二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- とある少年による欠片紡ぎ
- 日時: 2010/12/17 19:46
- 名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)
執筆していた時空旅行記が設定上なぜか難しくなったためにもう一度プロットを考えて投稿させていただきます。色々投稿していますが今作品は何とかしてひぐらし同様に完結させたいです。どうか今後とも泉海斗をよろしくお願いします。
この作品はとある少年がさまざまな欠片(世界)に主人公的立場で原作介入したりオリジナルの世界観を進んでいく作品であります。
書いて欲しいという作品がありましたら随時募集しております。最初の欠片(世界)はとある魔術の禁書目録の世界です。
コメント・アドバイスも随時募集中です。
主人公設定(禁書の世界)
名前 真堂(しんどう) 翔也(しょうや)
年齢 18歳
職種 殺し屋 魔術師 魔導師
所属 必要悪の教会(ネセサリウス)
服装 ライトノベル・ムシウタの特環局員の黒い戦闘服
能力 ステルス・・・完全に自身の気配を消すことができる。
魔術・・・防御系や回復系の魔術の長けている。教皇級の力を持つ。
魔力・・・闇の力。殺傷能力が高く、それを買われて殺し屋の道を歩む。教皇級の力を持つ。
固有技能 複写眼(アルファ・スティグマ)・・・異能の力なら一度見ただけで使うことができる。しかし著しく魔力を使用するために多様は控えている。
聖痕(スティグマ)・・・普通のものとは違い、発動してから5分間だけ自身が持つ思考能力と五感を限界以上に研ぎ澄ませる。しかし内用している魔力を4分の3も消費するためにその後の戦闘はなるべく控えている。1日1回が限度。使用することで相手の考えていることもある程度なら読み取ることができる。使用時間を越えると処理しきれない分の情報が激しい頭痛となって襲う。
武器 二丁の児童式拳銃。しかし弾はなく、自身に宿る魔力をたま代わりに発射する。
性格 やや醒めた感じであるが、優しくしてくる相手にはどうしても邪険に扱うことができない。命令には絶対服従であり、特に所属している必要悪の協会からの任務達成率は100パーセントである。戦闘になれば非情になり、とおり名は『悪魔』や『姿無き襲撃者』などがある。魔法名の意味として『万人に闇の恩恵を』である。潜入任務では人当たりがいいように演じたりできるなど適応能力は高い。裏ではローラ・ステュアートに気に入られようと何かと行動しているがスルーされているので落ち込む事も多々ある。また意外に音楽と料理も得意である。
容姿 ライトノベル・神様のいない日曜日のアリス・カラー。
通常の瞳は蒼くサファイア色であるが、複写眼の場合は赤いルビー色に、聖痕の場合はエメラルドグリーン色になる。
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- Re: とある少年による欠片紡ぎ ( No.1 )
- 日時: 2010/12/17 21:13
- 名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)
欠片1 とある魔術の禁書目録
第1章 科学編
第1話 姿無き殺し屋
ふぅっと暗闇にどっぷりと同化した黒い服を着た少年がため息をつく。少年がかけているゴーグルの置くには唯一明かりがついた赤い天が点滅していた。暗闇を見渡すための赤外線だった。
少年が来ているのはイギリスのとある道端だった。しかしそこに人影は全くな伊という状態で何かが起きてもほとんど知られることはないだろう。
そんな暗いところで男たちが何かを取引していた。男が出したのは魔術的に有名な霊装だった。そして受け取った男がその男に渡したケースの中には馬鹿にならないくらいの札束がぎっしりと詰め込まれていた。
無視していればその霊装を使った魔術的な事件に発展しかねない。そのためにそのようなものを根本から潰す仕事をしている必要悪の教会が動いていた。今回その任務を受けたのはこの少年だった。整った顔立ちをした少年である。
その少年の手には二丁の拳銃があった。しかしそれらを手早く分解し、スナイパーが使うような状態に変形させる。レーザーポインターなどを取り付け終わる。
全く無駄のない作業。ゴーグルに点滅している時計は午後23時59分から深夜へと変わろうとしていた。ゆっくりと銃を構えて、男たちに狙いをつける。今回の任務は関係者の破壊と霊装の奪還だった。
男たちの頭にレーザーポインターの赤い点が当たった。そして時計台の針が二つとも12を示し、そしてゴーグルの時計も午前零時をさした瞬間、銃口から暗い夜の空間に同化する漆黒の魔法弾が放たれた。
それは音もなく放たれ一瞬にして男たちの脳を貫き、男たちは声をあげるまもなく崩れ落ちた。5キロ離れたホテルの屋上から彼らが倒れるのを見た少年は一気に屋上から飛び降りる。
落ちるというよりは超人的動きを駆使して壁を走っていた。その加速を利用して疾風のごとくその場に走ってきた。頭を打ちぬかれ血を流して死んでいる魔術師らしき男たち。イギリス清教でも裏とつながりのあるものであろうと思った。
中身を確認し、そしてゴーグルに付けられた通信用の機能を起動させ、まだ起きているだろう依頼主に連絡を入れる。
