二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 凍り付く花 *テニスの王子様* 建て直し^^
- 日時: 2010/08/15 19:29
- 名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
- 参照: 壊して壊して壊して壊して、彼らを愛すの。
初めまして、もしくはこんにちは^^
黒百合と言いますー
なんで建て直したかと言いますと、どうしようもなくバカな理由なんです;;
パスワードを忘れてしまったのですよ^^;
というわけで。
若干修正を加えつつ、更新を進めようと思いますvv
前のスレから見守っていてくださった方々も、初めましての方々も、どうぞよろしくです^^
此処では、テニスの王子様の夢小説を書かせていただきたいと思います!
3つの小説掛け持ちになるので、きっと更新は亀以下ですがw
バトテニ−サヨナラ、−
【ht☆tp://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=15471】
いろんな愛のカタチ−スキだからだからこそ−
【ht☆tp://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode=view&no=16853】
黒百合(亮)の他小説ですb
愛、してあげる。
全身全霊の愛で、彼方“たち”を愛してあげる。
【CAST】
海神美耶 >>
海神隼人 >>
竹下離那 >>
*その他、出るかもしれない人たち*
一ノ瀬香澄
織原リサ
日向葵
【もくじ】
読む前の注意事項 >>1
000 prologue >>
001
002
黒キ百合ニ貫カレテ倒レシ氷ノ戦士タチ
さぁ、覚悟は、いいかしらぁ・・・・・・・・・・・・?
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- Re: 凍り付く花 *テニスの王子様* ( No.2 )
- 日時: 2010/08/15 19:17
- 名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
- 参照: 壊して壊して壊して壊して、彼らを愛すの。
*名前/読み [海神 美耶/ミカミ ミヤ]
*性別/年齢/学年 [女の子/14歳/中学3年生]
*誕生日/血液型 [7月17日/A型]
*所属 [氷帝学園中等部3年C組・テニス部マネージャー]
*性格 [いつも無邪気に笑う、悩みのなさそうなお気楽な女の子。
バカそうでそうでもない。 実はいろいろ考えている、と思う。
怒ることはあまりないが、
仲間やトモダチが傷つけられると黙っていられないトコロがあり、想像を超えた行動をとるかもしれない^^
いろんなコトに鈍感なので、身も回りの変化や事件に気がつくのが遅い。
誰にでも気軽に話しかける、気さくな性格。
主にツッコミ役。 氷帝唯一の苦労人だったり]
*容姿 [セミロングの癖毛な茶色い髪を、横で1つにくくっている。 瞳も、少し茶色っぽい。
制服もマジメに着ている。 スカート丈だけは、短め。
部活中は、マネージャーになった時に貰ったレギュラージャージを着ている。
私服はサロペやオーバーオールを良く着る。その他は、ゆったりとしたモノが多い。
身長は156㎝、体重はヒミツ。
因みにスタイルが良いと言うことが絶対にない]
備考 [頭は中の上くらい。 運動は下の下。
兄がしていたテニスが好きで、「自分も!」と思ったが無理なことに気がつきマネに。
兄のコトを尊敬している、・・・・・・と思う。
小学生の頃は大阪に住んでいたため、四天宝寺の白石とは今でも仲良し。
近所に、青学の手塚の家と河村寿司があるので、2人とは顔見知り^^
