二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- *◆. ひこうきぐも。 [銀魂][短編].◆*
- 日時: 2011/02/23 16:36
- 名前: 紫陽花 (ID: brzlttas)
┼.._greeting_/挨拶/
ちゃっすノ
紫陽花っす!!
今回は短編集ですよーw
┼.._abvise_/注意/
・最低限のマナーは守りましょう。
・短編集なので一つ一つのお話は繋がっていません、ご了承を。
・恋愛だけでなくギャグやシリアスもあります。
・ハッピーエンドが殆どですが、たまにバットエンドも書きます。
・オリキャラとメインキャラがくっつくことがあります
嫌な方は御観覧をおすすめできません。
┼.._contents_/目次/
■恋愛..*
銀時寄り_
土方寄り_ †*>>01
沖田寄り_
高杉寄り_
□ギャグ..+
◆シリアス..*
Page:1 2
- Re: *◆. ひこうきぐも。 [銀魂][短編].◆* ( No.4 )
- 日時: 2010/12/09 20:14
- 名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)
□シリアス*前編
【一応死ねた?】
私は"死神"が大嫌いだ
何のためらいも無く人の命を掻っ攫う死神が。
そして"赤"も大嫌いだ
血の色をした醜い赤が。
、最後に—
私は"自分"が世界で一番大嫌いだ
真っ赤な髪をして死神という仕事に就く自分が。
◆01、死神kiss━。
今まで残酷なまでにたくさんの人の命を奪ってきた
自分を捨てて、冷酷な笑みを浮かべて。
何の為にこんなことをしなければいけないのだろう
…そんな疑問、とっくの昔に消えうせてる
知ってしまったから、
運命の輪廻からはどうせ誰も逃れられない、と…—
だから私は今回も命を奪いにあっち(人間界)へと降り立った
今回のターゲット…
"オキタ ソウゴ"
その人物の命を奪うため
**
「お前、…死神か?」
病室にそろりと入ると突然彼はそう言った
私は特に吃驚するわけでもなく
背中に生えた黒い翼を仕舞ながら
「ええ、そうよ」とだけ返す
「ってことは、…俺はもうすぐ死ぬってことですかねィ?」
「…そうね、貴方はもうすぐ死ぬわ」
「………」
死神に死ぬと宣言された彼は
泣くわけでもなく、
脅えるわけでもなく、
命乞いをするわけでもなく
ただ、
ただただ、
……笑っていた
「怖くないの? 死ぬのが…?」
思わず吃驚して聞き返す
窓の外はもう日が落ちてきていた
「…怖いわけありやせんぜ」
きっぱり言いたった彼のその横顔は
夕に日照らされてとても綺麗で寂しそうで…
少しの間、その横顔に見とれながらも私はもう一度聞返した
「なんで?」
「…俺は何人もの輩を殺してきた奴でィ、地獄にいくのなんて分かりきったこと…
それが早くなろうと遅くなろうとなんら変わりねェだろ?」
「…可笑しな人ね、自分が死ぬのが怖くないだなんて……」
「吃驚しましたかィ?」
「いいえ、変わりに貴方に興味が沸いたわ」
くすくすと笑う私に
吊られて彼も微笑んだ
…さて、そろそろ時間だ。
真っ白な顔をした彼に近寄り
そのおでこにそっと右手を乗せる
「?」
「"走馬灯"貴方に見せるの」
そういうと、私の右手からは青白い光が溢れ出す
「走馬灯なんて柄でもねェ…どうせくらだねェ過去でさァ……見せないでくだせィ」
突然、彼はそういうと
おでこにのったその手を何故か必死で振り払った
思い出したくない過去でもあるのだろうか
まあ、人の過去なんて知らないが、
「そう…見たくないなら良いわ」
「そのかわり、あんたと話がしてェ」
「へ?」
「悪いが俺の思い出話にちょいと付き合ってくれねェかい?」
死神に思い出話するとは…
「貴方、ほんとに可笑しな人ね…
いいわ、聞いてあげる」
- Re: *◆. ひこうきぐも。 [銀魂][短編].◆* ( No.5 )
- 日時: 2010/12/09 20:08
- 名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)
