二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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あったかいゆき【イナイレ】 短編集
日時: 2010/12/04 13:20
名前: 月光 ◆.rvcC1zt4s (ID: LOHzKbu7)

こんにちはー、月光です。

んーと、また放置しまくってました。

知ってる人……もういなくなっちゃったかな、なんて。


今回は、短編集で行きたいと思います!

気軽にコメント下さい^^

まってまs(

お友達募集中よんノシ←


ではでは、ksいですけど見てください!

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Re: あったかいゆき【イナイレ】 短編集 ( No.1 )
日時: 2010/12/04 13:23
名前: 月光 ◆.rvcC1zt4s (ID: LOHzKbu7)

———……


「ねえ、次はさ、だれがいいかな……」

『そうだな、あ、アイツ。美術の木村!!あのセンセ、女ばっかり贔屓して最悪……』

「あー、アイツか……いいんじゃない?悪くないよ、」

『よっしゃ、じゃあ…』

「『いきますか!!』」


———……



昨日の部活終了後、いつものようにこんな話をした。

それで今、この状況に至る。


『と、届かねえ……』

そう、典型的な先生へのイヤガラセ。

扉の上に黒板消し!!←

今回のターゲットは木村。

木村はもう最悪でさぁ、

女子が忘れものしても怒らないけど、男子だと廊下に立たされるっていう。

こんくらいのやつには嫌がらせが必要だよね。

……それにしても。

150もない私の身長では扉の上に黒板消しを置くのは椅子を使っても至難の技だった。



『ちっくしょぉおおおおおおお!!!』

「ちょ、叫ばないでよ美玲…。」

『だってさ空介!!届かない!!』

「いいよ、貸して。僕がやる。」

『え、空介届くの?』

半分馬鹿にしたようにあたしが聞くと、

空介は少しむっとして言った。

「成長期なめんな!」

そしてあたしが使ってた椅子の上に乗って、軽々黒板消しをのせた。


『うーわー。』

「ほらね。」

『空介に!!空介に負けたああああああ!!!!』

「ちょ、そんな大声出したら…」

叫んでからハッとした。

今は生徒下校時間をとっくに過ぎていて、

見つかれば大目玉……

なんて気付いた時にはもう遅かった。

「誰だ、こんな時間に!!!」

バフッ

今セットしたばかりの黒板消しが入ってきた先生にヒット。

「!?」

『ぶっ…』

「ちょおwww」

「だ、誰だ!!」

『あ、ヤバい…』

「逃げろ!!」

そう言って空介は、あたしの手を掴んで走り出した。

「誰だ!!見つけたらただじゃおかないぞ!!」

そんな先生のセリフを後ろに、あたし達は教室を出た


「黒板消しの粉かぶったの、誰だったと思う?」

『え、分かんない…ちゃんと見てなかった!!』

「美術の木村だよ…」

『え、マジ!?』

「マジで!!」

その後2人で顔を見合わせて、ブハ、て笑った。

なんか、顔が熱い。

すっごい、嬉しい。

「どしたの、赤い顔してさ。」

『あはは、あたし空介のこと好きだったりして』

冗談で、言ったつもりだった……のに。

なんだかその言葉がしっくりきすぎて、

「あは……は、」

『はは、』

2人とも顔を赤らめて、

どうしていいか分かんなくなってとりあえず笑った。

それからやっと気付いてつないでいた手を離した空介が、

「……付き合ってみる?」

に、といつもの笑顔でそう言った。






また手をつないだら、


ほら、ぴったりはまった。


パズルピースみたいに。


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