二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ドン・ボンゴレと氷の薔薇—REBORN—
日時: 2010/06/02 16:10
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

クリック有難うございます!


:注意:
コレは主人公がボンゴレ10代目設定です。
名前は《沢田刹那》通称ツナ。
ツナ達は表社会の最高企業の10代目社長です。
ツナは性格設定がかなり厳しいと言うか、結構冷たい冷めた性格。
冷酷で冷淡です。
ちなみにオリキャラは後に書いておきます。

頑張って書きたいと思います。




・目次
第零話
第一話 Transfer student—転校生—
第二話 Rose of ice—氷の薔薇—
第三話 Combat afficiency—戦闘能力—
第四話 Reunion—再会—
第五話 Tutelary—守護者—
第六話

Page:1



Re: ドン・ボンゴレと氷の薔薇—REBORN— ( No.1 )
日時: 2010/06/02 08:32
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第零話


あるイタリアでの出来事。

「10代目が脱走!?」
「ハイ!部屋には誰も・・・」
「これは大変な事になりましたね・・・」
「・・・多分、ジャッポーネへ向かったのでしょう・・・」
「って何のんびりしてるんだ!」
「大変だなー」
「お前も何のんびりしてんだよ!おらテメェラも行くぞ!」
「・・・指図される筋合いはない」
「ンナ事言ってる場合かァァァァァァ!」


そして、日本では。


「10代目、おはようございます!」
「・・・」

完全に少年は無視を決め込んでいた。
只、少年はザワザワと胸騒ぎを覚えていた。
それは、後に始まる物語を意味している。

大空は氷の薔薇と出会う。


もう直ぐ。

Re: ドン・ボンゴレと氷の薔薇—REBORN— ( No.2 )
日時: 2010/06/02 08:59
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第一話 Transfer student—転校生—


「並盛中学って・・・此処か・・・」

茶色の長い髪を後ろで一つに結んだ、いかにもイケメンと言う言葉が当てはまる少年は楽しそうに笑った。
これから始まる新しい生活に。
「やっと仕事から解放されるー」
そう言って背伸びをして彼は校舎に入って行った。

ちなみに、その溜まった仕事は全て守護者達に回るのだが。



「失礼します」
「お、キミが転校生の沢田刹那君か」

何故にフルネームで言うんだ?
俺はそう想いながら担任教師を見る。
「じゃあ教室に行くか」
「ハイ」
俺はニコッと笑った。
あの薄汚い裏社会とは違う、新鮮な感じに俺は内心ワクワクしていた。
「ここだ」
気が付けばもう教室前に来ていた。

プレートには、《2−A》と書かれている。

「じゃあ、呼んだら入ってきて」
「ハイ」
俺は担任教師が入って行ったあと、首に下げたリングを見た。

《じーさん》から受け継いだこのニューボンゴレリング・・・。

・・・思い出しただけでもあの時間は疲れる・・・。

「入ってきなさい」
「ハイ」
俺は、教室の扉を開けた。
静かになった教室。
俺は教卓の前に立って、笑って言った。

「沢田刹那です。通称はツナ。イタリアから来ました、これから御願いします」



転校生が教卓の前に立ち、名前を言った。
沢田刹那、通称ツナ。

外見も名前もソックリだった。

俺に。

だけど、何かが違う気がした。

俺と転校生の、根本的な何かが。

それにいらだちながら俺は転校生を見る。
澄んだオレンジ色の眼をして、凛々しい声を放つ。

《イタリア人の血を持っている》日本人。

確か・・・雲雀はそう言っていた。
だけど転校生の個人情報が少なすぎる。
それは可笑しな事だった。


転校生は・・・——無邪気に笑っているだけだけど。

Re: ドン・ボンゴレと氷の薔薇—REBORN— ( No.3 )
日時: 2010/06/02 09:27
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第二話 Rose of ice—氷の薔薇—


休み時間。

メチャクチャ質問攻めにあった。

「ねぇねぇ、イタリアってどんな所?」
「凄くいい場所だよ(あぶなっかしいけど)」
「どんな家に住んでたの?」
「普通の家だよ(最大規模のマフィアの屋敷だけど)」

こんな具合に全ての質問がやっと終わって、最後の質問になったとき。
「なぁ、お前、ツナにソックリなのなー」
「・・・ツナ?」

俺以外にツナと呼ばれてる奴がいるのか?

俺は不振がりながらも後ろを振り向いた。
そこには一人の少年が立っていた。
確かに俺にソックリだが・・・。
何かが違う。

「・・・?」

「・・・」

何か無言で三分が立って、俺が溜まらず声を出した。
「・・・なぁ、名前は?」
「沢田綱吉、」
眼を見る。

冷酷で、何処までも闇に包まれた瞳。

黒ずんだ茶色の眼が浮かんでいる。
「よろしくな」
俺は笑って手を差し伸べたが相手はその手を取らず、スッと通り過ぎていった。
俺は苦笑いをする。
「・・・ん?」
ちょっと待て。
沢田綱吉って何処かで聞いた事がある名前だ・・・。

確か、三日前ハッキングした際に名前が挙がってきた・・・。

「・・・ッ!?」

声にならない悲鳴を一瞬出した後、俺は席を勢い良く立ち上がった。
「・・・!・・・!」
「?どうしたんだ?」
思い出した。
いや、勘でもあるのだけど。
「・・・お前、・・・!」
「・・・何?」

沢田綱吉、警察官、10代目官庁。

今更思いだしてどうすんだ俺ェェェェェェェ!