頼まれると断れない。 大変なことでも、やってみる。
人をすぐ信じる。 だまされやすい。
宍戸曰く、「将来絶対詐欺に遭うぜ」]
- Re: 凍り付く花 *テニスの王子様* ( No.3 )
- 日時: 2010/08/15 19:20
- 名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
- 参照: 壊して壊して壊して壊して、彼らを愛すの。
*名前/読み [海神 隼人/ミカミ ハヤト]
*性別/年齢/学年 [男の子/16歳/高校1年生]
*誕生日/血液型 [9月25日/B型]
*所属 [氷帝学園高等部]
*性格 [美耶と同じで、いつも無邪気な笑顔。 悩みはなさそうだが、あったりする。
自由気ままでマイペース。
壁にぶち当たるとすぐに挫けてしまうトコロがある。 落ち込むと、その後が長い。
人当たりが良く、誰にでも気軽に話しかけるので、年齢に関係なく顔が広い。
頭が良く理論的な面も持っている。]
*容姿 [整った顔。 童顔。 大きな瞳。
美耶とは違い、髪は黒で長めの前髪が特徴的。
細身で身長もそこそこある。
私服は特に拘りはない。 はやりのモノを何となく着る。
普段は病院にいるので、パジャマ(?)。]
*備考 [氷帝学園中等部にいた頃はテニスをしていて、
いつも跡部を敵対視し、真の部長になろうとしていた(仮部長だった)。
今は幸村と似たような病気にかかり、金井総合病院に入院中。
のわりには、特に悩んだ様子もなく、楽しく過ごしている。
頭は良く、運動も出来る。
妹をかわいがっている、・・・・・・筈。]
- Re: 凍り付く花 *テニスの王子様* ( No.4 )
- 日時: 2010/08/15 19:28
- 名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
- 参照: 壊して壊して壊して壊して、彼らを愛すの。
愛してあげる。
全身全霊の、愛で。
彼“ら”を愛してあげる。
好きなんてもんじゃないわ。
“愛”なの。
そこら中にいる雌猫なんかに、負けやしないわ。
誰よりも誰よりも、彼らを愛してる。
どれだけ猫が集ろうと、毛ほども気にしないけれど・・・・・・・・・、
彼方は、少し目障りね。
邪魔なんてさせないわ。
私の愛の、邪魔なんてさせないわ。
だから、消えて貰うわ。
何故、そんな表情[カオ]をするの?
そうね、彼方たちは、愛の意味が解っていないわ?
私に愛されることは、とっても幸せなことなのよ?
愛している彼らの邪魔者、皆排除するの。
ねぇ・・・・・・・・・、彼らは幸せになれるでしょう・・・・・・?
大丈夫。 みーんな、まとめて愛してあげる。
何人いたって、彼らなら愛せるわ。
でも、愛には犠牲が必要よ。
“氷の戦士たち”である、彼方たちは、犠牲なのよ。
私は、黒い百合。
彼方たち氷の戦士は、私の“狂おしい愛”の犠牲なのよ。
だけど安心して、氷の戦士。
私は、愛してあげる。
彼らには及ばないけれど、彼方たちのことも、ちゃーんと愛しているわ。
愛の犠牲なんて、願ってもなれないわよ?
なんて幸せなことなのかしら。
・・・・・・、ほら。
私が愛する。
そうすれば、彼方たちは幸せになれる。
あら・・・・・・・・・、まだ、何か不満?
私に愛され、私の愛の犠牲となるの。
素敵なことだと、これが私の美学だと、理解しなさい。
いいじゃない。
ちょっとくらい不条理なほうが、彼方たち“氷の戦士”は、好みでしょう・・・・・・・・・?
それとももしかして・・・・・・、彼らよりも愛されていないことが、不満なのかしら?
彼方たちが倒れれば、彼らは私の元へやって来てくれるの。
犠牲だと言うことを自覚して、私に壊されなさい。
さぁ、覚悟は、いいかしらぁ・・・・・・・・・・・・?
