二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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薄桜鬼 -月夜の空の下-
日時: 2010/10/23 13:34
名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)

薄桜鬼依存症のエレンです!!
新しく始めました!!

☆注意
・荒らしは駄目!禁止です!
・矛盾が生じる
・更新が亀以下。
・文というより、単語。
・オリキャラが出てきます。
・トリップ物語です。

グダグダな文で、グダグダ作者は駄目
薄桜鬼嫌い
という人は、バックホームしてください。

グダグダ文でもok!という心の広い方のみ、進んでください!!

☆オリジナルキャラクター☆
白百合 琥珀(シラユリ コハク)
L仕事では、百合。通常では琥珀。

時風 白夜(トキカゼ ビャクヤ)
L白夜こと時風白夜。黒夜とは双子(兄)名字があまり出てこないことには触れない。

時風 黒夜(トキカゼ コクヤ
L黒夜こと時風黒夜。白夜とは双子(弟)犬歯がトレードマーク。ツンデレ気味。名字については上参照。

随時更新…

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Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.20 )
日時: 2010/11/25 21:20
名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)

9「新人と先輩」

結局のところ。
朝ごはんは私の持っていた手作り弁当において終りを迎えた。平助と沖田さんが作ったと行っていた朝ごはんは何処へ消えたのか、私は知らない。いや、知ろうとしていない。興味ないし。
私はというと、何処からか湧いてきた慈悲の念からお皿洗いを自ら請け負ってしまった。
今思うと、馬鹿な事をしたと思っている。なぜ、こんなにも面倒な事を自分から率先してしまったのかと。
後悔先に立たず。というのは、まさにこのこと。そう思っているうちに、気づけば皿洗いは終わり最後の一枚を拭いたところ、となった。
「さて。永倉さんと原田さんが稽古しているらしいから混ざってこようかな…。」
すると、そこに斎藤さんが通りかかった。
「あっ、斎藤さん!」
声をかけると、立ち止まり振り返ってくれた。
「昨日はすいませんでした…。いろいろと…、重くなかったですか?」
「あぁ…いや別に。どちらかといえば、軽かったから気にする必要は…。」
「どちらかって…。」
そういって、シュンとして軽く俯くと斎藤さんは慌てはじめた。
「あぁいや!そういうことではなくて…だな!!」
あぁ、この反応は…。限界だ…。
「フッ…ハハッ!!斎藤さんって面白いですね!!」
笑顔で顔を上げると、斎藤さんは少し顔を赤くしてそっぽを向いてしまった…。
そういえば、今朝もこんな事あったな…。平助と沖田さんに……。
「あの…。」
斎藤さんは、すぐに真顔に戻りこちらを向いた。
「ここって、笑っちゃいけないんですか…?」
「…何故そんな事を聞く。」
「だって…。」
そういって、上目遣いで顔を見ると本気で”何故”って顔をしているからそれ以上きくのは、やめにしようと思った。
「いえ!なんでもないです!それより、道場の場所知りませんか?稽古に混ざろうと思ってるんですけど…。」
「…?道場か。俺も行くところだから、一緒に行くか?」
「はい!」
先に歩き出した斎藤さんを小走りで走って追いかけていった。

道場に着き、原田さんと永倉さんに声をかけた。ちょうど中は休憩中だった。
「おぉ!琥珀!きたのか!」
景気のいい声と共にバシバシと永倉さんに叩かれ苦笑いを浮かべると、他の隊士からの目線がいやにつめたい。
「俺と佐之はいまから巡察だから、あとは斎藤!頼んだぞ。」
「あぁ。」
二人を見送ると、斎藤さんは顔を洗ってくるといって道場を去っていった。
残された私は、何人かの隊士に声をかけられた。
「お前、新人?」
「あ、はい。昨日スカウト…じゃなくて、誘われたので入りました。」
「普通、新人ってのは一番最初に来て道場を掃除するもんだろ?」
来た。何処の時代でもこういうのはおなじみなのか。新人イジメ。半ばうんざりしつつ返す言葉を選ぶ。
「そうなんですか?すみません知らなかったのもので。」
私は、道場の障子を閉めながら言う。
「なめてんのか!?新人ってのはそういうもんなんだよ!お前、細いし力なさそうだし…そうだ!俺たちが鍛えてやるよ!」
この展開って言うのは…まさかとは思うが…。
「そうだな!まずは剣道を……」
その時、斎藤さんが入ってきた。
「なにやってんだ。お前達。」
「あっ!斎藤組長いえ…なにもして…。」
「今から、先輩達が私を鍛えてくれるんですって!駄目ですかね?斎藤さん。」
斎藤さんは、ため息をつくと
「俺が監視しているからな…。」
「ありがとうございます!じゃ、さっそくやりましょうか!先輩方!」

