二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 白雪と花弁 【BLEACH】
- 日時: 2010/03/05 20:53
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: HFyTdTQr)
ハイ、掛け持ちばっかの凛ですよ←←
絶対更新遅いです((じゃやるな
<ご挨拶>
初めましての方もお久し振りの方もこんにちは
エト、他にはBLEACH小説を3つ書いております、凛と申します
凛<りん>です。涼ではありませんよ←
では宜しくお願い致します
+注意+
1、BLEACHの設定が崩壊してたりします
2、「有り得ねぇよ!」ってことがバンバン起こります
4、「んなの存在しねーよ!!」ってのもあるかも
3、キャラ崩壊したり……するかも
4、荒らし・悪口・中傷・偽厳禁
5、何かに似てたらすみません
7、オリキャラあり
以上のことを守れる方はご覧ください
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- Re: 白雪と花弁 【BLEACH】 ( No.60 )
- 日時: 2010/05/30 15:14
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)
第22話 *過去 Ⅵ
帰り道も、夕飯の時も
静かだった
「……ごちそうさまぁ」
雪が席を立ってから、璃音とあたしで話をした
「ねぇ、どうしたの?」
「実は……」
話し終えると、璃音が震えていた
「信じらんない……あんな小さいのに!!」
「……ッ」
2人で泣いた
あれ程皆が雪を忌み嫌っていたのが哀しくて
雪を蔑んで嫌っていたのが悔しくて
屋根の上で、雪は座っていた
傷付いていると、直ぐに分かる表情で
「……白雪」
「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい……!」
それが誰に対する謝罪なのか
私たちに対する謝罪なのか
それとも、こんな自分でごめんなさい。という自分を責めるための謝罪なのか
それは分からない
「あんたは、謝らなくていいんだよ」
「……私のこの髪の毛を土で黒くすれば皆は怖がらないの? 私のこの瞳を潰せば皆は怖がらないの!?」
「雪!!!!!」
そんな惨いこをする必要は無い
瞳を潰さなくていいんだ
髪を汚さなくていいんだ
そのままで、いいのに
「あんたはそのままでいいんだよぉ! そのまんまでいいんだよぉ!!」
冷たい夜風が頬を撫でた
何故髪の色と瞳の色の所為で雪がこんな目にあうのだろうか
何故人は、蔑まずにいられないのだろうか……
その後、雪は泣いた
それを包み込んであげた
花弁のように……
- Re: 白雪と花弁 【BLEACH】 ( No.61 )
- 日時: 2010/05/31 10:21
- 名前: 風 (ID: 1LkqpJBQ)
- 参照:
目を潰しても逆に引くか違う方向の罵りが来るだけですって正直に言いたいな。
それとごめんなさい連続がひぐらしで素敵^^
大好きです「ごめんなさい」♪(お前…
- Re: 白雪と花弁 【BLEACH】 ( No.62 )
- 日時: 2010/05/31 18:49
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)
風
ごめんなさい=ひぐらしという法則が凛の脳内に存在す!!
だよねぇそうだよねぇ((じゃ言わせるな
でもその頃の雪は神経歪んじゃってますから
- Re: 白雪と花弁 【BLEACH】 ( No.63 )
- 日時: 2010/06/09 21:45
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: zTJIAtHn)
第23話 *明かされた過去
「———……ってな感じでしたねぇ〜」
この会話の所為でいくらか暗くなった空気を壊すようにワザと最後の方を明るく言ってみる
けれどそれは無駄に終わり
空気は暗いままだった
「……そんな事が」
乱菊が震える声を振り絞って声を出した
辛い辛い過去を、あんなに小さな身体で背負ってきたんだ
並大抵のことではない
日番谷は何も言わなかった
いや、いえなかったのかもしれない
過去に、髪の事と瞳の事は自分も言われた経験がある
しかし雪の場合は「暴力」も加わっていた
肉体的にも、精神的にも辛かったのだろう
そして、「色」を失くした
「……雪は、私たちに出会うまでたった1人でそれに耐えてた。それは凄いと思うんです」
ゆっくりと、呟くように言う
雪……もしかしてあんた……
「でも、また同じことの繰り返しだ。隊士たちに悪口を言われ、雑用を押し付けられ、そして」
「……アタシだったら耐えられないわね」
苦笑気味に乱菊が言う
「……また、色を失くすのか」
日番谷がポツリとつぶやいた
「はい、多分。そして今度は誰にも頼らずに耐えるつもりだ、雪は」
幼馴染の勘が、そういってる
- Re: 白雪と花弁 【BLEACH】 ( No.64 )
- 日時: 2010/07/21 16:59
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: V3xQLAnQ)
第24話 *故郷へ
雪の過去が明かされてから数日後
自分の過去を知られたなどとは露知らず
雪は過ごしていった
「……今日、非番だったっけ」
ポツリと呟く
何をしようかな。お饅頭とか買いに行ってみようかな
そうだ。どうせ買うなら……
「あそこにしよう」
そして雪は粗末な生地の着物を着て、出掛けた
行きたくないけど、あそこのお饅頭が一番好き
そして雪は向かった
自らの最も哀しい記憶が刻まれた地で、そして自らの故郷へ———
そう、東流魂街3地区「緋月」へ
「!!」
ピタリ、と筆を止めて目を見開く小夜
霊圧で気付いてしまった。あの子が向かった先を
「どうしたの?」
乱菊の問いに答える
「雪の……霊圧が流魂街に向かったんです」
「それくらい普通じゃない? 今日あの子非番だし」
ケロッと言った乱菊に対し、日番谷はまさか、と呟く
「……隊長は気付かれましたか? あの子の向かった先が何処か」
「……一応な」
「え? え?」
「お前も霊圧探れ」
日番谷に言われ、渋々霊圧を探ると見つかった
それと同時に小夜の驚く意味が分かった
「そう、雪の向かった先は……」
忘れもしない、あの子に対する非情な態度を
あの子の人生で一番哀しい記憶の生まれた場所
そして———あたし達が出会った場所
「雪の向かった先は、東流魂街3地区「緋月」」
雪、何するの?
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