- Re: 凍り付く花 *テニスの王子様* 建て直し^^ ( No.5 )
- 日時: 2010/08/16 17:19
- 名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
- 参照: 壊して壊して壊して壊して、彼らを愛すの。
空が紅に染まる頃。
部活も終わり、「この後どうする??」等、他愛のない話に花が咲く時間。
“普段”なら。
1人の少女が不気味に微笑む。
「何者だよ、手前」
赤い髪の少年が、呟く。
それは、“普段”とは言い難い光景。
じりじりと追いつめられ、少年は尻餅をつく。
部室の壁にもたれるようにして座り込んだ。
そして、彼の目の前には——、1人の少女。
ただの女子生徒ならば、ただの追っかけならば。
いつもは煙たがっている類の、ただのミーハーな奴らならば。
どんなにいいだろうか。
少女は、確かに“追っかけ”に違いはない。
自分“達”に好意を向ける、ミーハーな連中の内の1人に過ぎない。
だが、少し異例で在るコトも確かだ。
「いつも言っているでしょう?? “彼方たち”のファンだって」
くい、と少年の顎をあげ、強制的に自分のほうを向け出せる少女。
女で在るが故に、少年は強く抵抗することすら躊躇ってしまう。
もっとも、彼女の力は、尻餅を付いたまま抵抗して離れられる程、弱くはないのだが。
「でもね、たーくさん居る雌猫なんかより、ずっとずっとずっとずっと、彼方たちを“愛”しているけどね??」
“彼女は他の奴らとは違う”
それに気がついたのは、何時のコトだろうか。
気がついた時には、もう遅かった。
「どうやって・・・・・・、部室に入った?」
鋭く鋭く、睨みつけながら尋ねる。
少女は、長い黒髪を夕方の冷たい風に靡かせながら、嗤う。
少しも、怖じ気づくことはなく。
「鍵くらい、いくらでも作れるじゃない」
少年は諦めたように、ため息を付く。
部活を終えた少年が着替えようと部室に戻ると、椅子には少女の姿が在った。
黙っていれば相当な美人で在る彼女が、ニコニコ嗤いながら座っていたのだ。
そして、この状況に至る。
「お前、可笑しいだろ、絶対」
「ふふふ、いいわ。 気にしてないもの」
彼女はそう言いながら、また少しずつ顔を近づける。
顎に触れていた手を、徐々に少年の頬に移動させながら。
「?」
彼女の顔は、僅か何㎝単位のトコロまで近づく。
「ちょ、おま・・・・・・っ!!」
何をされるか想像の付いた少年は、藻掻く。
「無駄、よ」
少女の微笑みが、視界から消える。
同時に、少年の唇にナニカが重なった。
「?!」
刹那、再び微笑んだ少女が目の前に現る。
「切原くんは———、もっと上手に避けてたわよ??まぁ、最終的に結果は同じだったけれど」
少年の赤い髪の毛を、頬を紅潮させながら優しく触れる。
「触んな」
少年は手を振り払った。
少女は僅かに顔を顰めて見せたが、気にせずまた微笑む。
「いいわ。 どっちにしろ、彼方たちは私に感謝することになるんだから」
「はぁ?」
疑問をそのまま声にした時には、もう彼女は立って部室を後にしようとしていた。
引き留めてまで訊く様なコトではない、そう判断し、少年はそのまま彼女の背中を見つめた。
彼女は、異常だ。
8人全員を、同時に愛せるのだ。
8人全員と、何の躊躇いもなく——、先程の様な事が出来るのだ。
そして、
8人全員のためなら、ためと判断したならば——、
彼女は何でも出来るのだ。
「俺が、最後のターゲット、だったってこと、か、」
途切れ途切れながらも言葉を紡ぎ、少年は立ち上がる。
すると、
「先輩!! 大丈夫ッスか?!」
という、大きな声が聞こえてきた。
「へーきへーき、」
いつもの様に笑ってみせる。
「早く帰ったほうが良いッスよ、アイツ、いましたから」
「あぁ・・・・・・、さっきまで、一緒にいたんだよ」
「マジですか?! 大丈夫なんスか?!」
「まぁ、」
曖昧な返事をし、少年は荷物を持ち立ち上がる。
“彼方たちは私に感謝することになるんだから”
ゾワリ、
背中に、寒気が走る。
「そんなこと、ぜっっったいねぇ」
小さく呟く。
「氷の戦士。 彼らを————————————」
「消せば、彼方たちは喜ぶ、でしょう??」
翌日。
