二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ボカロ曲】かこめかこめ −一緒にあそぼ?−
日時: 2010/07/04 07:08
名前: あまみづ (ID: acQ6X1OT)

ボカロ曲の「かこめかこめ」を
小説にしてみましたっ!
多分ボカロ全員だしてみます><*
歌詞が私的には中途半端で
小説も中途半端に終るかもしれませんが、
あたたかく見守ってください^^v

     注意(;・д・A
*この曲はちょっとグロい系なので
 小説もグロくなってしまう場合があります
 苦手な方はお戻りください><;
*ここに来て荒らしなどはやめてくださいね
*オリジナルに作った部分もあります

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プロローグ お誘い ( No.1 )
日時: 2010/07/03 19:17
名前: あまみづ (ID: acQ6X1OT)

おばあちゃんが口癖のように言っていた言葉がある。

「日が暮れるころ、あの山には絶対近づいちゃいけないよ。」

あの山とはおばあちゃんの家の近くにある暗い山だ。
好奇心に満ち溢れた緑の透き通った髪をした幼い少女は、

「うん! 分かった! ちゃんとおばあちゃんの言ったこと覚えておくね。」

ちゃんと返事をした。

「えらいねぇ。 ミクは…。」

おばあちゃんはミクという幼い少女が庭で遊んでいるのをじっと笑顔で見つめていた。

         *

次の日、ミクがおばあちゃんの家に来たのを知って、
近所のある女の子一人と、男の子二人が来ていた。

「ミクちゃんあそぼ〜!」
「うん! 遊ぶ、遊ぶ!! おばあちゃんい〜い?」
「おやおや… 元気だねぇ… いいよ 遊びに行っておいで。
ただし、日が暮れるまでに帰ってくるんだよ?」
「は〜い! それじゃあみんなあそぼ!」

ミクたちははしゃぎながら家を出て行った。

第一話 迷い道 ( No.2 )
日時: 2010/07/03 22:18
名前: あまみづ (ID: acQ6X1OT)

「ねぇねぇ なにしてあそぶ〜?」

一人の少女が口にした。
ミクたちはちょうど公園に着いたところだった。

「う〜ん… かくれんぼは??」
「私かくれんぼした〜いっ!」
「いいね♪ やろやろ!」

みんなかくれんぼに大賛成した。

「じゃんけんぽん!!」

じゃんけんに勝ったのは、
ミクと少年一人と少女一人だった。

「あ〜あ… 負けちゃった。」

残念そうなもう一人の少年。

「じゃあ隠れる範囲決めないと。」
「そうだね。 じゃあ、あのお山はダメ!」
「うんうん。 お山は怖いもん。」
「じゃあこの村全体で、お山はダメでいい人〜!!」
「は〜いっ!」

村全体といっても、この村はとても小さい。
迷子にはならないだろう。
でも、ミクはちょっとうずうずしていた。

━━━━そう 山に入ってみたくて

第一話 迷い道 ( No.3 )
日時: 2010/07/03 23:18
名前: あまみづ (ID: acQ6X1OT)

「いーち、にーい、さーん…」

一人の少年が数え始める。
急いでミクたちは隠れようとする。
みんな山とは反対方向に隠れようとするのに
ミクだけ入ってはいけない山のある方向に隠れに行く。

(なんでおばあちゃんも、みんなもお山に入ろうとしないのかなぁ〜?)

山の中は、木と木の間から光が差し込み、
川の水がキラキラ光っている。

「わ〜あ… 綺麗…」

ミクは見とれていた。

「あ… あれ?」

するといきなり空が暗くなり始めた。
風が強くなり始める。

(どうしよう… もう日が暮れちゃったのかな…)
「み、みんな!!」

怖くなって思わず叫ぶ。
もちろん返事はない。
元来た道を戻ろうとするが、出口が見つからない。

「お父さん!!! お母さん!!!」

その場に崩れ落ちてミクは叫ぶ。
泣きながら叫んでいた。

「そんなに泣かないの。」

誰かがミクに声をかけた。

「…え…?」

目の前には青い髪をした女の人がいた。

第二話 見知らぬ廃墟 ( No.4 )
日時: 2010/07/04 07:30
名前: あまみづ (ID: acQ6X1OT)

「来なさい。」

青い髪をした女の人に言われてついて行くと、
そこにあったのは、同じ山なのにそこだけ薄暗く、
古びた廃墟があった。
ミクは一瞬ゾッとした。

「……あの…?」

ミクが口を開くと青い髪をした女の人が言った

「あ、そうそう。 まだ自己紹介してなかったわね。
私はここの院長(せんせい)よ。
貴方のように迷子になった子達のお世話をしているの。
貴方も今日から私達の仲間ね。」

ニコッと院長(せんせい)と名乗る女の人は笑った。

「は、はい……」
「じゃあ中に入って。 貴方と同い年くらいの子供が9人ほどいるわ。」

結構この山に迷い込んで来た子は多いらしい。
廃墟の中に入ると床が腐っているのか、歩くたんびに
キィキィ音がする。
天上にはクモの巣がある。
「うわぁ〜」とミクはそれを見つめる。

「じゃあ、この扉を開けて。」
「は、はい…」

ミクは院長(せんせい)に言われて突き当たりの部屋の扉を開けた。

第三話 子供達 ( No.5 )
日時: 2010/08/11 07:36
名前: あまみづ (ID: acQ6X1OT)

そこにはたくさんの子供達がいた。
子供達は院長(せんせい)の周りに
駆け足で走ってきた。

「あ〜 先生! どこ行ってたの?」
「お散歩って言ってたじゃん!」

黄色い髪したそっくりの男の子と女の子が言う。

「それより… その子誰?」

ピンクのふわふわした髪のちょっと年上の女の子がミクのことを言った。

「この子はミクちゃん。 今日からここに入ったのよ。」

黄色い髪の女の子はミクを見て、

「なっが〜い、綺麗な髪の毛だねっ! あたしリン! よろしくね♪」
「あ、うん。 よろしく…」
「僕はリンの弟のレンです。 よろしく!」

リンの後に続いてレンという賢そうな男の子が自己紹介してきた。
他にも、紫の髪の男の子“がくぽ”、
気の強性格をした子で、右によせて一つに高い場所で髪をくくった“ネル”、
赤い髪の毛でアイドルっぽいクルクルっとした髪形をした“テト”
もの静かで大人しい“ハク”
大人っぽくて、ミクよりちょっと年上の“メイコ”
メイコと同い年くらいの優しそうな感じの“カイト”

みんな優しくミクを歓迎してくれた。

“キミがくるのをずっと待ってたんだよ!”


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