二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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壊れた世界の境界線—REBORN—
日時: 2010/03/18 12:28
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

壊れた世界の境界線—REBORN—です!
頑張ってみようと想います!(更新遅れるかも・・・)
嫌われ(?)要素が入ってるかも・・・。


登場人物(大体の)設定

・大空 虚空こくう 「夜空のアルコバレーノ」
欠落のアルコバレーノ。
引きこもり。
人間嫌い。(理由は後々・・・)
身長:158センチ
体重:言わないでくれよ。
出身国:日本
武器:ナイフ、六丁拳銃
能力:特に無いが何故か人の感情を読むことが出来る。
容姿:黒い目に黒髪。結構美形で中世的。声も中性的。
詳細:実は裏社会とは物凄い関わりを持っている。だけどあまり関与しない。



・沢田綱吉
結構スレツナ。
双子設定で綱吉が兄。
虚空がツナを傷つけたと勘違いして虐め始める。
・沢田ツナ
白いツナ。
双子の弟。
虚空を邪魔だと判断し攻撃を始める。



・目次
序章 世界崩壊 世界が崩壊した
第一章 六道輪廻 回り続けるんだ
第二章 世界再会 世界が再会してしまった
第三章 現実逃避 現実から目をそむけてしまった
第四章 拒否反応 彼らとであった時拒否を起こす

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Re: 壊れた世界の境界線—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/03/18 10:21
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

序章 世界崩壊


信じて欲しかった。

彼方だけには。

空を見上げてボクはつぶやく。

彼方には、信じて欲しかった。

でも、信じてくれないなら。

ボクはボクで無くなる。

ボクは元々居てはいけない人間。

・・・人間ではない、ね・・・


ボクは光が閉ざされた闇に潜む。
















ボクは涙を流し、家に閉じこもる。

辛くて、

       悲しくて、

                 寂しくて。

雫が頬を伝う。

僕に残された選択権。

キミ達に真実を伝える事。


使命は、《大空をも包み込む暗闇になり、守護者を導く事。》


ボクは只、果たすだけ。


・・・寂しいよ。


また、会える日を願って。


—世界崩壊—

Re: 壊れた世界の境界線—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/03/18 10:38
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

第一章 六道輪廻


チャキッ・・・

音が鳴る。
ボクは窓の外を見る。

空が青い。

太陽がのぞいている。

「・・・朝食・・・」

僕は下に降りて朝食を食べる。
こんな毎日が続いている。
ボクは外に出ない。

大嫌いな世界。

     僕の世界は崩れた。

          食べる手を止める。

「・・・大好き、だったのにな・・・」

席を立ち、僕は再び部屋に戻った。


——


「おはよう、ツナ!」
「うん、おはよう、綱吉!」

虚空が来なくなってから一週間。

席は開いたまま。
本人もくる気配は無い。
アイツはツナを苛めたんだ。
当たり前だ。

「・・・?」

虚空の席に何か、手紙が置いてあった。
開けてみる。


大好きです。


たったその一言だけ、書いてあった。

差出人は不明。

だけど心にのしかかる言葉だった。

「・・・誰が置いたんだ、こんな物・・・」

ぐしゃっと丸めてくずかごに入れた。

「綱吉!何捨てたの?」
「いや、虚空の席に手紙がおいてあったから。」
「虚空の話なんてしないでよ!」
ツナが泣きそうな顔で訴えかけてきた。
虚空の事を話すと何時も。
「・・・判った。」
「うん!」
嬉しそうに笑みを浮かべるツナ。
そういえば最近リボーンが俺達に対して冷たい。
何か関わりがあるのだろうか。


——虚空視点


絵を描いているとチャイムが鳴った。
玄関に急ぐ。


ガチャッ


「リボーン。」
「チャオッス虚空。」
ボクの事を唯一信じてくれている、親友みたいなもの。

ボクは嬉しそうに笑う。

「リボーン。何時もアリガトウ。」
「・・・ああ。」
心配そうにしてくるリボーン。



こんな毎日。

ずっと回り続けるんだ。


—六道輪廻—

Re: 壊れた世界の境界線—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/03/18 10:51
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

第二章 世界再会


今日はリボーンに連れられ久しぶりに外に出た。

そこは緑が多い、山の中。

「うわぁ・・・」
「綺麗だろ?」

花。

スミレやコスモスが咲いている。

「お前、花が好きだって言ってただろ?」
「・・・うん。アリガトウ、リボーン。」
「・・・ああ。」
嬉しそうに笑う。
そうだ。
何本か花を摘み取る。
「リボーン。コレ、あげる。」
「すまないな。」

そう言って受け取るリボーン。

ボクはまた花を一束摘み取った。

「ソレは誰にあげるんだ?」

「・・・内緒。」

そう嬉しそうにボクは答えた。
「じゃあボク、もう帰るね。」
「ああ。好きな時にここに来ればいいぞ。」
「うん!」
ボクは山を降りて向かう。

アノ、忘れられない場所に。


——


コツコツコツ・・・

うち履きの音が廊下に響く。

放課後だから誰も居なくてよかった。
ボクはある部屋の前で止まった。

ソレはボクの教室。

誰も居ない。

その教室の花瓶に花を挿す。


ガタンッ


「!?」
後ろを見る。
そこに、居たのは、

「虚空・・・?」

沢田綱吉。










「ッ・・・」

ボクは教室を飛び出した。


——綱吉視点


虚空が居た。

花を持って花瓶に花を挿していた。
久しぶりの虚空の姿は懐かしく思えた。
つい、虚空と呼んでしまった時、つらそうな顔をして教室を飛び出していった。

「・・・コスモス・・・」

オレンジ色のコスモス。

虚空。

・・・俺は、今どんな気持ちなんだ。



—世界再会—

Re: 壊れた世界の境界線—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/03/18 11:04
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

第三章 現実逃避


家に帰って布団にもぐりこんだ。
綱吉が居た。

胸が苦しい。

         体が熱い。

            反対に心は冷たい。

  矛盾している・・・

「ッ・・・」

記憶が蘇る。

・・・綱吉・・・

ボクは、生きていていいの?