その依頼主はワンコールででた。
「依頼はきちんと遂行した。霊装も手に入ったし、関係者は片付けておいた」
『それは感謝したりけりよ。その霊装をこちらまで持ってきてくれれば任務完了なりたりよ』
「1時間後にそちらに届ける」
『お金はもうそちらの口座に振り込んであるなりから、心配は無しけりよ』
「切るぞ」
電源を切るとふぅっと小さなため息をつく。この任務で今日5件目の任務だったのだ。任務が任務であるために常に神経を尖らせていなければならず、さすがに精神的にも疲れが出てきていた。しかしこんなところでのんびりできないのが彼の今の立場であった。
懐から取り出されたのは1枚のくしゃくしゃとなった写真だった。そこに写されていたのはまだ少年が10歳のときにとられたものであった。隣で笑いあっているのは何を隠そう10万3千冊の魔道書を抱えているインデックスだった。
彼女もまだ小さいということはかなり昔にとられたものだった。そんな彼女は今は少年が所属する魔術側と敵対する科学側のパートナーのところにいる。話を聞いていると彼女は今幸せに過ごしているそうだ。それを戻すと霊装と金の入ったケースを両手に持って再び疾風のごとく速さで依頼主の元へと走った。
To be continued
- Re: とある少年による欠片紡ぎ ( No.2 )
- 日時: 2010/12/18 12:27
- 名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)
第2話 新たな任務
少年はイギリスの街中を人々から浮いた格好で歩いていた。しかし行きかう人々は全く少年の服装を気にしない。というよりも少年が歩いていることが認識できていないようだった。少年がぶつかりそうになると、相手が勝手にそこにまるで何か見えないものがあるかのように避けて歩いていたのだ。
それが彼の持つ力の一つステルスだった。彼を見るには教皇級の魔術師でなければならかった。少年が暖かい日差しに包まれたイギリスの街を歩いていくと、とある喫茶店の店外テーブルに1人の女性がいるのを発見した。
腰まで伸びたきれいな金髪の女性だった。どこかの修道服を着ていることからシスターかと周りの人々は見ていた。しかしその女性はそんな枠に当てはまるような人物ではなかった。
「最大主教。今回はどんな任務だ??」
「そうね・・・ちょっとまずい展開になってるなりよ」
「それは何かしらの組織が動いているのか??」
「ローマ正教・・・」
「またか・・・一体や面は何をしたいんだ??それで・・・その任務というのは??」
「奴らはとある魔道書を狙っているらしいのよ。それは2冊で1冊になる特殊な魔道書。禁書目録にはその片方の内容が記憶されているなりけりよ」
「つまり・・・俺がその禁書目録の護衛をすれば言いということか??」
「ご名答。やはり理解が早いのは助かるわね」
「まじか・・・俺が科学側に行く??」
「確かにあなたの過去を知る私も気が進まない気もするけど・・・」
「ほかの連中はどうなんだ??ステイルや神裂は??あいつらの知り合いが今のパートナーのはずだが??」
「彼らは別ルートで調査中なのよ。特に火織は天草式を引っ張らなくちゃいけないけりよ」
念話を通して任務を言い渡すローラ・ステュアート。ゴーグルの奥にある瞳は見ることができないが、表情がやや曇っていることが見て取れた。
彼にどんな過去があったのか。それを聞いたときは自分のことのように怒りがわいたし、今回の任務もすぐには進言できなかった。しかし任務達成率と今回の勢力の大きさからして任せないわけには行かなかった。
今回問題になる魔道書。一対になったとき世界は終わり、そして新世界が始まる。そんなものを発動させてはいけない。そうなったら天変地異がおき、全生命は息絶えるだろう。
新世界が一体どんなものなのか。それは神のみぞ知るということだった。
しばらく考え込んでいた少年だったが、すっと顔を上げるとその顔付きはいつもの任務のときのものだった。精悍な顔付きでありながら非情さと冷徹さがあふれ出ているというそんな状態。思わず畏れを抱いてしまうくらいだ。
「その任務・・・受けさせてもらう」
「それは良かったなりよ。それなら早速今からお願いできるなりや??」
「分かった」
通信を着るとバサッとコートを翻して背中を向けて歩いていく少年。手元の紅茶がすっかり冷めてしまっていると思っていたのだが、どういうわけか暖かいままになっていた。
「そうやってまた気を引こうとする」
小さな少年の心遣いに思わず頬が緩むローラ・ステュアート。口に含んだ紅茶は温かく彼女のからだを包み込んでいた。
少年は・・・科学の結晶である学園都市へと向かう。かつてのパートナーとして、そして愛するものからの依頼達成のために。黒い悪魔は科学の地へと光臨する・・・。
To be continued
泉海斗です。コメント・アドバイスがお願いします。
- Re: とある少年による欠片紡ぎ ( No.3 )
- 日時: 2010/12/18 19:08
- 名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)
どうも!!武藤です!!泉さんの小説を毎回読ませていただいてます!!これからも頑張ってください!!
