二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【D灰】日常ラブソディ【リレー小説】
- 日時: 2010/04/18 20:24
- 名前: 刹那 (ID: Fn07flnU)
- 参照: http://ameblo.jp/potatobruder/
お初にお目にかかります!
そしてクリック感謝です!
刹那と申します^^
この小説は、リア友の「櫻」と一緒に
D灰のリレー小説をやろーう!!
というね!ね!((
小説を書くのは初めてじゃありませんが
D灰を書くことと、この「小説カキコ」で
かくのは初めてなので、お手柔らかにw
あ、ちなみに題名の「ラブソディ」は
誤字ではないので
突っ込まないでください\(^o^)/ww
わざとですよわざと!
では、何卒よろしくお願い致します!
- Re: 【D灰】日常ラブソディ【リレー小説】 ( No.14 )
- 日時: 2010/07/26 22:36
- 名前: 刹那 (ID: 73kQpkiy)
「ちょっと聞いておくんなまし!カナさんよ!」
「なんだいカノンさんよ!」
「実は実はこのわたくしお弁当を忘れて
しまいまして・・・」
「えへへ」と笑いながらも汗を垂らしながら
言うカノン。
どうやらカナの弁当を分けてもらいたいらしい。
「・・・すまないカノンよ・・・
おでんは・・・俺の嫁なんだ・・・」
「そうか・・・ならば仕方あるまい。
拙者もそこはいさぎよく・・・」
何故かサムライのような口調で話し始めると
ガラガラと教室のドアがあく。
そこにはアレンの姿があった
「え、何、アレンも廊下に出されちゃった系?」
「いいえ、僕は2人が心配で出てきちゃった系です。
僕がお弁当食べながらでも教えるんで
屋上、行きますよ。」
「えー、勉強なんていーじゃーん!
普通にお弁当食おうぜ!!」
カノンが頬を膨らませた後、ぐっと
親指を立てて、悪いことを考えついたかのような
顔で笑う。
すると
「そうさぁー!勉強なんてどーでもいいから
4人で飯食おうぜー!!!」
「おわっ!ラビ!?」
カナとカノンの後ろからバッと手を広げている
ラビ。
どうやらラビもは授業をさぼっているらしく
うろうろしていたら3人を見つけたらしい。
「さーてアレンよー3対1さぁ〜
どうする?」
「「どうする?」」
ラビの後に次いでカノンとカナが
口をそろえて言う。
「〜〜〜っ・・・しょうがないですね・・・。
わかりました!じゃあ屋上に行きますか。」
「うわっほい!やったぜ!」
——屋上——
「いや〜風があたってきもちーねー」
「絶好の弁当日和さぁ〜!」
「こういう時こそおでんでしょう!」
アレンを除いた3人が大きく深呼吸しながら言う。
「・・・僕はもう突っ込みませんよ。」
それに対して大きなため息をつくアレン
「まぁ、そんなことより食べるさぁ〜」
「そだね!早く食べないと冷める・・・」
「そうですね、食べましょうか!」
「・・・」
3人の弁当を見ながらもの欲しそうに
見つめるカノン。
ついにはジュルリとよだれも垂れる。
「・・・?もしかしてカノン弁当忘れたさぁ?」
「・・・うん。」
「じゃあ俺のと半分ずつにするさぁ〜♪」
「え、ホント!?いいの!?」
「いいさぁ〜♪」
「うわっほーーい!!ラビありがとー!!」
「どうってとないさぁ!」
2人が喋っていると、残りの2人は。
「わ、アレンの卵焼きおいしそう・・・
これアレンがつくったの?」
またもやジュルリとよだれを垂らすものが1人。
「そうですよ。食べますか?」
「いやっほー!!ありがとアレーン!!」
「いいですよ全然。」
それに付き合うものが1人いた。
- Re: 【D灰】日常ラブソディ【リレー小説】 ( No.15 )
- 日時: 2010/08/07 20:17
- 名前: 櫻 (ID: 73kQpkiy)
「あ、見ておちょんまげなさい!
ラビっ!!」
カノンはラビの制服の裾をひっぱる。
「まぁんは〜〜??(なんさ〜??)」
ラビはお弁当を口に入れたまま喋る。
「アレンがカナに卵焼きをあげようとしてますよ!
」
「別にいいんじゃないんかーー??」
ラビは笑顔で言う。
「ラブラブやねっ!!」
「そーさねー♪」
二人は笑顔になりつつ少しずつアレンとカナから
離れていく。
「今さっ!!
二人が気づかないうちにココから離れるさ!!」
「イエッサー!」
二人はダッシュで屋上から出ていく。
アレンとカナはそんなことは知らなかった。
「アレンの卵焼きおいしぃ〜〜!!」
カナは幸せそうに卵焼きを食べる。
それを見てアレンは目を細めて微笑む。
* * *
「んーー・・・眠いねぇ〜〜・・・。」
「そうさねーー」
カノンとラビは学校を抜け出して街を歩く。
「そーいえば、今日はみんなで焼肉食べに行く
約束してたんだったさー!!」
「そうだったね!
