二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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もう一つの大空と黄金の大空—REBORN×人柱アリス—
日時: 2010/03/27 15:35
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

登場人物設定
・沢田 錬
男装をしている少女。
ツナと瓜二つの容姿を持っている。
容姿:ツナと同じ容姿。違う所は全く無い。
武器:武器は特に無いが大空の炎と天空の炎。何故か超直感を持つ。
詳細:ツナとは幼馴染。得意な事は歌うこと。五番目アリスで、手の甲に生まれ付きジョーカーの紋章が宿っている。





・目次
序章
第一章 偽りは理

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Re: もう一つの大空と黄金の大空—REBORN×人柱アリス— ( No.1 )
日時: 2010/03/27 14:57
名前: 翠星石 ◆Z4CqtEzAl2 (ID: qrBpqQ.I)

コメントありがとうございます
空sのもたのしみにしています^^
がんばってください!

Re: もう一つの大空と黄金の大空—REBORN×人柱アリス— ( No.2 )
日時: 2010/03/27 15:04
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

序章


涙は淡く消えていく。

キミは何時も泣いていた。

助けてって求めていた。

なのに誰も信じてはくれなかった。

五番目アリスは何時の間にかギコチナイ笑顔を持つ。

唯一笑って、人々に優しく、綺麗な笑顔を見せていたのに。



ねぇ、もう一度笑ってくれないかい?



僕達のアリス。

キミの為ならなんだってする。

だけど君は何時もとめていた。

僕達には何故かわからないよ。

壊そうとしたのはあいつらだって言うのに。


アリス。


キミは、何で止めるんだい?

僕には全くわからない。



五番目・・・。



唯一、優しき心を持ち、世界を作った。

願いを込めて、祈りながら君は世界を作り上げた。



・・・だけど、アリスがそういうなら僕たちはもう少し待ってみるとするよ・・・。

Re: もう一つの大空と黄金の大空—REBORN×人柱アリス— ( No.3 )
日時: 2010/03/27 15:35
名前: 空 (ID: PU7uEkRW)

第一章 偽りは理


並盛中学校

「・・・」

コツンコツンと靴の音が鳴る。

廊下には誰も居ない。

当たり前か。今は放課後だし。
そう想いながら俺はある場所に向かっていた。
場所は応接室。
何でも資料を渡せと言うらしい。
本当、陰湿な嫌がらせだよ。
俺は応接室の前で立ち止って、扉をノックした。
「誰。」
「俺です。」
「・・・綱吉?それとも誰。」

「・・・(技とですね。)錬です。」

「入りなよ。」


ガチャッ


ビュンッガッ


「危ないです。雲雀さん。」

飛んできたトンファーを手で強く握り締める。


バキッ


「!」
「資料、私に来ただけですから。」
そう言ってギコチナイ笑顔を作って俺は机の上に資料を置いた。
「失礼しました。・・・トンファー壊してスイマセン。」
「・・・」
睨んで来るが完璧無視して俺は応接室を後にした。

「・・・本当、スイマセン。」

俺はまた作り笑顔をもらして教室へ向かった。

教室ではまたワンパターンな虐めが行われている。
机に落書き。それに死骸など。
俺は死骸を片付ける。
「・・・ゴメンな。」

俺は猫の死骸に手をかざし、光を放出する。

「ニャー・・・オ・・・」
「・・・おいで。」
俺の腕に収まる黒猫。

術はあまり使いたくない。


死する者を生き返らせる力なんて、神に反しているのだから。


俺は腕の中の黒猫を見ながら机に座った。

「・・・一番目アリス・・・。皆、大丈夫かな・・・」

そう呟きながら窓の外を見た。
「・・・」
フゥッと息を吐いて俺は黒猫を離し、帰り道を歩く。

——

「・・・」
腰に下げている銀時計を見つめて溜息を漏らす。

鈍く淡く光る。

ベッドからフッと起きて、ボぉーッと空を見上げる。

「・・・また苛められたのか。」
窓ガラスから入ってきた彼は俺の側まで来た。
「・・・コレくらいどうって事無い。」
「嘘付け。」
「・・・!」

腕を握られ鈍い痛みが走る。

ソレは今日獄寺にやられた傷だ。

タバコを押し付けられた。

「・・・ったく、あいつ等俺がダメ演技をしてるからっていい気に成りやがって・・・」

苛立ちのこもった声。

「・・・綱吉。そろそろ腕はなして。」
「ん。」
パッと離した腕。
俺は綱吉の顔をみて、ベッドにうつぶせになる。
「綱吉は、何で演技なんかしてるの?」
「おもしれぇからだよ。」

それでか。

そう溜息をついて俺は眼を閉じた。


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