二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- NARUTO サクラ×サイ
- 日時: 2010/06/18 18:54
- 名前: らお (ID: wPjJqZdn)
こんな感情を持ったのは初めてだった。
いつからだ…?
サクラを好きになったのは———
「サ〜イっ!!なにやってんのよ!次の任務の打合せでしょ!?あんたまでナルトみたくならないでよ??」
ピンクの髪を揺らしながら、書きかけのキャンバスを取り上げたのは、春野サクラだ。
「ああ、ごめんごめん。忘れてたよ。」
「もうっ!!うちの班ってどうしてこんなに頼りない人ばっかなの!!?」サクラが言う。
決して良い意味の言葉ではないのに、いやな気分にはならないから不思議だ。
「サイ!!早く!!」サクラがせかす。
「分かったよ。」
僕。
半年ほど前から、ダンゾウの命令でカカシ班(第7班)に配属された。
当時の僕たちは、ばらばらで。
今考えると、彼らのまとまった空気を常に乱していたのは、僕に違いなかっただろう。
あの時の感情の無い僕は。
今考えると少し、気持ちの悪い気もした。
班とか、協力とか。
そんなものどうでもよかったのだ。
重要なのは、任務の「成功」。
そのために僕たちは忍がいるのだから。
だから、サクラやナルトとは協力する気などさらさら無かった。
すぐ熱くなるガキ。
姉さんぶるブス。
二人の認識はそんなもんだった。
————どうでもいい…。
そんな僕を変えたのが、サクラだった。
いつか、頬を思い切りはたかれた日。
絵を覗き込んで、話しかけてきた日。
一緒に、大蛇丸の元へ忍び込んだ日。
みんなで焼肉に行った日。
「ブス」
そんなこと言ってても。
危険を冒してサスケを思い続ける彼女を見ていると、
ふと、守りたいと思った。
サクラはいつも一人で抱え込む。
今なら、彼女の偽の微笑みだって、すぐにみやぶれる。
初めての感情。
いつも、サクラが芽生えさせてくれた。
でもこの初めての気持ちが叶うことは無いだろう。
彼女がすきなのは、サスケなんかじゃない。
もちろん、僕でもない。
ナルトだ。
つまり、二人は。
気づかないだけで、両想い。
僕は、ナルトもサクラも好きだから。
争うようなことはしたくない。
今、チームメンバーとして認められた今。
そっと二人を見守る。
そう、決めたのだ。
この気持ちは永遠に封印だ…。
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- Re: NARUTO サクラ×サイ ( No.1 )
- 日時: 2010/06/21 17:40
- 名前: あみゅ×2 (ID: BwWmaw9W)
おぉ!
またまた、すごいです^-^
文力がぁ^@^
いいなぁーー
また、次のも期待します^^
byあみゅ×2^.^
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