二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【BLEACH】 〜百年前のもう一つの出来ごと〜
日時: 2010/04/11 18:12
名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: MQ1NqBYl)

 四大貴族の内の二つ、四楓院家、朽木家。

 四大貴族の内のもう一つの、「鈴野家」というのを、皆さんは知っているだろうか——。

 しかし、四大貴族の中で最も雄大且つ最も古いと知られている貴族は、今や朽木家にすべての名誉を渡し、貴族ながらもひっそりと暮らしているという。

 今から百十年前——。

 まだ、この世に鈴野家が栄えていた頃のお話——。


はぁい! どうも、こんにちはー!
作者の空でございます!

えっと、これは同時連載をしていきます!
D灰とナルトとブリーチで、同時に連載していきます! なので、ちょっとお話が連結してしまってるので、でもあんまり連結してないので。

楽しんでいってください!
それでもって、これは百十年前のお話で、一護とかチャドとか、出てきません!
ほとんど護廷十三隊のお話なんで、一護ファンの方は、あまり期待されない方がよろしいかと・・・。

それでもいいと言ってらっしゃる方のみ、どうぞお進みください!

Page:1



Re: 【BLEACH】 〜百年前のもう一つの出来ごと〜 ( No.1 )
日時: 2010/04/11 18:53
名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: MQ1NqBYl)

「行きますよー! 鈴野隊長!」
「だぁー、わかってるって! そんな大声出すな!」
 ここは第十番隊隊舎。
 その隊舎の廊下を、二人の男女が歩いていた。
 男が女に向かって、唾が飛ぶくらいの勢いで言っている。女は、軽くあしらい、眠いのかあくびをしながら言っている。
 まずは、女の方を。
 彼女の名前は鈴野 凛音(すずの りんね)。
 第十番隊隊長である。後ろに書いてある「十」という羽織を着て、腰には斬魄刀が差してある。
 彼女は、背が高く隣の男を有に越している。黒色の長い髪を白い輝くようなリボンで、くくり上げている。
 顔立ちが整っていて、美人。
 その隣の男は、とても可愛らしい顔立ちをしている。目はまん丸く、鼻も丸い。ほっぺも赤く、柔らかい。
 男の名前は、闇雲 椿(やみう つばき)。
 第十番隊副隊長である。
 その証拠に、水仙の副官章をつけている。

Re: 【BLEACH】 〜百年前のもう一つの出来ごと〜 ( No.2 )
日時: 2010/04/22 14:21
名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: 9qYqZOsB)

あげる

Re: 【BLEACH】 〜百年前のもう一つの出来ごと〜 ( No.3 )
日時: 2010/04/22 14:52
名前: 空 ◆EcQhESR1RM (ID: 9qYqZOsB)

「今日は月に一回の隊首会でしょ? 寝坊してどうするんですかー!」
 男らしくなく、とても童顔の椿が言った。
「しょうがないじゃないか。書類が溜まっていてそれどころじゃなかったんだ。私はここ最近邸宅に戻らず、ずっと隊首室で資料の山と闘っていたんだぞ!?」

「それとこれとは別です、隊長」
 その時、
「朝っぱらから、元気やのー」
 十番隊舎を出たすぐに、お馴染みの声がかかった。
「よう! 平子!」
 後ろを振り向いて、凛音が明るい調子で話しかけた。

「お早うございます、平子隊長」
「お早う、椿」
 後ろから藍染も声を掛ける。
「お早うございます、鈴野隊長」
「お早う、藍染」
 藍染の心が洗い流されるような笑顔を、凛音に向ける。

「今日も十一番隊長さんは来ーへんのか?」
「さぁ、知らないね。十一番隊長さんは何考えてるのかさっぱりわかんないよ」
 刹那、凛音と平子の間に疾風の如く駆け抜ける黒い何かが、平子の背中に飛び蹴りを食らわした。
 派手に転ぶ平子。

「おっす! 真子! 相変わらず白けた面しとんなー、お前!」
 第十二番隊副隊長、猿柿 ひよ里だ。
「ひよ里……!」
 どばどばと流れ出る鼻血を押さえながら呟く平子。
「また始まりましたね……鈴野隊長」
「ああ……」

 椿と凛音は頭を抱える。
「なんでいっつもお前は飛び蹴りしてくんねん!」
「お前のブッサイクな面が腹立つねん!」
「うっさいねん! なんで一々顔合わせるたんびに、飛び蹴りされなあかんねん!」
「んなもん、知るか!」

「知るかとちゃうわ、アホ!」
「なんやとぉ〜?」
 ひよ里のアッパーが平子の顎を直撃する。
 さらにドバドバと流れる鼻血。
「何やってんスか? 平子さん、凛音さぁ〜ん?」

 その時、反対の道から白髪のフサフサの髪の男が現れた。
 第十二番隊隊長、浦原 喜助だ。
「ひよ里さぁ〜ん。先置いてかないで下さいよー。道に迷っちゃったじゃないですかー」
「知るか、そんなもん! ずっと隊首室にこもってるお前が悪いんやろ!」

 ひよ里は、腕を組んで背の高い浦原を睨む。
「さぁ、他の隊長さんに迷惑を掛けずにさっさと一番隊舎に行きましょう」
 浦原が笑顔でひよ里の襟部分を掴むと、一番隊舎の門に引きづり込んで行った。

「さて、それじゃぁ私達も行こうか」
「そうですね」
 凛音と椿に続き、一番隊舎に藍染と平子も一緒に入って行った。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。