある(そもそもこの人類最愛の名前は西東天がつけたものだし)。
彼女は零崎と名乗った事に関しては特に気にせず当たり前のように振る舞い、この学校のアイドルみたいなのの一人、忍足くんの席の隣に座った。
「よろしゅうな」
「うにうに。こちらこそ!」
という会話が聞こえた。
ああ、彼女はどこまで愚かなのか。
零崎という名前を名乗るなんて、自殺行為としか思えない。
でも、殺気は彼女に向けないように、横目で彼女をみる。零崎と名乗った彼女は早くも忍足くんと打ち解けたようで、仲良く話していた。授業中だというのに。
やはり裏世界の人間は常識がない、とわたしはため息をもらし、授業に集中した。
***
よくいる最強主人公って何故だか知りませんが玖渚ちゃん口調ですよね。
- Re: ザレゴトメイテル−テニス部と二人の人類最愛− ( No.3 )
- 日時: 2010/02/25 15:47
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
- 参照: ギャグが書きたい
第二幕 困りますよ、
時は大分進み。今は放課後。
あの後例の零崎は、授業中ずっとお喋りばかり。よく口が動くもんだとわたしは開いた口が塞がることはなかった。その十分後、業を煮やした先生に注意されてちょっとだけ静まったけれど。本当にちょっと。
休み時間には質問攻め。その質問の中で「うに。親はいないけど兄弟ならたくさんいるよん」と言っていたのでもしかしたら…というわたしの希望は儚く消えた。親はいなくて兄弟がたくさん(具体的に言えば24人くらい)の零崎といえばあの零崎しかないわけで。
その話は置いておいて、わたしは今普段は絶対に近寄らない場所、学校の図書館の三階自習室にいる。
この氷帝学園の図書館(特に二階三階)はグラウンドが一望できる場所であり、吹奏楽部が練習している音楽室の(すぐというわけでもないが)そばにある。
部活で頑張る人たち。
頑張って汗をかく。
わたしはそれが嫌で堪らなかった。
確かに努力はいい。むしろ好きだ。愛している。でも、居心地が悪い。
できることならば卒業するまで行きたくないと思っていた場所。
そんな場所に、誰がわたしを呼び出したのだろう。
人類最愛は確かに裏世界では知名度は高いが皆に愛され、好かれているわけではない。
人類最愛にだって弱点はある。
人は好きだ。でも、人はわたしを気にしない。
- Re: ザレゴトメイテル−テニス部と二人の人類最愛− ( No.4 )
- 日時: 2010/02/27 14:36
- 名前: 唯 ◆HBBeG15csY (ID: ObYAgmLo)
- 参照: ギャグが書きたい
だから、彼女もそこを狙っていたのだと思う。
「そうですよね。零崎愛織———二人目の人類最愛さん」
「うに? 気付いてたんだ」
「当たり前ですよ。わたしだって、一応は裏世界の人間ですから。あと、上手く隠しているようですがその背中に隠してあるナイフも」
「うにうに。ばれちゃってたんだぁ? 僕様ちゃんダメダメだなあ」
「殺気だって只漏れですし」
「だって零崎だもん」
「わたしには効きませんよ。わたしはもともと人類を愛してますから」
「にしては冷たいよねえ。人類を最も愛する人類最愛さん?」
「甘やかすだけが愛の形とは限りませんよ、人類に愛される人類最愛さん。いや、愛されているというよりはむしろ甘やかされるようですが。そう考えるとあなたを甘やかしている人たちはなんて虚しいんでしょうね」
「うにうに? それは聞き捨てならないなぁ。僕様ちゃんを愛して虚しいことは絶対にないのにぃ」
「甘やかしたって成長は望めませんからね。いい加減気付きましょうよ」
「何を?」
「わからないならいいです。さて、本題に入りましょう、わたしをここに呼び出した理由は?」
「うにうに。それはね、」
彼女、零崎はにっこり笑う。
「僕様ちゃんの名前を勝手に使ってるおばかな人間を、制裁しにきたんだよん♪」
お前の名前なんか知るかよばぁか。わたしはその言葉を聞いてそう思った。口には出さなかったけど。彼女はそんなわたしを気にせずに懐からナイフを出す。
「——零崎を、始めます——」
お前なんか西東天に殺されてしまえ。
わたしは一瞬そう思い、「ああ、この状況をどう打破しようか?」と呟いた。
***
二話にして主人公死亡フラグwwwww
Page:1
この掲示板は過去ログ化されています。