二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- フェアリーテイル〜呪われた少女〜
- 日時: 2010/10/22 07:22
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
はい。クリックありがとうございます。
初めて書くので心配ですが、読んだらなるべく感想をお願いします。
=注意事項=
1変なコメントは止めてください。
2遅いです。駄文です。ゼッタイ。
3短編になるかもしれません。
よろしくです。
オリキャラ
名前:ルディ・シーリア
年齢:19
魔法:謎
性別:女
性格:クール 短気
備考:外見は普通の女の人だが、クールさと外見とのギャップに大概の人は驚く。
〜プロローグ〜
「なんで…近づいちゃいけないの?」
一回聞かれた事がある。
だって私は呪われている。
呪い…とは、私が触った人が
何らかの事故や不幸な事に巻きこまれる事。
死にたい。私なんかいなければ…
そう思った。けど…
死ねないんだ。
永遠の命を約束されたから
- Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.41 )
- 日時: 2010/12/31 19:01
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜第25話 二重奏〜
「エルザ!!あれは……」
加勢中のハミングが見つけたのは、数人で群がっている男子。
「どうした!?」
「エルザさん!!あの…あれが…!」
指差した先には、巨大な怪物。
蝶のような怪物で、羽ばたくたび、紫色の粉が飛んでいる。
「粉にかかった人達からどんどん倒れていくんです!!」
「ハミング。ラグリア。手を貸せ。」
「お安い御用よ。」
女子数人が倒れ、アルシェの異常状態が出ている。
近くには、転がっている酒瓶。
アルシェの酒を植物、動物が少しでも含むと、巨大化し、粉を撒き散らす。
それが人体に入ると、アルシェの酒と同じ効果をもたらすのだ。
「換装!天輪の鎧!!」
「「ニ刀奥義…」」
三人は、瞬殺を狙っているせいで、そこに居た魔導士は、巻き添えを喰らわないよう、遠くへ離れている。
「天輪・ブルーメンプラット!!!」
「月夜・冬風!!!!」
蝶は、まるで粉のように切られ、散っていった。
「あの子達は、まだシスルの葉で治る。そう伝えてきて。」
ハミングとエルザは走り出す。
=残り 10分=
- Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.42 )
- 日時: 2011/01/11 15:36
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜作者より〜
随分ほったらかしにしてすいませんでした(汗)
次から、まだ強化合宿中ですが、最終話に向けて行きたいと思います。長い間お世話になり、読んで下さった皆様に感謝します。dyリリア♪#
- Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.43 )
- 日時: 2011/01/16 18:18
- 名前: リリア♪♯ (ID: CA3ig4y.)
最終章・ありがとう
〜第26話 “ミシアーナ”〜
ルディ達は、森の中を疾走していたが、一向に前が開けない。
「ルディ!道に迷ったんじゃない!?」
「いいえ。道標に立っている紫の大木は、ちゃんと導いているはず!主の私に背く事なんかないわ!!」
紫の木は、主の意向に従う。
今回は、アルシェの酒にかかっている者に導くようにしてあり、そして、紫の木はちゃんと先を照らしている。
夕方のせいか、森は暗闇につつまれ、10m先も見えない。
「あれ…!?」
馬が止まった。
目がおかしかった。
「ルーシィ!馬から降りて!!」
「えっ!?」
「早く!この馬、何かに操ら…!!」
暗闇はルディを包み、短い悲鳴と共に消えていった。
「ル…ディ…?」
そこから先は、ルーシィも覚えてはいない。
===============
「エルザ、終わったわ。」
「そうか。」
不審な事に、ルディから信号が無い。
魔力が見つからないのだ。
「何かあったんだ。それ以外考えられない。」
「うあっ!!」
ハミングの短い悲鳴が飛ぶ。
暗闇から手が伸びているように見えるが、何者かはわからない。
エルザも拘束されている。
「ハミング!!エルザ!!」
「ラグ…リア…!」
ラグリアは後ろから掴まれ、振り向く。
闇の色に近い黒い色。
フードのような被り物から、うっすらと見えた顔は、
不気味に笑っていた。
拝啓 ギルドFAIRY TAILの皆様。
ようこそ。 闇より集いし勇者様。
我がギルドの入り口、ミシアーナへ。
通称 地獄の入り口へ。
- Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.44 )
- 日時: 2011/01/21 17:53
