二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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少年陰陽師 『分身多数注意報』
日時: 2010/11/07 13:08
名前: 太蘭 (ID: ncyYlurw)

◆あらすじ◆
昌浩が、たくさん出てきて、もっくんが
混乱します。

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Re: 少年陰陽師 『分身多数注意報』 ( No.3 )
日時: 2010/11/07 17:31
名前: 太蘭 (ID: bd9VsAaG)

「せ一め一。聞いてくれよ〜。昌浩がなぁ………っ!!!」
先ほどの出来事を晴明に伝えようとした物の怪は、晴明と一緒にいる人物を見た瞬間、目を見開いた。
「何さ、もっくん。俺がどうかした?」
そこに晴明と一緒にいたのは、先ほどとんでもなく黒くなっていた昌浩だった。
(ちょっとまて。何で昌浩が、ここにいる!さっきの~あれ~は、何だったんだ。…だが、もし同一人物だったとしても、だ!こんなに性格が変わることは、まず無い。
「もっくん!!何さっきから、ぶつぶつ言ってんのさ!」
「あ〜いや。何でも…な…い」
もう何が、どうなっているのか、まったく分からない。
「あっ、もっくん。今日は、ちょっと出仕するのが遅くなるから、じい様に用事があるなら、ゆっくり話しているといいよ」
そんなことを言い残して昌浩が晴明の部屋から出て行った。
「……………紅蓮や、どうかしたのか?顔色があまりよくないようだぞ」
(どうかしたのか?と言われたら、どうかしたんだろうな。晴明よ。お前にも分からない事があるのか。いくら、ものすっごく長生きな古だぬきでも、分からない事があるのか。だとしたら気づいているのは、俺だけなのか。……はたまた俺がどうか、してしまったのか。いや。それだけは、考えたくない。)
晴明の言葉を、完璧に無視して、物の怪は、ぶつぶつと、つぶやいていた。
そんな物の怪の頭の中に、昌浩の部屋での事が、ふとよぎった。
(…?まてよ。さっき昌浩の部屋に、昌浩が3人いたような………いやいやいや、そんな事は、絶対ありえないから。)
「本当に大丈夫か?紅蓮や。何を悩んでぃるのかは知らんが、深く考えすぎぬようにな」
「ああ……。分かってるよ」
先ほどよりも、さらに混乱してしまった物の怪は、晴明の部屋を出て、再び昌浩の部屋へと歩いていく。
「大変じゃの。紅蓮は……」
自室に1人残った晴明は、微笑しながらつぶやいた。

Re: 少年陰陽師 『分身多数注意報』 ( No.4 )
日時: 2010/11/07 22:30
名前: 勾菜 (ID: XpdUVwMT)

面白そうですっ!!
続き待ってます!!!!

Re: 少年陰陽師 『分身多数注意報』 ( No.5 )
日時: 2010/11/10 20:13
名前: 太蘭 (ID: Y8BZzrzX)

遅れましたが、コメントありがとうございます!!
 がんばって続きを、書いていこうと思います!

Re: 少年陰陽師 『分身多数注意報』 ( No.6 )
日時: 2010/11/10 21:13
名前: 太蘭 (ID: lJTa6URm)

もうすでに頭も痛くなってきている。足取りもだんだん重くなっていく。
「おい昌浩、入るぞ」
ピシッ
物の怪は、昌浩の部屋の中を見て固まった。目も口もパカッとあけ、なんとも間抜けな姿で固まった。
「あー、もっくん。出仕するの、もう少し待ってて」
「………………………」
昌浩の部屋の中には、とても不機嫌そうな昌浩が3人、あぐらをかいて座っていた。
「おい。これ…誰だ?」
当然の疑問を口にすると、昌浩全員(いつもの昌浩1人、不機嫌な昌浩3人)が、物の怪を見た。いや。確実に3人からは、睨みつけられた。
「何言ってるの、もっくん。全員俺じゃん。まぁ式なんだけど…。ちょっと性格が違っちゃったのは、失敗だったかもね」
「「「性格が違う、って言うけどなぁ、俺たちは、怒ってるだけだぞ。この物の怪が、俺たちの寝ているところを、邪魔したんだ。怒るのは、あたりまえだろ」」」
この式たちが不機嫌なのは、俺のせいだと言うが、絶対に式たちの~もと~が悪いと、俺は思う。
式たちと睨み合いをしている物の怪の頭の中には、式たちへの文句が、何百個もうかんでいた。が、昌浩が怒ると、どうなるか知っている物の怪は、今うかんでいる文句を、必死に胸の奥に押し込む。
「あ〜俺。ちょっと外の空気吸ってくる……」
そう言うと物の怪は、怒りのオーラを存分に発しながら外へと出て行った。


「ふー、あの式どもめ。……昌浩も余計な事をしてくれる。…ふんっ!晴明の孫」
最後に物の怪がボソッと~晴明の孫~と言うと…
「「「「まーごー、言うなー!!!!!!」」」」
きれいに重なった4人分の声が朝の安倍邸に響き渡った。

Re: 少年陰陽師 『分身多数注意報』 ( No.7 )
日時: 2010/11/11 20:35
名前: 太蘭 (ID: AirZuNBn)

〜陰陽寮編〜

「はぁ…。どうしたものか…」
陰陽寮では陰陽生を中心にたくさんの人達が集まっていた。
「晴明様に頼んでみますか?」
「だが…晴明様ばかり頼っては…」
「ですが、他にできそうな人は……」

   ×   ×   ×


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