- Re: とある少年による欠片紡ぎ ( No.4 )
- 日時: 2010/12/18 21:39
- 名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)
武藤さん、コメントサンクスです。
武藤さんも執筆頑張ってください。楽しみにしてます。
- Re: とある少年による欠片紡ぎ ( No.5 )
- 日時: 2010/12/19 08:18
- 名前: 泉 海斗 (ID: B240tmf4)
第3話 幻想殺しと悪魔
どどどっと言う足音を立てながら走る少年と少女がいた。ここ学園都市のさわやかな朝の空の下では絶賛鬼ごっこ中の高校生と中学生がいた。
少女は前方を走る少年に向かってなにやら電気の槍を放つ。当たれば間違いなく感電死するであろう位の威力がある。しかし少年はその槍を振り向きざまに右手で受け止める。
何かが割れるような音とともに、その槍は跡形もなく霧散する。
「ちょっと何してくれるんですか??御坂さん!!上条さんを感電死させるつもりですか!?」
「どうせその右手で防ぐんだからいいでしょそれくらい!!」
「不幸だああぁァァ」
朝の登校で都市を歩く学生たちの間をぶつかりながらそのたびに謝る上条とそんな上条が作った隙間をすいすいととおって走る美琴。
上条はこれ以上学生たちに巻き込まれると追いつかれるだけでなく、彼らにも被害が及びと思い、横道にそれて建物の裏を走ろうと考えた。
横道にそれる上条をまるで磁石のように追いかける美琴。どちらがSでどちらがNなのか。そして上条当麻という高校生はなんともかわいそうなくらいの不幸な少年である。
今日もまた横道にそれて被害を抑えようとしたのだが、如何せん途中で行き止まりに捕まってしまったのだ。
「待て御坂・・・。上条さんは今日も遅れたら補習なんですよ」
「そんなこと私には関係ないわね。黙ってあんたが私にやられればそれでいいのよ」
「まてまて!!やられるってその何万ボルトの電撃を喰らえってことですか!?上条さんはそれこそ昇天しちゃますよ!!」
「どうせその右手で防ぐんでしょ??まったく意味分からないわね。今日まで何発それに電撃ぶつけてきたと思ってるのよ」
「さあ??」
「しらを切るなこのやろう!!」
「おぅわ!!」
いきなり放たれた電撃に驚きながらも右手で霧散させる。もうエンドレスに続けられているこのやり取り。いい加減に飽きないものかと上条は呆れ顔であり、何で聞かないのかと悔しがる美琴。
そしてポケットから出されたのは一枚のコイン。どこのゲームセンターにでもあるものだが、それこそ美琴の真骨頂だった。
超電磁砲(レールガン)というとおり名があるとおり、その攻撃は音速の3倍以上の速さを誇るものである。上条の右手を狙うというのは美琴ももちろん考慮しているが。
コインが建物の間に見える空に向かって弾かれる。それが重力法則に従ってゆっくりと落ちてきた。そして赤い軌跡を残しながら一直線に上条に向かって飛ぶ。
上条も脊髄反射的に右腕を前に突き出して防ごうとする。いつもなら右手にぶつかって霧散するはずだった。しかし美琴の放った音速以上の速さのコインが横から飛んできた何かに打ち落とされたのだ。
「え??何が起きたの!?」
まさか打ち落とされるとは思わなかったために最初は上条が新しい力に目覚めたのではないかと思った美琴。しかし目の前の上条も驚いていることからそうではないことが分かる。
ここはいったん休戦ということで美琴は一体何をしたのだと騒ぎ立てるが上条も自分は何もしていない、突然コインが吹っ飛んだとしか言わない。
「なにが起きたかは分からないが、上条さん的には大助かりですよ」
「私的にはふざけるなといいたいわね」
「というかいい加減に俺に喧嘩ふっかけるのやめたらどうだ??御坂お前全敗だろ??」
「うるさいわね!!私だって好きでやってんじゃないんだから」
「だったらどうしてふっかけてくるんだ??」
「え・・・・ええ・・・・っとそれは・・・・ぅぅぅぅ///」
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