二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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【ボーカロイド】ミクの初恋☆
日時: 2011/01/22 19:45
名前: 紫陽花 (ID: MRwb6zkQ)

初めまして!またはこんにちわ!
紫陽花です。
この小説では、ミクの初恋の話を書こうと思います。
多分、たまに歌もやるかも・・・・

−注意−

・ボカロが嫌いな人
・紫陽花のことが嫌いな人
・荒らしに来ましたー!って人
・ミクに恋何かして欲しくないって人
・キャラ崩壊に耐えられない人

は、帰ってください。


第一話 >>1
第二話 >>2
第三話 >>3
第四話 >>11
第五話 >>15
第六話 >>16
第七話 >>17
第八話 >>20
第九話 >>23
第十話 >>30
第十一話 >>31
第十二話 >>35
第十三話 >>37
第十四話 >>38
第十五話 >>44
第十六話 >>45
第十七話 >>46


番外編

参照100突破記念 『from Y to Y』 >>26 >>31


『白い雪のプリンセスは』 >>41 >>43


注意

その1 >>4

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Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.42 )
日時: 2011/01/05 12:34
名前: 紫陽花 (ID: povdN7Wc)

お久しぶりです、紫陽花です。
まぁ、こんな更新スピードの所に来てくれる方なんて居ませんよね。

えっと、参照が200を突破したので何か歌の小説を書きたいと思います。
何が良いですかね・・・?
あ、今書いている、『白い雪のプリンセスは』をお祝い小説にする気はないのですが・・・。
参照200突破する前から書いていた物なので。

ま、アンケートみたいな物です。
募集してます☆
あ、歌、分かった方がいらっしゃったらその方を優先とさせて頂きます。

でわっ♪

Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.43 )
日時: 2011/01/05 13:00
名前: 紫陽花 (ID: povdN7Wc)

白い雪のプリンセスは・・・2




あぁ・・・私、死んでしまうのね・・・・。

意識が、呼吸が、心臓が、・・・・感覚も、無くなって。




「白雪!!」


お父様の声がする・・・。

でも、・・・答えられない。




そういえば、お父様が前に読んで下さった御伽噺・・・・。

あのお姫様も、お母様のもてなさった料理で死んでしまうのでしたね・・・。

私も、そうなのね・・・・。



時が、止まる。





お願い、KISSで目を醒まさせてくれませんか?

白い棺・・・城と言う、牢獄の様な場所から、連れ出して欲しいの。


お母様の憎しみは、私の身体をついに貫いた。

だから、助けに来て?

ここから祈ってる、王子様が来てくれる事を。





ガチャ・・・・







「お父様、もうネクタイ位自分で結んで下さいな!」

「でも、白雪の方が上手いし早いだろう?」

「そ、それは・・・・」



そんな会話の中までも、お母様は妬んで来ますわ。



「お願い、小人さん達!お母様から私を護って!!」



そうお願いしても知らん振り。

もう・・・助けてくれないなんて・・・。


「ねぇ、白雪。」


グッ・・・・



「お、母・・様・・・?!・・・やめ、て・・・・!」


「ふふ、これで・・・私の物」


ギュッ




「いやぁぁぁぁぁああ!!!!」





悲しくて辛くて、零した涙。

その一粒さえも、拭えなくて・・・。


呼吸も、出来なくなって。



視界、消えた。




お願い、この世に私が居る内に来て!私だけの王子様!

駆けて来て欲しいの。

訳は聞かないで、・・・・私にだって、答えられない。


望まなかった。憎まれの感情なんて。

お父様への、お母様の愛情はとても深いわ、とても。

だから、・・・二乗したの・・・・?


もう直ぐで、私は・・・居なくなるのかな・・・?




命が終わるかも、知れません・・・。

音が、切れていって。

酸素が、廻らない・・・!!


あぁ、昔読んだ御伽噺が・・・・。

そう、あれは、・・・毒リンゴを食したお姫様は、・・・・眠りにつく。

私も、眠りに・・・・・。




バタン・・・・



お願いKISSで目を醒まさせて欲しいの。

私の胸の中の気持ち、王子様に届きますか・・・?

階段を上って、・・・ドアを開けて。


私を見つけて欲しいの・・・。



お願い、王子様・・・・。




あれ・・・?