用意が終わり木刀を手渡される。初めて竹刀なんて持った。握り方なんてわかんないし。一先ずみようみまねで行こう。先輩方を両手でどうやら握っているみたいだけど、これって効率悪すぎると思う。絶対…。
「片手のほうがいいと思うんだけど。」
ボソッと言うと、先輩の一人が顔をゆがめた。その先輩が竹刀を持って相手になるといった。
「じゃあ、先輩からかかってきてくれませんか?先輩に向かっていくのは気が引けてしまうので…。」
こんなの、大嘘である。
先輩はそれを嘘だと知っているのか否か定かではないが、こちらに向かってきた。
「やぁぁぁ!!」
私はそれを余裕で交わす。すると、すぐに二度目の攻撃がやってきた。
私は、右手で竹刀を持ったままそれを防ぐと相手の攻撃を打ち払い瞬間的に竹刀を左手に持ち替え竹刀の刀で言うつばの部分を上へと打ち払った。
竹刀は空中へと上がっている。
先輩は竹刀を打ち払った反動で倒れる。その喉元に竹刀を添えてやると
「やめ!!」
斎藤さんから終了の合図がかかる。
「ありがとうございました先輩!」
そういうと、軽く礼をして竹刀を右手に持ち替えて握り方を色々と試してみる。
「琥珀、剣道をやったことはあるのか?」
「ないですよ、そんなもの。第一、竹刀とか木刀すら使ったことも持ったこともないです…。」
刀なんて、この時代に来て初めて使ったから、使い方なんて全く分からない。適当に勘でやっている、といったほうが正しい。私が今までに培ってきた戦闘スキルが物を言っているようなものだ。
「そうか。」
斎藤さんはそういうと、先輩の隊士達に剣術の稽古をつけるのを横で見ていろといって、この日の稽古は終わった。
私が思ったことはただ一つ。
”弱っ”
それだけ。
あくびを噛み殺しながら斎藤さんの稽古を見ていると不思議と、刀を使うイメージが湧いてきた。
今度それを実践で使ってみようと心に決めた。

後日。
先輩が私に対する態度に大きな変化がもたらされたのは言うまでもない。

Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.21 )
日時: 2010/11/30 17:45
名前: 奈絡 ◆nMFqOF/qCM (ID: 3rAN7p/m)
参照: http://sanctuary.nandemo.gr.jp/work/miyako/

テスト、終わったんだ!
いいなぁ
俺はこれからだ〜
斎藤、可愛い!!!
がんばってね!!

Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.22 )
日時: 2010/12/04 21:00
名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)


☆奈絡☆
ありがとう!!
頑張って更新する!!今から((

テスト頑張ってね♪
斎藤さん可愛いよね〜^^
あ、ちなみにww

斎藤さんルートのような感じにするから!!
奈絡も頑張ってね!!

Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.23 )
日時: 2010/12/06 16:49
名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)

