二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ありがとう〜大好きな君へ〜 イナズマイレブン
- 日時: 2011/02/06 11:59
- 名前: さくら (ID: 32zLlHLc)
ありがとう。
これだけは貴方に伝えたい。
・・・それと、大好きです———………
***メニュー***
●オリキャラ・・・>>01
注意や設定・・・>>02
●本編
○プロローグ・・・>>03
ep01『貴方との出会い』・・・>>05
ep02『久しぶり・・・』・・・>>07
ep03『恋した瞬間』・・・>>10
ep04『天才フルート奏者』・・・>>20
ep05『その顔は反則』・・・>>24
ep06『オルフェウスで』・・・>>40
ep07『友情のロリポップ』・・・>>41
ep08『一つの恋の始まり・前編』・・・>>45
ep09『一つの恋の始まり・後編』・・・>>46
ep10『友情は壊れない』・・・>>52
ep11『弱いんです』・・・>>56
ep12『愉快なお友達♪』・・・>>64
ep13『私が結婚!?』・・・>>70
ep14『私=カゴの中の鳥』・・・>>83
ep15『奪ってしまうの!?』・・・>>88
ep16『分からない・・・』・・・>>93
ep17『抱きしめた』・・・>>97
ep18『何が、あったの?』・・・>>102
ep19『迷惑なんだ』・・・>>104
ep20『ごめんね』・・・>>106
ep21『嘘なんだよ』・・・>>119
ep22『嘘付いちゃだめだ』・・・>>128
ep23『現れた王子様』・・・>>137
ep24『ありがとう〜大好きな君へ〜』・・・>>145
●番外編
ep25『』・・・
●アンケート関係
アンケート用紙・・・>>21
怜奈様 ・・・>>22
香里様 ・・・>>23
海刀様 ・・・>>25
ルナ様 ・・・>>27
フィリア様 ・・・>>29
>>158 >>159 >>160 >>161 >>162 >>163 >>164 >>165
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- Re: ありがとう〜大好きな君へ〜 イナズマイレブン ( No.159 )
- 日時: 2011/01/22 11:02
- 名前: さくら (ID: 32zLlHLc)
心友短編『たった四文字の愛情表現』吹雪+優香c
「吹雪くんやっぱり可愛いよねー」
「あの笑顔本当に癒される!」
「告白しちゃおっかな」
「彼女いないの?」
「さあ?峰先さんなんじゃない?」
教室の隅から女子達の甲高いソプラノの声がする。
女子達のお目当ては、同じクラスの吹雪士郎くん。吹雪くんは
北海道からの転校生で、今はサッカー部に入っている。
その可愛い笑顔といい、サッカーする時の真剣な表情といい、誰彼構わず皆に優しく接する優しさといい、ウチにとっては皇子様だ。
でも、それはウチだけじゃあ無いらしく、其処の固まっている女子も、吹雪君がお気に入り。
「皆、おはよう」
「キャー!!!吹雪くんよぉ!!!」
「やっぱり可愛い〜!!!」
だが、やっぱり現実は甘かった。吹雪君には、好きな人が居るっていう噂が立っている。
それが、隣のクラスの峰先さん。彼女は最近、良く吹雪君と並んで歩いていたり、一緒に登校してきたりと、付き合ってるんじゃないかっていう噂も立っていた。
何より彼女はモデルみたいにスタイルも良いし、顔も美貌。だから吹雪君には峰先さんみたいな人がお似合いって言うのは分かっていた。
