二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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とある魔術の禁書目録 聖 ㊤
日時: 2010/08/27 12:56
名前: 泉 海斗 (ID: smzRGBhk)

こんにちは、泉海斗です。
 とある魔術の禁書目録の二次創作も始めました。
これから投稿していきたいと思いますので、コメントお願いします。『守護霊と討手』のほうもよろしく!!

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Re: とある魔術の禁書目録 聖 ㊤ ( No.12 )
日時: 2010/09/04 08:10
名前: 泉 海斗 (ID: smzRGBhk)

一方通行は会合後コンビニで缶コーヒーを大量に購入していた。ふと目に留まったのはよく打ち止めが買ってくれとせがんでくるお菓子だった。いつもは面倒なので買ってはいなかったが、今日はなんだか買っていったほうが身のためだと思いかごの中に入れた。

そして警備員・黄泉川と住んでいる寮に戻り、部屋のドアを開けると中から。

「ちょっとミサかを置いてどこに行ってたのってミサカはミサカは怒りながら言ってみる」

10歳ぐらいのアホ毛が特徴の少女が現れていきなり一方通行に文句を言い始める。それをうっとうしく思った一方通行は買っておいたお菓子を投げてよこした。すると。

「これはミサカが大好きなお菓子だってミサカはミサカは喜んでみる」

「こいつを買いに行ってたんだよ。コーヒーのついでにだ」

わざと嘘をついてみる一方通行。そんなことを気にせず早速打ち止めはそれを食べ始めている。

「ありがとうってミサカはミサカは感謝してみる」

「そぉかい」

軽く返事をしてから一方通行は眠りに入った。その横では嬉しそうに食べる打ち止めのかわいらしい声を子守唄に聞きながら・・・。

ここは天草式と『テスタメント』の湊が潜伏している廃ビル。電話を片手に湊は外に出ていた。

「俺だ・・・。神楽か??」

『はいはーいってこのやり取りももう何度目かな??』

「俺達が始めてあってから耳がたこができるくらいだろうよ」

『それもそうかと数えることを断念します』

「それが賢明な判断だよ」

『情報が入ったから教えるね〜』

「ああ」

『『スカイ』が動き始めているね。賢者の石のレプリカを作ってそれを・・・なんていったかな??チンピラどもに渡してるってさ〜』

「石をスキルアウトに・・・??奴らは一体何をたくらんでいる??」

『能力ない人とか、低い人の優越感与えて何か事件でも起こさせるんじゃないの〜??』

「それもあるな」

『まあ、やつらが学園都市を内側からじわじわ破壊しようとしているのは確かだね〜』

「まったく面倒なやつらだ」

『それらを止めるために湊がいるんでしょ??』

「まあな」

『そんなところかな〜。また何か情報が入ったら連絡するよ〜』

「分かった」

そう言って電話を切った。現在は夜。少し夜の巡回に行くかと武装して学園都市の闇の中に消えていった。

時間はさかのぼり現在は昼過ぎ。御坂美琴は寮友の白井黒子、風紀委員関係で仲間の初春飾利と佐天涙子とともに学園都市のとある喫茶店で会話を楽しんでいた。

「最近はあの事件以来特に大きなことはありませんので、楽ですわね」

ケーキを切り分けながら黒子は言う。向かいの紅茶を飲む初春や佐天も頷く。

「大きいことはないって言うことは小さいことはあるの??」

ケーキを食べながら美琴は聞いてみる。この前の事件ではまさかの魔術師関係だったため、学園都市内の警戒が強まったのだった。しかしそれも最近はゆるくなってきている。

「そうですはね・・・行き倒れになっているスキルアウトが増えているってところですの??」

ケーキをほおばりながら黒子は言う。

「昨日までに50人を超えました。1日4人倒れていることになりますね」

パソコンを取り出して初春が報告する。

「そんなにひどいんだ」

少し同情を見せる美琴。

「それにしても不思議ですね。倒れた人たちが目を覚ましても何が起きたのか覚えていないって」

佐天が食べ終わってナプキンで口を拭きながら言う。

「一体ここで何が起きているのですの??」

黒子の言葉に誰も何もいえなかった。

そしてここ上条当麻が通っている学校に何やら私服姿の男が現れた。男の首からは十字架のネックレスがかけられていた。

「くっくっく、ここが幻想殺しが通う学校か・・・。まったくあいつもこんなところを最初の戦いの場にしなくてもいいのにな・・・」