10「限界と愛情」

どうしよう。
ここにきて、十日もたった。いや、十日しか立っていない、といったほうがいい。それなのに、私はいま……
体力の限界が来ている。
いや、体力と気力、精神力までもが奪われている。
黒夜と白夜にしか言っていないのだが。私は新選組の屯所全体を結界で守っている。何十にも重ねた結界を張っているのだ。
だが、それを保つには魔力が必要だ。私の魔力に関しては、底がないのも同然といえる。だが。
そこに、稽古、巡察と肉体労働やらが入ってくると話は別だ。もともと、運動音痴な訳ではない。だが、運動が人よりも少し得意なくらいの私にとって、これが日常となると精神面ともに、削られていくのだ。
「もう、限界……かも…。」
2、3日前から黒夜と白夜にも手伝ってもらっている。二人とも、普通の魔法使いよりも魔力はとても多いのだが、底がある。
だから、無理はさせられない。それに、いざとなったときには、二人に戦ってもらうしか他ならない状況に陥ってしまったために、なおさら、無理をさせない条件が増えてしまった。
「気分悪い…。」
朝稽古の後、早めに部屋へ戻り食事を取りに広間へと向かう途中。私は、壁際によりうずくまる。
「どうしよう…。黒夜と白夜には無理させられないし…。魔力はあるのに…。」
精神面か、体力面だけでも回復させられれば…。どれだけましになるのだろうか…。
「早く行かなきゃ…。」
思い切って立ち上がる。その時、視界がくだりとゆれる。
脳貧血が起こって……。つまりは、立ちくらみが起こった。
倒れる……!!
まぶたを強く閉じたその時。後ろから強く引っ張られ、誰かにぶつかる。
「……大丈夫か…?」
ゆっくりと目を開けると、斎藤さんが心配そうな顔で私を見ている。
左手で、私の右手を掴み抱きとめてくれたようだ。
「あ、はい…すいません。ちょっとめまいがして…。」
斎藤さんの体をかりつつ左手で上半身を起こし、距離をとりつつ、自分自身で体を支える。
「顔色が悪いぞ?」
「最近寝てなくて…。大丈夫です、何とかしますから。それと、助けてくれてありがとうございます。」
一礼して私が歩き出そうとすると、つながれたままの右手がまた強く引っ張られる。
「どうしたんですか?」
「今日は休め。副長には、俺から言っておく。」
「本当に大丈夫ですから…。」
「なにやってんの?一君?」
その声と共に、引っ張られていた右手が離され今度は後ろへと引っ張られる。
「総司!!」
気が付くと、沖田さんが後ろから私を抱きしめている。
「お、沖田さん!?!?何してるんですか!離してください!!」
「えーどうしよっかな??一君ともおんなじことしてたんでしょ?」
「してません!!……っ!!!」
大声を出した性なのか、立っていられないほど頭が痛む。すかさず、払った右手に魔力を溜め頭痛を引かせる。
「大丈夫か、琥珀。」
斎藤さんは、しゃがみこみ手を貸してくれる。
「総司、副長に言っておいてくれ。」
「はいはい。」
沖田さんは、手をひらひらと振りながら歩いていった。本当に、何考えているのかよく分からない…。
「歩けるか?」
「はい。一人で大丈夫です。斎藤さんは、広間に…。」
「だめだ、俺も行く。」
「何故?」
そう聞くと、斎藤さんは黙ってしまった…。
「危ないからですか?」
「否…。」
「じゃあ、信用していないからですか?」
「それは、断じて違う。」
他の事は思いつかない。他の理由…。なんなんだろう。
「今は、思いつかないので、後で答え教えてください。」
「あぁ。その代わり。」
そういうと、斎藤さんは立ち止まって私のほうを見る。
「こんなになるまで、何していたのか話せ。」
「……黒夜と白夜にでも聞いて下さい。」
そういうと、沈黙のまま部屋へとつき一礼をして、自室へと、退散していった。