そんな日の放課後だった。
ウチは先生に呼ばれてて遅くなり、急いで帰る準備をしていた。皆はもう帰っていて、日は沈み始めていた。
ウチの机の中に、一通の白い手紙が置いてあった。差出人を見ると、“吹雪士郎”。
ウチは少し胸を高ぶらせながら封筒を開けた。すると中に書いてあったのは。
『“好きです”。・・・・・・・・・・・・!?』
たった四文字。これは何かの間違いだと思い、頬を抓ってみたが、い、痛い。
皆が帰ってしまった教室にウチの心臓の音が響いた瞬間だった。
『えっ!?ちょっと待って!!吹雪君が!?』
「そんなに驚くかな?」
『ってうわぁ!!!??』
ウチの後ろから、薄紫色の髪をした吹雪君が、ひょっこり顔を出した。
すると吹雪君は“色気の無い声だなぁ、”と、笑っていた。
『ふ、吹雪君、これ・・・。』
「うん。そのまんまの意味だよ?」
『そのまんまって・・・。吹雪君は峰先さんと付き合ってるんじゃなかったの!?』
峰先さんと付き合ってるんじゃないか。それが今のウチは一番聞きたかった。
でも吹雪君は、“付き合ってないよ。ただの噂だし、それ”との事。
『そうだったんだ^^;』
「それよりさ、返事は?」
『返事・・・?』
「ほら、手紙の。」
そして吹雪君は、手紙を指差しながら言った。
ウチが、気持ちを暴露したら、ウチと私は晴れて両思い。
『えーっと、・・・言わなきゃダメ?』
「うん。」
『んー。。。す、好きだよ?』
「知ってる。」
“たった四文字の愛情表現”
(何、知ってたの!?)(うん。)
(言わなくても良かったじゃん!!)(うん。)
- Re: ありがとう〜大好きな君へ〜 イナズマイレブン ( No.160 )
- 日時: 2011/01/26 17:39
- 名前: さくら (ID: 32zLlHLc)
心友短編『君の好きな所?そんなの決まってるじゃん。』ディラン+優希c
「ねぇ、優希はミーの何処が好きなんだい?」
『え、サングラス』
私は前田優希。そして私の目の前で仁王立ちしてる彼は、ディラン・キース。
私とディランは付き合っている。彼はサッカーがとても上手で、サッカーしてる時のディランは、とても真剣で。そして楽しそうで。
ディランから告られて、OKして。改めて彼氏彼女になって、いろんな事があって、今に至る。
「サングラスだけかい?!もっと“全部だよ(はぁと)”とか可愛いこと言ってくれたっていいじゃん!」
『いや、私に可愛げ求められても困るし』
「なんでさ?!ユーのミーへの愛はこんなサングラスだけなの?!
ミーははかり知れぬ想いを抱えて今夜も眠れそうにないというのにぃいいいいいい!!!」
『え、いや…知らないけど』
「もういい!優希なんて…うぅ(泣」
するとディランは後ろにドヨーンとした重い空気を背負いながら“優希とミーは恋人なのにぃ”やら“優希はミーよりマークの方が良いんだ”やらブツブツ言っている。
最後の“優希はミーよりマークの方が良いんだ”なんて、私マークの方が良いなんて、一言も言ってないし。
『…あ、そこ』
「は?」
『その拗ねた顔とか、好きだよ』
「…!」
『っていうかね、どこが好き?って聞かれても言葉にはできないよ…多すぎて』
「…優希!アイラブユー!もう好き好き好き好き!!SUKI!!!大好きだよ!!!!」
『…馬鹿ぁ、いきなり抱き付かないでよ〜。』
「あああ照れてるところも可愛いよ!優希もう最っ高!色んな意味でギンギンしてきたよ!」
『…最後の部分が無ければなぁ、』
でも、本当は、ディランの事、大好きだよ。どんな男よりも、世界一!!!