ボクは声を殺して泣いた。


——綱吉視点


家に帰るとりボーンが花をじっと見ていた。
「その花・・・!」
虚空が教室に持ってきたものと同じ・・・!
「・・・ツナ、虚空を見たのか。」
「ま、まあ・・・」
「・・・アイツを何故信じてやれなかった?」
「は・・・?だってツナがそう言ってたし、」
「・・・本当に、か・・・?」
リボーンが俺を見ていった。

本当に・・・?

意味判らない。

「当たり前だろ。実際にカッターで切られたりしてたんだから。」
「・・・」
リボーンはそれ以上喋らなかった。

夜、俺はベッドにもぐりこんだ。

だけど眠れない。

虚空の姿が蘇る。



—信じてほしかった・・・



「ッ・・・」
悲しそうな顔を思い出す。
何時も悲しそうにしていた。
「意味わかんねえよ。」
そうつぶやいてベッドに深く潜った。
「・・・」

だけど、だけどもし。

虚空が真実を言って、ツナが嘘を言ってたら?

・・・そんなことはありえない。

ツナが真実を言ってるんだ。
俺は断言して目を閉じた。


—現実逃避—

Re: 壊れた世界の境界線—REBORN— ( No.5 )
日時: 2010/03/18 12:27
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

第四章 拒否反応


僕は家に居た。
またあの花園へ行こうと想ったけど、今日は家に居よう。
そう想って絵を描いていた。

キャンパスに絵の具を塗っていく。


ピンポーン・・・


チャイムが鳴った。
玄関の扉を開けると居たのは、

「雲雀、さん?」

「久しぶりだね、虚空。」

雲雀さんは家に上がるとリビングのソファに座った。
「・・・綱吉はまだ気付かないみたいだね。」
「・・・」
「そういえば最近キミ、外に出てないんでしょ?ならボクと一緒に海に行かない?」
「えっ・・・」
でも、群れてるんじゃ・・・。
「・・・嫌なの?」
「あ、いえ、そんな訳ではないですけど・・・。いいんですか?」
「うん。」
「何時行きますか?」
「今からだよ。」

い、いまから!?

「準備なんてしてませんよ!」
「待っててあげるよ。」
僕は急いで部屋を出て準備をした。
実を言うと泳げないからワンピースで・・・
海見るだけだしね。
「準備できた?」
「ハイ!」
「じゃあ乗って。」
「・・・バイク!?」
ヘルメット渡されたよ。
ボクは被って後ろに乗った。
「捕まってなよ。」
「ハイ。」
そして海に直行。


———


海に着くと案外人は居なかった。
ボクは目を輝かせて海を見る。
「綺麗だな・・・」
「・・・」
雲雀さんは何故か遠くを睨んでいる。
何してるんだろ・・・?
「ヒバリさん。有難うござい、ま、す・・・」

向こうに居たのは、

そして雲雀さんが睨んでいた方向には。

沢田達、が居た。











頭が痛い。


フラッシュバック。


「・・・あ・・・」
「虚空!?」
雲雀さんが叫んでいる。
だけどボクは意識を離した。


——雲雀視点


綱吉達を見て虚空の目が一瞬虚ろになった。

するといきなり倒れて大量の汗をかき始めた。

「虚空・・・」
ボクは名前を呼ぶ。
「何でテメエらがここに居るんだよ!」

「ソレはこっちの台詞だよッ・・・。何で虚空の目の前に現れたりしたんだ。」

思いっきり睨む。
四人は怯んでボクは視線を虚空に移した。
虚空・・・。
僕が守るから。
「雲雀!ソイツはツナさんをいじめた奴だぞ!」
獄寺隼人が叫んでいた。
だけどボクは全く耳に居れず、ただ虚空を見ていた。

「何とか言えなのな!」

「五月蝿い!」

僕は叫んだ。

四人とも驚いているようだ。

「キミ達ガッ・・・。虚空を閉じ込めた!許さないよ。」

殺気を放出すると四人とも再び怯んだ。
「ん・・・」
「虚空!」
「雲雀、さん・・・。・・・【俺】・・・」

お、れ・・・?

虚空の瞳の色が違う。

誰だ・・・?

コイツは、誰なんだ・・・?

「・・・我が子孫・・・。沢田綱吉。」

子孫・・・?
声まで全く違う。
「キミは、誰・・・?」


「俺の名はジョット。初代ボンゴレだ。」


「「「「「!?」」」」」
ジョットと呼ばれた彼は喋りだす。

「沢田ツナ。お前は許さない。アルコバレーノを傷つけた事、悔いるがいい。」

「アルコ、バレーノ・・・?」
すると瞳の色が元に戻って虚空はボクを見ていた。
「雲雀さん・・・?」
「虚空・・・。・・・帰ろう。」
「?はい。」

——綱吉視点

「ツナ、さっきの・・・?」
ツナは震えている。
何か、あったの・・・か?
「・・・ツナ、お前が俺らを騙したんだろ。」
「リボーン!?」
「小僧何言ってんだよ!」
「そうっすよ!」
ツナはふるふるふるえて、

「そうだよ・・・!」

「ツナ・・・?」
「虚空が許せなかった・・・!だからっ・・・」


「・・・虚空っ!」

俺は走った。

虚空に、会うために。



—拒否反応—


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