じゃあもうちょっとしたら学校もどるかねっ!!」
「おうっ!!」
* * *
「いつの間にかラビたちが居なくなってましたね。」
「そうだね!
ま、いいじゃんっ!
二人でお話ししようっ!!」
笑顔になるカナ。
アレンも笑顔になる。
♪♪♪♪~~~
「ん??
・・・私のケータイだ。」
「出ていいですよ」
「ごめんねっ」
途中カナのケータイが鳴ったので、
カナはアレンから少し離れて、ケータイを耳にあてた。
* * *
アレンside
「はい? もしもし・・・・・。
はい。えぇ・・・はい。
・・・・・・は?」
カナは眉間に皺をよせる。
——なにを話しているんだろう・・・・??
「えぇ・・・。
すぐですか?
はい。わかりましたよーっとっ!!!
じゃあ、さよーならっ!!!!」
「・・・・って、はぁ??!
婚約ぅ〜〜〜???!」
——???!
「ばかやろーーっ!!
誰が知らないやつとなんか・・・・・。
え・・・・。まさか・・・・!!
ちょっ!! お父さん?!!」
どうやら電話が切れたらしい。
「あんの・・・・
くっそじじぃ〜〜〜〜!!!!」
カナは大声で叫ぶ。
「あの・・・婚約って・・・。」
「あっ! ご・・ごめんね!
今日はその・・・もう帰る!!
ごめん!!」
「カナっ!!」
カナはアレンに背を向けて走っていく。
アレンはカナを追いかける事が出来なかった。
- 【D灰】日常ラブソディ【リレー小説】 ( No.16 )
- 日時: 2010/08/24 21:51
- 名前: 刹那 (ID: Fn07flnU)
「カナ・・・どうしたんでしょう・・・。
まさか・・・。僕の卵焼きが不味くて
おなかとか壊して・・・!!」
カナが走り、どこかへ行ってしまったあと
アレンは一人で弁当を口に運びながら
言っていたが、自分で言った一言に手が止まる。
一人でどうしようどうしようとあわあわしていると
『がちゃ・・・』
と、屋上のドアが少しあく
「・・・?」
「ちょっと、ラビ押さないで・・・
ってあれ?アレンだけ?カナは??」
カノンがいた。
その後ろにはラビがカノンをせかすように
背中を押している。
「そ、それが・・・」
アレンはあわただしい口調で
さっきあったことを話した。
「はっはーん。なるほどー・・・
その電話をしたあとにすぐ走り去ってしまったと・・・」
カノンは探偵のようにあごの下に手を持ってくる。
「電話の相手とか、内容とかは
わかんなかったのか??」
おにぎりをほおばりながら言うラビ。
「そういえば・・・」
『・・・・って、はぁ??!
婚約ぅ〜〜〜???!』
『ばかやろーーっ!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ちょっ!! お父さん?!!」』
さっきの言葉が脳裏に浮かぶ。
「お父さん・・・婚約・・・?」
頭に浮かんだことをそのまま口に出すアレン。
するとカノンが驚いたように
「まさか・・・」
と言い出す。
「まさか、なんさぁ?」
さっきまでおにぎりをほおばっていたラビも
真剣な顔つきになる。
「婚約って・・・カナってさ・・・実はすっっごい
とんでもないお金持なのよ・・・。」
「そ、それは初耳ですけど、それと何の関係が?」
「いや、前にカナがさ、言ってたんだ。」
———————ある日の帰宅途中———————
『はぁ・・・』
『どうしたのさカナ、暗い顔しちゃって!』
『うん・・・』
『私に言ってみなさい!!』
『その、』
『おう!』
『私さ・・・いいなずけが
できるかもしれないんだ・・・』
『・・・は?』
『お父さんが後継ぎが必要だって・・・』
『いいなずけって・・・婚約するってこと!?』
『うん。』
——————————————
「みたいなことが昔あったのよ!」
「ってことは・・・。カナ婚約するってことさぁ!?」
「急いで追いかけましょう!!!
