二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【DRRR!!】 - KEEP OUT -
- 日時: 2010/06/19 07:15
- 名前: めると (ID: wcxZaOmk)
クリックありがとうございます^^
おはようございます、こんにちは、こんばんは、
そして初めまして!
デュラララ!!大好きなめるとといいます。
※デュラララ!!の小説を書くのは初めてなので、色々おかしい部分があると思われます。
※それとめるとは原作をまだ途中までしか読んでいないので、キャラの事情などが変わってしまうかも。
それでもおkだよって人は、ごゆっくりどうぞ!
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- Re: 【DRRR!!】 - KEEP OUT - ( No.1 )
- 日時: 2010/06/19 07:31
- 名前: めると (ID: wcxZaOmk)
No.1... プ ロ ロ ー グ !!
———雨が、降る。
ザアザアと、雨は容赦なく窓に叩きつけられる。
少女はただただ、絵を描いた。
残酷な程に美しい絵を———
様々な絵の具で彩られたパレットの中から、薄い青色を筆の先端につける。
少女の右手にしっかりと握られたそれは、スケッチブックに一筋の線を描く。
筆を自由自在に操る姿は、魔法使いを連想させられた。
「・・・・・綺麗な絵だな」
壁に寄り掛かり腕を組んでいる少年は、そう一言呟いた。
そんな言葉に、少女は振り向きもせず、ただひたすら筆を動かしてゆく。
キャンバスには、青、青、青—————
「なあ、お前に、俺の声が届く事は無いのか?」
少年は少女の目の前に腰を下ろし、口を開いた。
それは取り乱している様には見えず、かと言って哀しんでいる様にも受け取られない。
ただ、無表情。
だが少女は、その問いに答える事は無かった。
ニコリと優しく微笑み、また筆を動かす。
そんな少女に、少年は切ない気持ちになった。
目を伏せ、少年は立ち上がる。
———こいつがこうなってしまったのは・・・全て、俺の所為だ。
少年は静かにドアへと向かう。
取っ手を握り締め、何か言いたそうな顔で振り向くが・・・少女の後姿を目にすると、何も言えなくなった。
少しの間、少女の儚い背中を見つめると、少年はドアを開けた。
「ごめん・・・・・・」
ふと何かに気付いた様に、少女はゆっくりと振り向く。
誰もいなくなり半分開いたドアを、少女は静かに見つめていた—————
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