彼女は、立海附属中学校から姿を消した。
テニス部レギュラーに、僅かな不安を刻みつけて。
- Re: 凍り付く花 *テニスの王子様* 建て直し^^ ( No.6 )
- 日時: 2010/08/22 23:06
- 名前: 黒百合 (ID: TtH9.zpr)
- 参照: 壊して壊して壊して壊して、彼らを愛すの。
幼稚舎からエスカレーター式。
綺麗な校舎に、充実した設備。
誰が見ても1目で解る、お金持ちな学校の図。
そんな氷帝学園に在る、個性の強い人物が集うテニス部。
正レギュラー・準レギュラー・一般、と複雑な内部構造。
とりわけそこの正レギュラーは、個性が強いどころではなく、中学生とは思えない顔立ちに、体格。
部長の跡部を筆頭に、
ホストのような大人びた雰囲気を纏い、学園中の女子の目を釘付けにする。
昨年は青春学園を抑えて、都大会制覇。
関東大会準優勝で全国大会出場・・・・・・
ホストの様な正レギュラーは優秀な戦歴を持ち、関東・全国でも名の通った名門校と化していた。
そんな氷帝学園テニス部の、マネージャー。
特に勉強が出来るわけでもなく。
特に運動が出来るわけでもなく。
かといってそれほど可愛いわけでもない。
等身大の普通の女子中学生である。
学園中の女子を擒にする、
正レギュラー達と常に行動を共に出来る、おいしい立場な筈のマネージャー。
だが、特別扱いされるワケでもなく、必要以上にちやほやされるワケでもなく。
彼女はそれなりに過ごしている。
それなりに・・・・・・・・・、彼らと絆を造りながら。
3年間、その普通さ故に、彼らに親しまれてきた。
001:普通的日常 朝練ver.
「ふわぁ〜あぁ」
「うわ、大欠伸」
「うるさーい」
時刻はまだ朝の6:00。
いつもならまだ布団の中の夢の中。
しかし此処は、氷帝学園テニスコート。
「今日は早いんだよー、朝練の開始時間ー」
そんなコトをぼやきながら、ちゃくちゃくと練習の準備を進める。
「仕方ねぇだろ! コンソレーションで5位になって、都大会決まったんだからよ!」
「はいはい。 そーだねぇ」
「ったく、マネージャーも気合い入れろ! 美耶!」
美耶と呼ばれた少女は、隣にいる青い帽子を被った少年を見上げる。
「・・・・・・、何だよ」
そして、眠たげな表情[カオ]は何処へやら、いつものヘラッとした笑顔を見せる。
「ん——? なーんか、見慣れないなぁ、と思って」
「悪ぃかよ、」
「いや? 似合ってるけど」
「な、」
顔を赤らめる宍戸が、可愛いなぁ、と思ったり思わなかったり。
美耶は言葉を紡ぐ。
「レギュラー、守れて良かったね」
宍戸は、まだ納得していないような表情だったが、照れくさそうに笑う。
「まぁ、な」
此処に、正レギュラーを不動のモノとするため、土下座をして断髪までした男がいる。
それが、宍戸亮。
テニス馬鹿であり、純情少年であり。
そのため、口が上手い筈もなく。
「あ、あr「さーてと、練習始めますか! ・・・・って、跡部いないじゃん!」・・・テメェ、ワザとか?!」
「えぇ、なにが?!」
“ありがとう”の5文字も、スラッと言えなかったり。
「朝っぱらから元気やねぇ、お2人さん」
「こっちは眠いってのによぉ!」
関西弁の青光りする髪の少年と、ピンクのおかっぱで小柄な少年が近づいてくる。
「あ、」
「侑士! 岳人!」
美耶が名前を呼べば、侑士はヒラヒラと手を振った。
岳人は、無駄に飛ぶ。
「あ、2人とも! 跡部見てない?」
美耶が尋ねると、侑士が口を開く。
「跡部・・・・・・? 見てへんけど。 どないしたん?」
「なんか話があるってさ、昨日メールが」
「せやけど、まだ来とらんみたいやな」
「しょーがないから、部室のほう見てくるよ」
美耶はすたすたと部室の方へ歩く。
後ろ姿でも、不機嫌なのが伺える。
「怒ってるぜー、美耶」
「大丈夫やろ、いつものコトや」
宍戸も、逆方向のテニスコートへ向かって歩き始めていた。
「あーあ、あっちもご立腹だぜ?」
岳人は侑士を見上げながら言う。
侑士はため息。
そして、不敵に微笑む。
「・・・・・・、あれも、いつものコトや」
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