カノン!カナの家はわかりますか!?」
「おうよ!任せとけ!!!」
3人はもうダッシュでカナの家へと向かっていった。
そんな真剣な空気が流れている中
アレンを除いた2名は
「(アレン、相当急いでたなぁ・・・
やっぱカナのこと・・・)」
という、口に出してしまえばすかさず
空気を読め。といわれそうなことを
思っていたのだ。
- Re: 【D灰】日常ラブソディ【リレー小説】 ( No.17 )
- 日時: 2010/08/25 19:53
- 名前: 櫻 (ID: 73kQpkiy)
「誰が婚約なんか・・・婚約なんか・・・・。」
1人でぶつぶつ言いながら校舎を歩くカナ。
「カナリアお嬢様。
お迎えにあがりました。」
校門付近で黒いリムジンの前でお辞儀をしている
怪しげな執事一名。
カナは一瞬ブスーっとした顔に、なったが
すぐ執事に微笑みかける。
「ありがとう。
でもこれは“お父様”からの命令的なあれかしら?」
「はい。もちろんです、お嬢様。」
「・・・・っち。」
カナは小さく、小さく舌打ちをする。
その後、すぐに車に乗る。
「早く出してね」
「はい」
* * *
カナが家に着くと出迎えたのはカナのお父さんだった。
「おかえり、カナ。」
「ただいま・・・。」
「元気がないようだね。
どうしたんだい?」
心配そうな顔をするお父さん。
そんな父の行動にカナはブチぎれる。
「ふざけてるの?!
なにが元気がないようだねよっ!!
馬鹿にしないでっ!!!!」
そう言って走りだそうとした瞬間。
「カナリア。」
父に名前を呼ばれる。
カナは立ち止まる。
「・・・なに」
振り向かずに言う。
「婚約の理由は分かっているんだろ?
お前に自由はない。」
「・・・・」
カナはなにも言えなくなる。
「・・・・アレン・・・・。」
カナは小さくアレンの名前をつぶやく。
- 【D灰】日常ラブソディ【リレー小説】 ( No.18 )
- 日時: 2010/09/24 18:56
- 名前: 刹那 (ID: Fn07flnU)
ガサゴソ・・・
「ちょっとラビ!押さないでよ!
狭いじゃん!(小声)」
「それを言うならアレンに言ってくれよ!
おーい!アレンー!(小声)」
「あれがカナの家・・・ですか」
「聞けよ!(小声)」
アレン、ラビ、カノンの3人はどうやら
カナの家に忍び込んでいるらしい。
今は草木の中にぎゅうぎゅうづめに
潜んでいる。
「さて、どうしましょうか・・・」
「なにがさぁー」
「見てくださいよ、あの厳重な警備。」
玄関の前には2人、黒服の男がいる。
どうやら、簡単には入られないよう
警備をしているようだ。
「それだったら私にまかせなさい!!」
えっへんと自分の胸をポンと叩くカノン。
「なにかいい案があるんですか?」
「ふっふっふ・・・。私はカナの親友だぞ?
何度もこの家にはきたことあるのだよ?
つまりだワトソンくん!
私はあの人たちとも面識があるわけだ!
ってことで!私は正門から普通に
入ってくるから待ってて!」
そう言い残し、そそくさとあとをさるカノン。
しばらくすると、扉へ向かって歩いてくる
カノンが見えた。
「あ、来ましたよ」
カノンと黒服の男たちは何か話しているようだ。
「よく聞こえないさぁー」
「ん・・・?あれ?カノン帰っていきますよ!」
「まさか失敗!?」
またしばらくしてカノンが帰ってくると
カノンはズーンと暗い雰囲気で話し始める
「なんかね・・・」
—————————————
『どうもこんにちは!』
『こんにちは・・・おや、カノン様では
ありませんか。お久ぶりで御座いますね。』
『最近来てなかったもんねー』
『はい、またお会いできて光栄で御座います。
それよりカノン様、今日は何用で
御座いましょうか?』
『いや、そのー(しまった考えてなかった!)』
『? どうなされました?』
『あっ、いや、その、あ、そうだ!
いや、カナが今日先帰っちゃったから
どうしたのかなーと・・・。
それで、できたら会いたいかなー・・・なんて』
『すみませんが・・・。今お嬢様は
取り込み中でして・・・』
『そこをなんとか!!!』
『申し訳ございません。いくら親友のカノン様と
いえど、ここを通すわけにはいきません。
失礼ですが、お引き取り願います。
手荒なまねはしたくないのです。』
『そう・・・ですか。』
—————————————
「・・・ということが・・・」
さらにカノンの空気が重くなる。
「しょうがないですね・・・」
「?」
肩を落としているカノンとそれを慰めている
ラビが顔をあげ、頭にはてなマークをだす。
「少々手荒ですが・・・カナのためです。」
アレンは握ったこぶしをさすると・・・
黒服の男たちへと猛スピードでダッシュした。
「!!!な、何者だ!とりおさえ・・・」
男の言葉は途切れる。
アレンは2人の男の背後に回り込み
両手で男の背中をトンと叩く。
すると男たちは気絶し、その場に倒れこむ。
一瞬のことだった。
「さすが・・・アレンさぁ・・・」
「そ・・・だね」
絶句している2人にアレンが合図をおくり、
2人はアレンのほうへと駆け寄っていった。
「(早くしないと・・・カナが・・・)」
そんな不安とともにアレンは2人が
駆け寄ってくるのをじっと見つめていた。
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