・・・なーんて。言えないけどね☆
“君の好きな所?そんなの決まってるじゃん。”
(ミーとユーはラブラブさ!)(…そんなとこも好きだよ)
- Re: ありがとう〜大好きな君へ〜 イナズマイレブン ( No.161 )
- 日時: 2011/02/03 19:38
- 名前: さくら (ID: 32zLlHLc)
心友短編『負けたらアイス奢り。はい決定』豪炎寺→捺未c←鬼道
『うわー。なんだこれ。』
私の目の前に並べられた、3枚のテスト用紙。
それぞれに、豪炎寺、私、鬼道の3人の名前が書いてある。
そもそもだ。何故こうなったかというと。
私達3人は小さい頃から仲が良かった。・・・と、同時にいつも張り合っていた。
それから、昨日のテストの点数を競い合って、負けた人が新しく出来たアイスを奢るというサービス付き。
“アイスを奢る”という提案は、元々私が投げ出した提案であり、豪炎寺や鬼道から“何でこの寒い真冬真っ最中にアイスなんだ”と多少のクレームが来たが、此処はあえてスルーしよう。
ってか、真冬真っ最中だからアイスに限るんじゃないか((ry
勿論、言い出したのには自信があったから言い出した。
今回のテストは私の得意科目で、絶対に勝てると思ったからだ。
だが、この結果。
『豪炎寺が、100点。鬼道が100点。私が・・・。「「99点」」・・・、』
「まさか言い出したお前が負けるとはな、」
「さて約束だ。」
「「今日の帰り、アイス奢れよ?」」
『笑顔で言うな。馬鹿』
私の前には勝ち誇ったような黒い笑みを浮かべながら仁王立ちしている豪炎寺と鬼道。
私の引かれた一点は、漢字間違えであった。“午前”の“午”をわずか何ミリ突き出して“牛”にしてしまっていた。
でも何ミリの世界だ。全てはあの教師にある。少しは見過ごせハゲ野朗。
「きりーつ。」
「「「先生、さよならー」」」
日直の気が抜けた号令に、皆も気が抜けた挨拶を繰り出す。
そうだ。豪炎寺と鬼道は仮にもサッカー部。隙を見て逃げれば・・・。
『さーて。私はさっさと帰ろうかなー?・・・うっ!!』
「捺未。何お前逃げようとしてるんだ?」
『鬼道君。今日はサッカーの練習はn「無い」・・・はい。』
その後、私は素敵な笑顔で連衡され、アイスを奢らされました。
豪炎寺が“あ、それ美味しそうだな。一口。”と言って私のアイスに被り付きました。
か、間接チュー。私がそう言ったら豪炎寺は“お前、古いぞそれ、”と言いました。
続けて“豪炎寺、手。”と鬼道君。豪炎寺君の手を見れば、溶けたチョコアイスがベトベットに垂れていました。うわっ、きったね。
“負けたらアイス奢り。はい決定”
(私に奢らせてさ、何コレ苛め?)
((好きな人程苛めたくなるってよく言うだろ))
- Re: ありがとう〜大好きな君へ〜 イナズマイレブン ( No.162 )
- 日時: 2011/02/06 12:18
- 名前: さくら (ID: 32zLlHLc)
心友短編 『白ばかりをなぞる眼差し』吹雪+優香c
白と黒は対照的だ。これは世間一般的に知られていることだけどこの対照的は吹雪くんと似ているって思うのは私だけだろうか。
アツヤと士郎じゃなくて、士郎と士郎。要するには、自分ともう一人の自分ということ。
二重人格とは長い間、誰にも悩みを明けることなく一人で考えこんでしまうとあらわれる自分らしい。
人間の心理学ってものは恐ろしい。ついでに吹雪くんも恐ろしい。もっと言えば、黒い吹雪くんは恐ろしい。
「僕のシュート見ててね」
例えば部活中。シュート練習で吹雪くんがシュートを見てて欲しいと言ったあと、そのシュートを見ずにどっか行ってしまうとする。
「優香ー!ちょっと手伝ってくれないかー?」
『はーいっ……っえ?!!』
円堂が呼ばれ向かおうとしたら、目の前にボールが横切る。速度がはやすぎるーっ!!今絶対狙った。絶対私にボールっ!!私、一応君の彼女っ!か!の!じ!ょ!