あの子は・・・・・・。



私の王子様は、貴方だったのね。


消える前に、・・・早く・・・・私を、目覚めさせて。

消えてしまうその前に・・・・。






  キミ
ね、王子様。

Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.44 )
日時: 2011/01/12 14:51
名前: 紫陽花 (ID: VGf3vERk)

第十五話 穢れなく蒼を重ねて、いる。






「さ、着いたわよ」



こ、ここが発声練習場・・・・。

広い!そして、・・・・何でこんなモノがあるのかな・・・・?



まず、・・・室内にジェットコースター。

天井突き破ってるし・・・。マスターは何て言ってるんだろう・・・・?



「よ〜し!アタシは最初にアレやる!!」


ローラさんの言う『アレ』とは、・・・・某ネズミ大国のエレベーター・・・。

ま、正確に言うと、・・・『タワーオブテラー』なんだけど・・・。



「さ〜!!ミクっちも一緒に乗ろーよ!!楽しいよ〜!」

「え、ええぇぇぇ?!?!?!こ、これに乗るの・・・?怖いんだけど・・・。」

「それはいーから!だってここ、ちょっと楽しくなる様にってさ、本物のゆーれいが住んでんだよ!!?こ〜んな楽しいトコないじゃん!」


え?今、なんて・・・?

確か、『本物のゆーれいが住んで』・・・・怖いよ〜〜!!!

楽しくはならないよ〜〜・・・・。


多分、この二人と私は、精神構造が違うのかもね。

こんなに怖いトコに平気で乗っちゃうんだもん。




「んじゃ、お願いしま〜す!」

「はい、分かったわ」



ポチッ






ガダァァァァン




「え?」



ゴォォォォ・・・・・






な、何で・・・?


私、このエレベーターには乗らなかったよね・・・?

しかも、周りを見るとレオン君やミリアムさんまで乗ってる。


じゃ、じゃあ、このエレベーター、・・・・周りの人間は全て乗せる設計にしてあるの?!

・・・・誰がこんなの作ったんだろう・・・?

あ、ミリアムさんかな・・?


いや、違うと思う、・・・けど。


ミリアムさんがこんなに楽しそうな顔をしてるって事は、・・・・ミリアムさんなのかも・・・?



って・・・・




「きゃああぁぁぁぁああああ!!!」




こんなに速いなんて聞いてないよ〜〜〜〜〜!!!!!


相変わらず皆さんは笑顔のまま落ちて行ってるし・・・・。




「降ろして〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」





ゴォォォオォォォォオオオオオ・・・・






お、終わったぁ〜〜・・・・。


「楽しかったでしょう?ミクちゃん」


ミ、ミリアムさん・・・・すんごい笑顔・・・・。


裏切る訳にも行かないしな・・・。


「はい、・・・楽しかったです・・・。」

「良かったわ、楽しんで貰えて!じゃあ、早速だけど次行きましょう」

「はい、・・・えぇ?!次あったんですか?!」

「勿論。だって、楽しいじゃない?」



じゃあ、このさらに上の悪夢が・・・あるってコト・・・?

それだけは遠慮させて!!心から〜〜!!!



「じゃ、ミクさん。次はアレです」


あ!ちゃ〜んとした所だ・・・!

というか、武道館みたい。


・・・・室内ってトコから違うけど!




「じゃ、中入って下さい。セットは終わりました」

「わ〜!楽しみ〜〜!!!」



中に入った私は、一瞬にして固まった。



中にあったのはステージではなく、・・・・・一面の風船だった。








Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.45 )
日時: 2011/01/15 21:16
名前: 紫陽花 (ID: Vnyl4jks)

第十六話 全ての言葉は、無駄となる。






「ふ・・・風船?!」

「えぇ、そうよ」

「よ〜し!行っくよ〜〜!!」


そうローラさんが叫ぶと、風船に向かって突っ込んで行った。

・・・い、痛くないのかな・・・?

あ、風船だから痛くないのは分かってるけど!



「ここは、奥にカラオケがあってね、それを盛り上げる為のパーティーグッズよ。風船は。後、ここはステージだから気をつけてね」

「あ・・・・はい・・・・」

こ、こんなにパーティーグッズがあるの?!

ありえない・・・ステージが埋まってるよ?!


