二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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日和帝国【日和】
日時: 2010/07/18 17:31
名前: 爽鬼 ◆zqWikcUyuQ (ID: JiXa8bGk)

初めまして<(_ _)>

日和をこよなく愛す、爽鬼(そうき)と言う者です。

この小説の説明をするとすれば、私の妄想小説ですねw

この妄想パラダイスについてこれる方、どうぞ奥へお進みください。

NGな方はBACKの用意を…。





BACKはできましたでしょうか?


奥に進む勇気のある方、コメント・アドバイスをいただければ幸いです。
では、始めます(^^ゞ

Page:1



Re: 日和帝国【日和】 ( No.1 )
日時: 2010/07/18 10:19
名前: 爽鬼 ◆zqWikcUyuQ (ID: JiXa8bGk)

〜。♪゜プロローグ゜♪。〜


黒煙がモクモクと立っている。
匂いはまさに異臭。

『この国は…僕が救うんだ…。』

一人の赤い衣を纏った青年が立ち上がった。
足には酷い傷がある。
周りには、傷つき、疲れ果てた兵士が倒れている。

『この疲れた国を…僕の手で……。』

青年は傷付いた足を引きずりながら、
1歩、また1歩と黒煙の立つ方向から去って行った。

Re: 日和帝国【日和】 ( No.2 )
日時: 2010/07/18 10:46
名前: 爽鬼 ◆zqWikcUyuQ (ID: JiXa8bGk)

〜。♪゜1話゜♪。〜


その王国には、6人の騎士団長がいた。

青の騎士団長
赤の騎士団長
緑の騎士団長
白の騎士団長
紫の騎士団長
黄の騎士団長

この6人の騎士団長は、王様の絶対信頼を受け、団長になった者ばかりだ。

青の騎士団長は、持ち前の明るさで国を明るくし、
赤の騎士団長は、勇気とパワーで国を支え、
緑の騎士団長は、その優しさで国を勇気づけ、
白の騎士団長は、その冷静さで国を導き、
紫の騎士団長は、国の道しるべを作り、
黄の騎士団長は、その知性で国の為の行動を考えた。

元々は、平和な国だった。

隣国との戦争が始まり、6人の騎士団長も出陣した。
沢山の兵士を引き連れ、国のために戦い続けた。
しかし、その戦いぶりも虚しく、隣国の新兵器の力に圧倒され、敗戦。
その戦いで、5人の騎士団長たちの心は壊れた。

『……今までなんのために国を支えてきたのだろう?』

赤の騎士団長は行方知れずになり、王が必死にその行方を探している。

戦いが終わったのちも、王国の支えであった6人の騎士団長が崩れてしまったために、王国も崩壊状態。

国民も、王も、国も……。
全てが滅びようとしていた。






一端切ります^^;

Re: 日和帝国【日和】 ( No.3 )
日時: 2010/07/18 13:32
名前: 爽鬼 ◆zqWikcUyuQ (ID: JiXa8bGk)

続きか((ry

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ところ変わって、
綺麗な川の流れる王国はずれの小さな村。

——パシャパシャ……

川で緑色の魚が泳いでいる……。


? 『♪〜♪〜♪』


……泳いでいたのは、魚ではなく人だった。


? 『ふぁ〜!!やっぱり泳ぐのは最高だなぁ〜』


綺麗な金髪からでる、緑色の魚の尾。
彼の名を、『フィッシュ・竹中』。
村の人々とは彼を心から信頼していた。


竹中 『そろそろ上がるかぁ……。…ん?』


竹中は川の岩場に乗り上げる、女人を見つけた。


竹中 『あれは…!?』


竹中は急いで岩場まで泳いでいった。


竹中 『おい!!大丈夫か!?』


よく見ると、女人のような顔をした男。赤い衣を纏った青年だった。足には酷い傷の痕。


竹中 『おいッ!おいッ!!』


彼は返事をしない。
が、本当に小さなうめき声をあげた。


竹中 『…私が助けてやるからなッ!!』


竹中は彼を抱えると急いで村の方に引き返して行った。

Re: 日和帝国【日和】 ( No.4 )
日時: 2010/07/18 13:31
名前: 爽鬼 ◆zqWikcUyuQ (ID: JiXa8bGk)