朝食の時間。
俺は、副長に報告した。そして、黒夜、白夜を問い詰めることになった。
「早く話せ。二人とも!!」
副長の檄が飛ぶ。
「白夜、どうするんだよ。」
「琥珀に話すなといわれている以上話さない。」
そういって、断固として譲らない二人。これは仲間だとか友情とかそういったものだけではない絆がある。
どちらかといえば、家族の絆……いや、愛情に似ているものだ。
「……琥珀が、お前らに聞けといっていたぞ。」
たまらずに口を開くと、二人は一瞬だけ表情をかすかに曇らせた。
一息おき白夜が口を開いた。
「新選組が狙われているのは知っているよな。」
「あー、そんなこと琥珀が言っていたよな。」
平助が、その時の事を思い出すように目を閉じながら言う。
「そんでだ。あいつがここに何もしないって思うか…?」
「どういうこったぁ?それは。」
新八がそういって問いかける。
「つまり、ここの屯所全体に結界を張っているんだ。」
「!!!」
全員が、絶句した。
ここの屯所は見た目以上広い。それをすべてカバーすることがどんなに酷なのかということくらい、俺にだって容易に想像できる。
「それに、何十にも重ねてんだよ。」
「それで、体力共に減っているという訳だ。」
…………。
「限界という訳か?」
「まぁ、あいつの魔力ってのは底がないというくらいだからな。心配ないと思うが、なれない環境での暮らしとかが重なると限界が来ても可笑しくねえな。」
黒夜は、そういうと顔をかき始めそっぽを向いた。
「あいつにやめさせねえとな。」
副長の言葉に、賛同が上がる。
「それは無理だろうな。」
白夜の言葉に視線が集中する。
「それは、どういうことだ…?」
いつもより低い副長の声が、白夜に向かう。
「あいつは、お前らが傷ついてほしくないと思っている。少なくとも、俺たちの理由や”自分の理由”で。」
自分の理由…そこがどうしても引っかかる。総司もそういう顔をしている。つまりは、琥珀たちの理由とあいつ自体の理由は違うということになる。
「まぁ、魔力を使いすぎないようには言ってみるが。無理だと思ったほうが良いな。」
「あいつ自身も、体力をつけようと頑張っているみたいだしな。あんなふうに何かに真剣な琥珀は久しぶりで、止める気にならないんだ。」
「それって、何事にも無関心って事か?」
平助の質問は、もっともだ。
「あー。そういうんじゃねぇんだ。あいつはな、その。修行とか、稽古とか…そういうのをしたことないんだ。正確にはする必要がないんだ。」
「黒夜。それって、どういうこと?」
総司の顔から、いつもの笑顔が少し消えていた。
「琥珀は、見れば何でも習得する。見ること記憶することがすべてなんだ。見たものを記憶し、それをどういうわけか脳で変換して、聴覚や嗅覚その他の感覚器官や、五感、身体能力にまで影響させることができる。その逆もできなくは無いと思う。」
「だから、あいつは何でも記憶できるから修行なんてものはしなくても一回だけ見れば同じ動きができる。それにあいつのすごいところは、その動きに自分自身の戦闘能力やこれまで培ってきた記憶や知識を、応用しそれに組み込むことだ。」
白夜と黒夜は話し終えると、口を閉ざし返答を待っているようだった。
「わかった。」
「近藤さん…!」
「まぁ、待てトシ。」
近藤さんは、ひざを叩くと声を張った。
「琥珀君には、引き続き稽古を続けてもらう。だが、無理をさせないようにすること。その場にいる幹部は責任を持って琥珀君を見守ること!!それで、良いんじゃないか?」
そういって、笑う近藤さんに賛同の意見が上がる。その時、障子がゆっくり開いた。
「そんなにしなくても良いですよ。」
全員が、その方向を向いた。そこにいたのは、琥珀だった…。
「琥珀、平気なのか?」
「大丈夫だよ、平助。まぁ、ちょっとダルイだけ。」
そういうと、部屋に入り障子を静かに閉めた。
「今の話聞いているに、要は私が無理をしなきゃいいんですよね?」
「あ、あぁ…。」
近藤さんの返答に、少しだけ笑顔を作って。
「わかりました。」
それだけを残すと、部屋を出て行った。

広間から出て行って、少しふらふらする足取りの中、さっきの言葉が頭から離れない。
「あ、あぁ。」という、近藤さんの言葉を思い出す。
あぁいうのを愛情というのだろうか…?
よくわからない。分からないのは当然だけど…。親からそんな愛情なんて受けたことないし…。逆に、それが元で、今じゃてんてこまいな訳だし。
ため息を一つついた。
「愛情ね…。そんなもの、私には必要ない…。」


                            小さく、小さくそう呟いた…………。

Re: 薄桜鬼 -月夜の空の下- ( No.24 )
日時: 2010/12/06 16:52
名前: 愛恋 (ID: UDcUxrh6)


↑、更新いたしましたww

3000文字以上とか若干なめています…。
すいませんorz……

もう、文章でもない。単語だ…。いや、象形文字だ。
こんなんしか、文才がなくてスイマセン・・・・・・・。


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