俺は頭を抱えた。
「・・・何とか成るか!」

切り返しが早い性格でよかった。



その様子を一人の男がスコープ越しでのぞいていた。

男はニヤリと不適に笑う。
男はスコープをいったん仕舞い、独り言を呟いた。

「沢田刹那か・・・。おもしれぇ転校生が来たな。ツナの、いいパートナーになれるかもしれねぇ」


・・・勿論、彼等と、男は。


彼が裏社会人だということを知らない。

Re: ドン・ボンゴレと氷の薔薇—REBORN— ( No.4 )
日時: 2010/06/02 11:35
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第三話 Combat afficiency—戦闘能力—


「オイ、」

放課後、謎の男に止められた。
何だコイツ。
黒ずくめで何処かイタリアを思わせる風格。
イタリア出身なんだろう。
俺は男の顔を見た。
「何?」
「お前、ツナのパートナーにならねぇか?」
「・・・お断りするよ」

俺はマフィアの十代目だ。

誰が警察官のパートナーになるかっての。
「無理矢理にでもさせるぞ」
「・・・どうぞご勝手に」
俺はソッポを向いた。
するといきなり男は目の前に一つの書類を見せてきた。
「お前の個人情報だ。何故項目が足りない?」
「・・・さぁ?連中が勝手に書き換えたからだろ」
「連中?」

いえるわけがないだろ。

ボンゴレの上層部があれやこれらと施したなんてな。

「もう俺は帰らないといけないんだ。あれやこれらと五月蝿い連中がかぎまわってるんでな」

俺はにっと笑うと門から帰ろうとした——・・・が。

           ビュンッ

「っと」

          ガッ

壁に何かが刺さった。

振り向いてみればソレは、陰色に鈍く光るトンファーだった。
「キミ、強いんでしょ?」
「・・・誰ですか?」
学ランを羽織った少年。
俺は?マークを浮かべる。
「僕は風紀委員長雲雀恭弥だよ・・・!」
トンファーを振りかぶる少年に俺は身をずらしながら避け続けた。
「キミ・・・中々やるね・・・」
「一応、修行はしてるから」
バッと外の塀に飛び移った。
「アイツに後で隠ぺい工作してもらわないとな・・・」

カコンッと《死ぬ気丸》をケースから取り出して、口に放り込んだ。

瞬間、体中が暑くなる。

         ボァァッ

額と両手から炎がはじける。

「!?」
「・・・行くぞ」

俺はグローブで雲雀と呼ばれた少年に攻撃を仕掛ける。

瞬間少年は吹っ飛ばされ、壁に当たった。
「・・・手加減はしておいた」
「くっ・・・」
瓦礫の中から彼は体を起こす。
ボロボロになっている。
男も、呆然とソレを見ていた。

炎が消えた。

「じゃーな」
俺はそう言って去っていった。


「・・・何者何だアイツ・・・」

Re: ドン・ボンゴレと氷の薔薇—REBORN— ( No.5 )
日時: 2010/06/02 14:27
名前: 冷却 (ID: X9/3/8Rv)

第四話 Reunion—再会—


次の日学校では、ある事件が起きた。

いや、俺にとって凄い大事件だ。
あいつ等が来ている。
あいつ等とは言うまでもない。
脱走して来た際、置いてきたあいつらだ。

「10代目散々探したんですよ!」
「全く・・・彼方って方は」
「ボス久しぶりです!」
「・・・」
「ツナ、探したのなー」
「極厳に探したぞ沢田ァァァァァァ!」

こいつ等。

俺は若干冷や汗と苦笑いを含め、前を向いた。
今は休み時間。
朝、新しい転校生ということでこいつらが転校して来た。
勿論こちらは心臓が破れるかと思った。
「・・・書類とか絶対イヤだからな」
「・・・相変わらずですね・・・」
幻霧はクフフ、と笑った。
相変わらず個性的な奴等だな、と俺は思う。

「・・・御願いだから静かにしてくれ」

廊下の全員が俺を見てるから!
「あ、スイマセン」
「にしても、お前等本部はどうしたんだ?」
「彼方の所為で大変でしたよ!」
「ありゃりゃ、すまん」
「ありゃりゃじゃないですよォォォォォォォォ!」
半泣きになりながら叫ぶ嵐華に笑いながら、俺は雲弥を見た。

「だけどまさかお前まで来るとはな。雲弥」

「・・・」

雲弥を見ればむすっとした表情で俺を見ていた。
俺は笑う。
「だけど俺はボスとして嬉しいぞ」
「オイ」
俺は後ろを見た。
すると綱吉君が居た。
「何だ?」
「転校生と、どんなカンケイな訳?」

「・・・家族っていうか・・・何ていうか・・・?」

うん、まさかファミリーとは言えないし。
マフィアとも言えないし・・・。

「そう」

それだけ言うと彼は去っていった。
「・・・何だったんだぁ?」

ボソッ

「(もしかして、焼きもち?)」
「(ありえるのなー。なまじツナは可愛いし)」
「(凛々しいの間違いでは?)」
「(・・・それにしても、彼、確か次期警察官長じゃなかった?)」
「(・・・あ)」

「何会話してんだお前等?」

「(ビクッ)何でもないです!」

一瞬震えた守護者達は何も話さなかった。





:守護者の名前
嵐—嵐華
雨—雨兎
雷—雷空
晴—晴闇
雲—雲弥
霧—幻霧


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。