「僕のシュート」
『はい、』
「見ててくれるよね?」
『……』
「見ててくれるよね?」
『は、はい、そりゃもちろん。もう光栄ですっ』
「よかった!ちゃんと見ててよ!」
吹雪くんのホワイトはとても優しい。簡単な嫉妬をきっかけに訪れるブラックはとても恐ろしい。圧力が強く、時には動けなくなりそう。現に、今自分は、棒立ちしている。
『…、』
「お前も大変だな。」
『豪炎寺っ』
空気を呼んで助け舟を出してくれた豪炎寺にうるっときて、こいつはなんていいやつなんだろう、なんて出来たやつなんだろうと思った。
すると今度は二人の間を切り裂くようにボールが飛んできた。一瞬すぎてわかんなかった。その一瞬が風をおこし、髪が揺れ青ざめる私の顔。
「見るって言ったよね」
『あ、はい。』
「見てるとこ違うよね」
『はい、私には吹雪くんしか見えませんっ。』
「絶対だよ」
『決めるなら凄いシュート見せてね』
「任せてよ」
必殺技まで使ってシュートを決めた吹雪くんに苦笑い。かっこいいけどもっとTP大事にして。笑顔で振り返るとどきっとした。吹雪くんに夢中な私は吹雪くんからは逃げられない。
“白ばかりをなぞるまなざし”
(あの告白してきた吹雪君は優しかったのに。)
(何か言った?)
(い、いいえっ!!)
- Re: ありがとう〜大好きな君へ〜 イナズマイレブン ( No.163 )
- 日時: 2011/02/14 17:28
- 名前: さくら (ID: 32zLlHLc)
心友短編『隣という存在位置』豪炎寺+捺未c
俺には幼馴染みがいる。
本当は頭がいい。でもあまり本気を出さない。楽しいと思う事は普通以上に楽しむ。
そういう、奴だった。
『修也ー宿題見せて』
「・・・捺未ならこれくらい余裕だろ」
『バーカ。それをやらないのが私だっての』
そんな他愛のない話をして。普段と何ら変わらない日常を送っていたのに。
ある日突然、捺未が俺に言った。
『ねぇ修也』
「何だ?」
『私、好きな人出来たかもしれない』
「・・・っ、」
捺未はほんのり顔を赤らめながら言った。
俺にとってはこの時間が最低の時間になった。好きな女から俺以外の男の名前を口に出し、更には“好きな人出来たかもしれない”と言われる。
これ程捺未が嫌になった事は無かった。何で俺じゃ無いんだ。何で・・・。
『でさ、この前話し掛けられたんだー。何組ですか?って』
「・・・そう、か」
『会うと必ず笑い掛けてくれるし、なんか幸せ』
捺未が好きな奴の話をすると、胸の辺りがギュッてなった。好きな奴を想って浮かべる笑顔を壊してやりたい、とも思った。
そいつが同じサッカー部にいるって聞いたときは部活にも行く気が失せて。
『それでね、決めたんだ。修也、私告白しようと思う」
「な・・・っ!」
『ちょっ、修也!大丈夫!?』
心臓が握り潰されそうなくらい痛くて。あまりの苦しさに胸を押さえれば、心配して慌てて顔を覗き込んでくれる、それがすごく嬉しくて。
それでもまだ気付かない俺は相当バカだ。呆れる程に。
次の日、捺未は笑顔で俺に報告をした。
『修也!私、風丸くんと付き合う事になった!』
「・・・そ、うか。おめでとう」
『・・・ばーか。』
「はっ!?」
『今の修也、すっごく嫌な顔してる。』
行き成り何を言い出すんだ。今は話したくないから出来ればあっちに行っててくれ。
そう言おうとしたが、それより先に、急に俺の身体に圧迫感を感じた。俺より一回り小さい、女の子らしい身体。あんなにスポーツやってるのに、そのゴツイ身体は何処に行ったんだ。
『修也、分かりやすいよ。』
「・・・。」
『風丸君と付き合うなんて、嘘だよ。』
「はっ!?」
聞くと捺未は俺をからかっていただけだと言った。いつもの俺なら怒りが込み上げて今頃捺未を瀕死状態にしているが、今回は違った。
“嘘”だと聞いて心から安心しきっていた俺が居た。これで分かった。俺はこんなにも捺未が好きだったんだ。
『・・・だって、私の好きな人は、今目の前にいる馬鹿だから。』
「好きだ。」
『はいっ!?』
“隣という存在位置”
(修也の隣は私だけで十分だし。)(いつも、開けとくから。)
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