〜。♪゜第2話゜♪。〜


? 『青の騎士団長よ……。』


一人の老人が青い衣を纏った男に言った。
だが、青の騎士団長は答えようとしない。
ただ何が写っているのかわからない虚ろな瞳で壁を見やるだけだった。


? 『青の騎士団長…太子よッ!!』


老人が声を張り上げる。
すると青の騎士団長『太子』が虚ろな瞳を老人に向け、低く言い放った。


太子 「なんだよ…国王……。」


彼の瞳からは生気すら感じられない。
まるで、死人の瞳。
彼の持ち前の明るさは消え去り、
今は、闇の色に染まっている。


国王 『お主は、赤の騎士団長を弟のように可愛がっていただろう……。』

太子 「それがなんだよ……。もう、アイツはいない。」

国王 『お主は探さぬのか?』

太子 「私には関係ない。」



太子が鋭い目つきで言い放つ。



国王 『そうか……』



国王は太子のもとを去る。
その背中を見送った後、太子は小さな声で呟いた。


太子 「何処に行ったんだよ……妹子……。」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


? 「う……」

竹中 『おぉッ!!気が付いたかい?』


ここは竹中の家。
家の周りには、竹中が入れるほどの池がある。


? 「……ここは?」


青年は起き上がろうとする。
が、足の傷がそれを邪魔する。


竹中 『無理に起き上がらなくてもいい。ここは王国のはずれにある小さな村。』

? 「はぁ……」

竹中 『ところで君の名は?」

? 「……僕の名は……うぅッ……」


青年はこめかみを押さえ、頭痛を訴える。
そして、こう口にした。


? 「……分かりません……。」

竹中 『分からないのか……?』

? 「はい……。」


竹中は少し悩む。
そして、


竹中 『分かった。それなら君の事を、今日から『イナフ』と呼ばせてもらおう!!』

イナフ 「……何故、イナフなんですか?」

竹中 『なんとなく……だ♪』

イナフ 「ふざけないでくださいよッ!!」


イナフは笑った。
何故だか懐かしい衝動に駆られたのだ。
つられて竹中も笑う。


竹中 『私の事は『竹中』と呼んでくれ。みんなそう呼んでいる。』

イナフ 「分かりました。竹中さんですね?……このたびは、助けていただき、ありがとうございました。」


イナフは軽く頭を下げ、再びニコリと笑んだ。

Re: 日和帝国【日和】 ( No.5 )
日時: 2010/07/18 15:39
名前: 爽鬼 ◆zqWikcUyuQ (ID: JiXa8bGk)

みんながっかりの低クオリティ↓↓


〜。♪゜第3話゜♪。〜


誰かが林を掻き分けて走っている。


? 「はぁ…はぁ……」


青の騎士団長、太子だ。
太子は、ある大木の前で立ち止まった。


太子 「……妹子…。私たち、ここで再び再会しようと誓ったよなぁ…?どうしてお前はいないんだ?」


太子は、大木に語りかける。


太子 「私は、国が滅びてもかまわない。…妹子、お前さえ生きていてくれれば何も要らない……。地位     も、名誉も……。捨ててやる。」


太子は再び当てもなく走りだした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


竹中 『イナフ〜!!みんなを紹介するからこっちに来てくれないか?』

イナフ「分かりました。今行きます。」



イナフは竹中特製の松葉杖で軽々と移動する。


竹中 『みんな!!この人がイナフだッ!!』

イナフ「……非常に不本意ですが……イナフです。」



イナフが簡単な自己紹介をする。
すると……


村人A『竹中さんに変な名前付けられたのか〜!!一生そう呼ばれるぞ〜』

竹中『変な名前とは失礼なぁ…。』

村人B『こんな小さな村だけど、ゆっくりして行ってね?』


次々と激励の言葉を述べてくれた。


イナフ「みなさん……ありがとうございます…」


イナフは身に纏った赤い衣で目元を抑える。
その赤い衣が何を示すのか、みんな分かっていなかった。


そう、ただ一人を除いて……。


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