□シリアス*中編
【一応死ねた?】
あれから彼は私にいろいろ話してくれた
—自分が"シンセングミ"だと言うことも。
—自分に姉が居たことも。
—その姉が他界してしまったことも。
—姉を自分が守れなかったことも。
全部、全部—…。
話している時、
彼は
泣 い て い た—。
堪えきれない涙がボロボロと頬を伝って
真っ白なシーツを濡らしていたのだ
◆01、死神kiss━。
嗚呼、
やっぱり そうか。
きっと、きっと
彼だって"怖い"んだ—
自分が死ぬことが。
死んでから皆が自分を忘れてしまうことが。
大切な、家族と仲間と一生会えなくなることが。
後に残してしまった人たちを悲しませることが。
そんな思いが溢れ出す涙となって
今、彼の頬を濡らしている…
さっきまで
顔を出していた夕日はすっかり姿を消し
空には小さな星たちが一つ一つ輝き始めていた。
嗚呼ほら、もうすぐそこに
タ イ ム リ ミ ッ ト
が ち か づ い て る
「さて、そろそろ良いかしら?」
「良いで————あ。」
「何?どうかした?」
「…伝言お願いしまさァ」
やっぱりこの人は可笑しい
死神なんてもん、死ぬ人にしか見えないのに
伝言なんて伝えられるわけ無いのに
…なのに、
そのときの私は何故かコクリと頷いていた
「近藤さんに、今までありがとう
と、それと土方さんに、迷惑かけてごめんなさいとありがとう…」
「それだけ?」
「あとは…山崎に……旦那に………チャイナに……」
言っていくうちにまた、あふれ出てくる涙に
私は只、気づかないフリをしていた
「ちょっと、多すぎるわよ、覚えられないじゃない」
「ははは…駄目だ、
……なんだかんだいってこの世に未練たらたらじゃねェかィ、俺…」
呆れたように泣き笑う彼
嗚呼、もう
タ イ ム リ ミ ッ ト だ。
「時間切れよ、"オキタソウゴ"」
冷たく、即刻に言い放つ
彼はもう覚悟を決めて目をぎゅっとつむっていた
私は、左手にもった鎌を
大きく振り上げて、そして……
(後編へ続く)
- Re: *◆. ひこうきぐも。 [銀魂][短編].◆* ( No.6 )
- 日時: 2010/12/09 20:09
- 名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)
□シリアス*後編
【一応死ねた?】
鎌を大きく振り上げて、そして
力なく
鎌 を 床 に 落 と し た
カランという音を立てて
鎌は無様に床に落下する
鎌が手から離れると
私は・・・ぎゅっと目を瞑り、覚悟を決める
"オキタソウゴ"の唇に
そっと自分の唇を重ねた
軽く触れるような優しいキス
それがどんな意味を持つか、彼は知るはずも無いだろう
—彼の涙を見たとき、私は決めたんだ
"助ける"って
例え、例え
自 分 の 命 を
犠 牲 に し よ う と も
◆01、死神kiss━。
「知ってる? 死神は人の命を奪うのが仕事だけど、助ける事だってできるのよ?」
にこりと笑みを浮かべて私は話し始めた
きっとこの笑顔が彼に見せる最後の笑顔だろう。
「でも、それができるのはたった一回だけ
方法は 簡 単 。
…死神が死に間際の人と口づけを交わせば
その人は助かる」
だから私は口付けをした、彼の唇に
「…ただし、それと引き換えに死神の命が犠牲になるけどね」
そういったとき
彼の目が大きく見開かれたのを
今でもはっきり覚えてる
そう、私は自分を犠牲にした。
自分の命と引き換えに彼の命を助けた。
…ほら、翼が消えかけてる、
もうすこしで私は完全に消えてしまう——
嗚呼、神様
お願いだから
もう少し、ちょっとでいいから時間を下さい
彼と、最後に会話する時間を……
「馬鹿野郎ォッ! なんでんなことしたんでィ!!」
叫ぶ彼に私は心底吃驚した
まさか怒られるとは思ってなかったから
…窓の外は、
もう真っ暗で
そのどこまでも続く闇が私を不安へと引きずり込む。
「伝言、私なんか言わないで…自分で本人に言いなさいよ」
声が、震える
目頭が熱い…
これが死への恐怖というものなのだろうか?