文句を言いつつもルーンが描かれた紙を校内に侵入し、死角となるところに張り巡らせる。

「作業は順調??」

いきなり後ろから女の声がした。振り向くと仲間の1人が立っていた。

「ああ、これで宣戦布告は完璧だろう」

「それじゃあヨニエル、帰ろ」

「ああ、そうだな。祭りは明日だったなオファニス」

ヨニエルという男とオファニスという女は誰にも気づかれずに学校を後にした。

そして時間は戻って夜。現在湊は真っ暗な学園都市を歩いていた。ほとんどの学生は帰宅しているのかほとんど見当たらない。夜遊びしているかスキルアウトぐらいである。

「静かだ・・・」

闇に溶け込む黒い軍装姿の湊。数キロ先の闇もゴーグルの機能で探知できる。

「これだけ静かだと逆に不安になるな」




Re: とある魔術の禁書目録 聖 ㊤ ( No.13 )
日時: 2010/09/04 08:11
名前: 泉 海斗 (ID: smzRGBhk)

ゆっくりと歩いていると。向こうから誰かが来る姿を確認した。

「数は2人か・・・」

拳銃に手をかける。そして闇から現れたのは2人の能力者だった。

「お前が俺達の探している魔術師の1人か??」

垣根帝督が睨みつけながらいう。彼の目に映っているのは完全武装した少年だった。

「もし正解ならばあなたのことを私たちは捕まえなければいけない」

麦野沈利は淡々と述べる。彼女の目にも同じように映っている。

「そこをどいてもらいたい。お前たちと遊んでいる暇はないんだ。それとそこの男・・・お前の質問の答えはノーだ」

湊は低い声で返答する。静かな学園都市の通学路に2人の能力者と魔術師。にらみ合ったまま動かない。

「だったらあなたは一体何者かしら??」

少し眉間にしわを寄せて聞いてくる麦野。

「あんたらには関係のない者だ。聞いても今は何も役には立つまい。簡単に言えばここ学園都市をローマ正教から守りに来た魔術師だ」

答えるだけでそれ以外は何も言わない湊。

「でもよ・・・魔術師なんだから何かしら情報は持ってるはずだ。俺達についてきてもらおうか!!」

帝督は『ピンセット』を構え、麦野の周りには光が浮遊している。『未元ダーク物質マター』と『原子メルト崩し(ダウナー)』だ。

「ちっ!!」

湊は舌打ちをして自動式拳銃を構える。次の瞬間光が四方八方に放たれた。

ドガーン ドガーン ドガーン

電子線による攻撃があたりの道路を破壊する。それを空中に跳躍して交わす。そこに白い羽を生やした帝督が現れた。

「これで終わりだ!!ちょっと寝てろ!!」

そう言って殴りにかかる。しかし湊は銃に炎を付加させ。

赤い閃光が次々と帝督に突き刺さる。とは言っても羽を吹き飛ばしただけなのだが。更に追い討ちとして踵落しをクリーンヒットさせる。羽を失いきつい蹴りを受けてまっさかさまに墜落する帝督。そのまま地面に叩きつけられる。それを見た麦野は更に攻撃を繰り出す。しかし幾度もの死戦をくぐり抜けた彼にはぬるいものだった。

「なんて動きなの??」

ビルからビルへと、壁を使って高速移動する。突然消えたと思いきや。
ドガ!!

麦野の腹には重たい拳が突き刺さっていた。そのまま何も言えずに崩れ落ちる。

「くそが・・・」

何とか立ち上がった帝督も同じく拳で気絶させる。そしてすぐに携帯で連絡をする。

「あー、今・・・にいるんですけれども学生さんが倒れています。男女1人づつです。はい、よろしくお願いします」

表モードで電話を切るとすぐに裏モードで報告をする。

「俺だ・・・。神楽か??」

『はいはーい、どうしたのかな??』

「今しがた学園都市の2位と4位と戦闘をした。いきなりだったんでな。殺しはしていない。気絶させただけだ」

『なんだか、魔術師と戦う前に骨が折れそうだね』

「まったく俺は戦う気はさらさらなかったんだが」

『でも声は弾んでるじゃん??楽しかったんでしょ??久しぶりの戦闘』

「まあな、もう少し肩慣らしがしたかったが、これ以上事を荒立てたくないし、やったらやったでこいつらが生きてるかも分からないからな」

『まともにできるのは僕ぐらいかな??』

「分からん」

『そこは肯定して欲しかったな〜。彼氏として!!』

「スマンスマン」

『まったく、今度何かおごってよね。何か甘いもの!!』

「分かったよ。じゃあな」

そう言って湊は電話を切った。夜の風は少し強くなっていた・・・。

Re: とある魔術の禁書目録 聖 ㊤ ( No.14 )
日時: 2010/09/05 05:29
名前: 泉 海斗 (ID: smzRGBhk)