「じゃあ、早速行きましょうか?」

「はい!」

まぁ、どんな形であれ、歌えるのは良い。

だって、楽しいし、アズマさんも、きっと・・・・。



ううん、きっと違う。

GUMIを調教してなんて、居ないもん!!!



「ミクちゃん?大丈夫?」

「ミ・・ミリアムさん・・・大丈夫、です」

「そう、・・・あら、先に双子が歌うわよ。下がって」

「は、はい!」




ゴォオォォ・・・・・




キ、キレイ・・・澄んだ歌声・・・!

でも、でも、・・・この猛突風は何?!

うぅ・・・しかもミリアムさんはちゃんと普通の顔で目あけて、見てるよぉ・・・・!!!

ど〜して〜〜〜??!




「どうだった?ミクっち!!アタシの歌!!」

「とっても上手でした!キレイで、澄んでて!!」

「ホント?!ありがと〜!じゃあ次は、ミクっちが歌って!!」

「え・・・?で、でも、・・・私、下手ですよ・・・?」

「良いって!変な所はアタシ達が直すからさっ!」

「は・・・・はい・・・・・」




コツ・・・・




うぅ・・・何で私がこんなデカいステージに・・・。

き、緊張するよ〜〜!!

精神年齢低いとは言え、皆先輩だし、歌上手いし、・・・緊張する〜!!



「えっと、じゃあ、メルト歌います」


「ガンバレ〜〜ミクっち!」

「頑張ってください、ミクさん」

「頑張ってね〜!!ミクちゃん!」



・・・あぁ、皆に聴いて貰えるなんて、何時ぶりだろ・・・。

祝福されながら、笑顔で笑いながら。

心の底から楽しく歌えるのは、きっと随分昔ぶり。


・・・・・皆の為にも、私は歌うんだ。





「ありがとう、・・・御座いましたッ!!!」







Re: 【ボーカロイド】ミクの初恋☆ ( No.46 )
日時: 2011/01/22 19:44
名前: 紫陽花 (ID: MRwb6zkQ)

第十七話 嘘零れ出ちゃうかもね。





「ミクちゃん、上手だったわ!」

「ミクっち〜!アンコール!!」

「ミクさん、・・・とても、良かったです」



皆に喜んでくれた・・・・。

それだけで、私はホッとしちゃった。



「あ・・・・」




気がつくと、私は泣いていた。

何でか分かんなかったけど、歌を歌えたからかも知れないな。

皆に、またこうやって聴いて貰える日が来るなんて、思わなかったから。


「ミクっち?!あたし失礼なコト言っちゃった?!」

「ミ・・ミクさん・・・?えっと、どうしました!?」


「ううん、私が、ちょっと・・・ね・・・・」



皆、私を気遣ってくれてる・・・・。

それだけで、私は最高の気分・・・!!

・・・・だって、こんな風に誰かと笑って過ごすなんて久しぶりだもん!

今だけは、このままで・・・!!




「ミクちゃん、もうこんな時間よ。大丈夫?」

「へ・・・?・・・・え!?もうこんな時間〜〜!?」

「え〜!ミクっちもう帰っちゃうの〜〜!?もっと遊びた〜〜い〜〜!!」



案外、あの双子と一緒にまだ乗り続けるのは遠慮したかったから良かったけど・・・・。

ホントは、・・・ホントはね。


あれだけゴチャゴチャしてても関係ない。あんな風に皆に聴いて貰えたコトは、と〜っても良かった!!

・・・・だから、・・・ちょっと、残念だな・・・。




「あの、・・・何から何まで、有難う御座いました!私、とっても楽しかったです!!」

「えぇ、またいらっしゃい。今度はもっと色んな所で発声練習しましょ」


え・・・・。

あれだけじゃ無かったのは気付いてたけど、そんなにあったんだ・・・・!!


「ミクっち〜!今日は楽しかった!アタシの家にも来なさいよッ!」

「俺も結構楽しかった。また来いよな!」


レオンさん、・・・私に対するあの態度はすっかりなくなっちゃったんだ・・・。

まぁ、皆楽しかったって言ってたし、また来よ〜うっと!



「本ッ当〜に!有難う御座いました!!また来ます!!」





良い人たちだったな。三人とも。


え〜っと今度は、・・・プリマさんと、ソニカさんと、トニオさん・・・・。


頑張って、出来るだけ多く味方に付けなきゃ!!





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