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜第26話 暗き森に眠る二人の勇者〜
ルディ、ルーシィ
エルザ、ハミング、ラグリア。
目を覚ました五人は、居た場所に驚いた。
足元が無い。
何かによる力で浮かんでいた。
「ここは…?」
「ルディが居るぞ!」
「ルーシィも一緒か!」
ルディ達は、向かいに居るエルザ達を見つけた。
しかし、一歩でも動こうとすると、下は暗闇。
足場が無かった。
「ひっ…!」
「足場が無いんだ…!」
「ようこそ。フェアリーテイルの騎士の皆様。」
声が響く。
幼い女の子の声がした。
「手荒い歓迎をお許し下さい。」
「許せだ!?ふざけんじゃ無いわよッ!!このガキッ!!」
「ハミング、落ち着け。」
「………」
誰も居ない暗闇を睨みつけると、座り込んだ。
「貴方達を呼んだのは、ちょっとした“ゲーム”に参加してもらう為なの。」
「「「「「ゲーム?」」」」」
五人の声が重なる。
暗闇から、「クスッ」と笑い声がした。
「ゲームの前に…駒を用意してもらいましょうか?」
暗闇には、木に磔にされたナツとグレイだった。
「何時の間に…!!」
「私の魔法、“闇袖引き(ダークコア)”は、暗闇さえあれば、人をここへ連れ込めるの。
そう…退屈したギルドの門番達と遊んでもらう為にね…」
すると、いきなり電気が付き、辺りが明確となる。
段々上へ広がって行く穴。
その段には、魔導士達が並んでいる。
下の穴は消え、目の前には、王座に小さな女の子が綺麗なドレスと人形を抱えて座っている。
「闇ギルド・凍りついた命の入り口、ミシアーナへようこそ。貴方の命…置いてって?」
「子供…!?」
茶色の髪の、緩やかなカールが腰まであった。
お嬢様のような見た目だ。
「ナツとグレイを離せ。」
「なら…ここで私に勝つか、二人…生け贄になって。」
「生け贄!?」
「制限時間は、20秒。」
“女の子”が笑うと、磔の木から火がついた。
「ナツに火は効かない!!」
ルーシィは、“女の子”を睨み付けた。
“女の子”は一瞬驚くと、手を上に上げ、振り下ろした。
ナツの首から少し離れた所に、剣が現れた。
「これなら…効くんじゃない?」
「卑怯にも程があるわっ!!」
「闇ギルドの“マスター”にはそんな言葉は通用しないわ。」
また不敵な笑みを浮かべた。
「さあ…あと10秒。」
“女の子”は声を上げた。
木には、どんどん火がついていく。
その時、ハミングが“女の子”の前に立った。
ラグリアもいた。
「私達が生け贄になる。」
「ハミング!!」
ルディが叫んだ。
“女の子”はクスクスと笑うと、ハミングを見上げる。
「あら…随分潔いのね。」
「あがけばあがく程惨めになるからね。」
「そう…」
ハミングは、ふっと笑った。
“女の子”が手を開くと、ハミングとラグリアを闇で包み込んだ。
「私は、“二人の勇者”に希望をかける。」
「闇の門番」
勢い良く手を閉じたと共に、闇の周りには炎が上がり、ハミングとラグリアは消えた。
「ハミング!!ラグリア!!」
「別に死んだ訳じゃないわ。」
ナツと、グレイがエルザ達の前に落ちた。
「一時的に別空間に居てもらっているわ。ゲームに買ったら、返してあげる。」
幼い少女とは思えないくらい、声を低め、不敵に睨んだ。
「ゲームは簡単よ。私がマスターの闇ギルドフリージア・ライフの魔導士、及び私と戦ってもらう。」
「勝ったら?」
エルザが少女を睨んだ。
「そうね…敗退した二人の騎士を返して、元の地上へお返しするわ。
ただし、負けたら…」
“女の子”は手を上げた。
何も無い空間に、映像が一つ浮かび上がった。
焼けて行く町。
逃げ惑う人々。
「嘘…!」
「ルディ・シーリア、貴方の族を襲い、光のギルドを全滅させる!」
不幸を告げる声が、辺りに響き渡った。
- Re: フェアリーテイル〜呪われた少女〜 ( No.45 )
- 日時: 2011/02/06 17:57
- 名前: リリア♪# (ID: CA3ig4y.)
〜第27話 勇敢なる戦士〜
ハミングとラグリアが消えた。
そして、村が消えて行く。
「い……や……」
「嫌なら、戦ってもらうわ。」
頭を抱えこみ、座り込んだ。
「何で…ユカル族の末裔が……」
「何で?それは此方が聞きたい事よ。ユカル族の殆どはシーリアに敗れ、私は、その先祖の恨みを持ち、今、シーリアの末裔と戦うのよ…!!」
少女の目は、次第に黒く染まった。
少女の周りには、半透明の幽霊達が集まっていく。
「ねぇ…見える?この亡霊達が。」
「恨みを抱くくらいなら、最初から戦わなければよかったのに!!」
「始まってしまった戦いを、どう止めるの?」
「……!!」
「始まって、終わりの見えない戦いを、自分の誇りを捨てて止めろと言うの?
私は諦めない。たとえこの命が尽きても…お前を倒す。」
少女が叫んだと共に、それぞれが乗っていた床が落ちた。
エルザ、ルディ、グレイ、ナツ。ルーシィ。
それぞれが別々の穴に落ちていった。
「悪魔の回路!!開幕よ!!」
不吉を告げる鐘は、遮る事も無く、鳴り響いた。
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