7 宣戦布告される学園都市
 ここは上条当麻が通う高校。今日もいつもどうり授業が行われていた。

「はーい、ここを土御門ちゃんに解いてもらいましょう〜」

小萌に指名され悲鳴を上げる土御門。

「にゃー!!聞いてなかったぜよ」

「おーい土御門何やってんだよ」

当麻が突っ込む。しかし・・・。

「そういうなら上条ちゃん行ってみましょう〜」

「なななぜ私上条さんに当たるんでせう??」

突然の振りにあわてる当麻だったが・・・。

どがーん どがーん どがーん

学校内で爆発が次々と起こった。生徒たちの悲鳴が響く。

「一体何が起こってるんだ??」

当麻が叫ぶ。

「まさかな・・・」

深刻な表情をする土御門。

「おい土御門!!何か知ってるのか??まさかこれが魔術師からの攻撃なのか??」

「ああそうだぜよカミヤン!!これはローマ正教からの学園都市への宣戦布告だ!!」

まさかという表情で固まる当麻。すでにほとんどの生徒が避難している。

「ちょっと上条と土御門!!あんたたちも早く逃げなさい!!」

どうやら姿が見えなかったので捜しに来たらしい吹寄。

「すまない吹寄後でいくらでも頭突き食らってやるから今は見逃してくれ!!」

「ちょっと待ちなさい!!」

自分の忠告に従わない当麻たちを止めようとする。しかし爆発は続く。

ドガーン ドガーン ドガーン

教室が崩れてきた。

「危ない!!」

当麻はあわてて吹寄を押し倒す。土御門も同じく教室を出る。

「いたたたってなんですかこの柔らかいものは・・・」

当麻は自分の頬が何かやわらかいものに当たっているのを感じていた。

「カミヤン・・・」

土御門の怒っているようで、哀れんでいるような顔があった。

「どうした土御門ってぶぼは!!」

当麻が突然後方に吹っ飛ばされた。どうやら吹寄が頭突きを食らわせたらしい。

「ちょっと上条当麻!!こんな状況の中でどさくさにまぎれてどこ触ってるのよ!!」

顔を真っ赤にして怒る吹寄。当麻もあたふたと弁解するがすべて却下されている。

「カミヤン!!急いで何とかしなければ学校が倒壊するぜよ!!」

「分かった!!吹寄は早く逃げろ!!」

「ちょっと待ちなさい!!」

しかしそんな彼女の言葉は彼らを引き止めることはできなかった。

ここは変わって湊が歩いている3階。彼はここに魔術が集中していると感じたのだ。案の定大量のルーンが死角虎利、更に破壊すれば構造をゆがませる場所に貼られていた。

「まったく姑息な手を使って宣戦布告しやがる」

めんどくさそうに1枚1枚中で打ち消していく。爆発がいつ起きるか分からない状況で破壊作業が続く。冷静にできるのは何度も同じ状況に立ってきたからだった。そこに現れたのは土御門と当麻だった。