「馬鹿野郎ッ……ばか、やろっ……」
「 ?」
終いには声まで掠れる
赤い髪をした死神は、誰よりも臆病で、誰よりも泣き虫だった
「いまっ、…なんて?」
そして死神が助けた少年も
弱虫でとってとっても泣き虫だった
「 生 き て ? 」
貴方のこれからの人生を
きっと誰よりもずーっと楽しみにしてるから、
さよなら、
"沖田総悟"━━
- Re: *◆. ひこうきぐも。 [銀魂][短編].◆* ( No.7 )
- 日時: 2010/12/09 21:50
- 名前: 紫陽花 (ID: xrNhe4A.)
□_※中学生設定(銀さん生徒でつ!!)
【銀魂中学3年Z組!】
「身支度が終わった人から座ってー」
先生が口に手を当て、
メガホン代わりに皆に呼びかける
それを聞いてギャアギャアと煩かったクラスメイトも
直ぐに身支度をし始めた
勿論私も家から持参したバンダナとエプロンを身に着ける
さあ、今日は待ちに待った…
調理実習日だっ━
■02、どたばた調理実習━。
「土方さん、カレーも作れねェんですかィ?」
「ぷぷっ…だっせー、土方あ」
「ってめーら……
俺だってカレーぐらい朝飯前だボケェ!!」
あー、また始まったよ、喧嘩…
ほんと中3にもなって大人げないってーの…
今日は調理実習
各班でオリジナルティ溢れたカレーがテ−マで調理する
私の班は4人
ぎん、とし、そーごの最悪コンビだ…
…何で私が女一人かというと……
出席番号が一番最後で女子一人だけ余ってしまい
強制的に男子のグループに……
まあ、簡単に言えばそんな感じ(泣
「まあまあ…三人とも、落ち着いて落ちついて
カレーごときで喧嘩しないのー」
「…つぐみ、御前がカレー作れたら生まれたての赤ちゃんでも作れるっての」
「つぐみ、見得はんなって…大丈夫だ、分かってるから」
「つぐみ…大丈夫でさァ、世の中にはダークマターを玉子焼きと呼んでいるやつ———ゴハァァァッ!!」
3人が口々に私に対する侮辱を言う……
(総悟はお妙にやられたけど、ざまあみろ!)
三人が勝手に相談して
つぐみは鍋に触れさせない、っと結論を出した瞬間
堪忍袋の緒が切れた…
「おめェらー!!人を馬鹿にすんのもほどがあんだろ?アン?」
鍋をコンロの上に置こうとしている
とーしろーくんに私はゆらりゆらりと近づく…
そして——
「ちょ!あぶね!!ルーが!!ルーがこぼれる!!ちょっ!!
∑…だあああああ!!俺の服がカレーまみれにぃぃぃぃぃぃ!!!」
よし、一人排除。
とーしろ君はカレー星人になりました、マル
次
ぎんときくん
「つぐみ!嘘だって、冗談だってあれ!信じろ!俺を信じろ!!!
てか、炒めたばっかの野菜は人に投げるもんじゃないからね!!鍋に入れて煮込むものだから!!
ちょ!!まって、お願い!!つぐみさ———
ぎゃああああああああ!!!!
あっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃッ!!!」
よし、もう一人排除…
ぎんときくんは野菜星人に好かれ死にました、マル
よし、すっきりした☆
カレー作ろーっと♪
- Re: *◆. ひこうきぐも。 [銀魂][短編].◆* ( No.8 )
- 日時: 2011/02/23 16:34
- 名前: 紫陽花 (ID: brzlttas)
久しぶりに上げーw
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