「何ものぜよ・・・」

土御門のサングラスが光る。それを当麻が前に出て土御門が飛び掛るのを阻止した。

「土御門・・・こいつは必要悪の教会のやつだ」

「なんだって??」

確かに土御門もここに派遣されているエージェントのことは聞いていたがどんな姿かはまだ見ていなかった。

「上条当麻・・・今回は助かった。礼を言うぞ」

「そんなことよりもルーンを破壊すればいいんだな??」

「そう簡単なものではない」

「どういうことぜよ」

土御門と当麻は怪訝そうな顔で聞く。

「この形は何度も見てきたが順番に破壊しなければ誘発的に爆発する仕組みになっている。言わば色のない爆弾の縁を切るみたいなもんだ」

「それって死もあるってことですよね・・・」

だらだらと脂汗を流しながら当麻は聞く。

「だが俺は間違えない。俺は何度もこの形を体験してきた。そして多くの仲間を失ってきた・・・」

何も言えなかった。ただ黙るしか2人はできなかった。そして2人が分かったのはただこいつの指示に従おうということだ。

「俺の右手なら何とかなる。どこを破壊すれば言いか教えてくれ!!」

「俺も銃ぐらいは持ってるぜよ」

「なんで土御門さんはそんな物騒なものを学校に持ってきてるんでせう??」

「うるさいぞ。そんなことは後にしろ」

怒られておとなしくなる2人。的確に当てていき、ルーンを破壊して幾3人。そして最後の1枚を当麻が幻想殺しで消す。

「何とか爆発する前に終わったな」

「え??これって時間つきだったの??」

「あと10秒で爆発していた。俺一人だったら大変なことになってたかしれないな。礼を言う」

「そんな〜俺達はただ学校とみんなを守りたかったから頑張ったんだよ。なあ土御門」

「そうだにゃ〜、俺達の学校は俺達の手で守るんぜよ」

そんなことを言い合っている当麻たちを無視して湊は電話を始める。もちろん遠くに移動してだ。

「おれだ・・・。神楽か??」

『はいはーい。今日は何の報告なのかな??』

「今日うちの高校がローマ正教によって仕掛けられたルーン式の時限爆弾によって半壊した」

『それってさ・・・つまり宣戦布告ってことだよね??』

「ああ。ついにやつらが動くらしい」

『私も今そっちに向かう用意しているから。もう少しでタッグが復活だね』

「そん時はやつらを蹴散らすまでよ」

『今日は1人でやったんでしょ??』

「いや、幻想殺しとスパイのやつと共同でやった。まったく指示で余計な時間食っちまったぜ」

『まったく知らず知らずに足引っ張ってるんだよね。困ったもんだ』

「それはそうと、そっちの動向は何かないのか??」

『ほかの組織は特に不審な行動はしていないようだね。動いたときにはすぐに連絡が入るから』

「分かり次第連絡をくれ。俺の報告は以上だ」

『了解だよ。ところで浮気してないよね??』

「俺がお前意外にほれると思ってるのか??俺の好きになる女性を知ってるだろ??」

『戦闘中・・・背中を預けられる人だよね』

「今のお前にぴったりなのさ」

『キャーって喜んでみたり??早く戦いたいな〜』

「始まったら嫌ってほど戦うんだ。今はやるべきことをしようせ」

『了解だね』

「それじゃあ」

そう言って湊は電話を切った。

Re: とある魔術の禁書目録 聖 ㊤ ( No.15 )
日時: 2010/09/05 05:29
名前: 泉 海斗 (ID: smzRGBhk)

そして背後に誰かがいるのを感じた。それは電話中も感じていたが襲ってくる幹事ではなかったので無視していた。ゆっくりと拳銃を構えながら言う。

「誰だお前は」

「あなたの電話内容から、あなたは魔術師だとミサカは推測します」

「ミサカ??だと??」

「あなたの存在はすでにお姉さまから伝えられていますと、あなたの危険性をミサカは痛いほど感じています」

「御坂美琴とどういう関係か知らないが、俺は能力者と戦う気はないぞ。御坂美琴に伝えろ、俺は何もしていないとな。するつもりもない」

「それには証拠がありませんとミサカは疑ってみます」

「面倒だ」

「それならば「死ぬか??」」

突然口調に殺気がこもった。重苦しい雰囲気に包まれる。夏なのに寒気が走る。ミサカ妹は金縛りにあったかのように動けない。ほとんど思考ができない。

(この男は危険だと・・・ミサカはほかの妹たちに知らせます)

「ここを立ち去れ。さもなくば殺す」

その言葉には本気がこめられているのを嘗て殺されかけた彼女は感じ取った。そして自分では1分も持たないこともまた感じ取っていた。

ミサカ妹が去った後、湊は飄々としてクラスメイトのところに戻った。その後吹寄と小萌に怒られたのは当然だ。

Re: とある魔術の禁書目録 聖 ㊤ ( No.16 )
日時: 2010/09/11 14:02
名前: ゆーり& ◆DQR3XSYjuU (ID: nkm2s9o8)

ぉもしろい♡
続きよみたいですw


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