二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ポケモン BWストーリー
日時: 2011/03/09 21:03
名前: ヘカテー ◆5VZ6lwsTJw (ID: qU5F42BG)

はじめまして。
ヘカテーと申します。
この小説はポケモンBWを元に書く小説です。
プラズマ団に幹部がいたり、ジム戦のルールがゲームとは違ったりとかなりオリジナルな要素を含みますがどうぞよろしくお願いします。
コメント下さると大いに喜びます。

目次

プロローグ >>1
第一話 >>4
第二話 >>5
第三話 >>8
第四話 >>13
第五話 >>14
第六話 >>15
第七話 >>16

Page:1 2 3 4



第二話 『プラズマ団』 ( No.5 )
日時: 2010/12/21 21:08
名前: ヘカテー ◆5VZ6lwsTJw (ID: PAeJS2fQ)

 博士がカラクサタウンで教えてくれたことはポケモンセンターとフレンドリィショップについてだ。
ポケモンセンターはポケモンを回復させるための施設で、何と無料でいくらでも利用できるのだ。
その他にセンターではパソコンの利用、離れた場所にいる人とバーチャル対戦ができるシステム、通称wi-fi対戦が無料でできる。
さらには有料で宿泊施設を提供しており、トレーナーの証であるトレーナーカードを提示すればいつでも泊まることができる。
フレンドリィショップはポケモンに関する様々な道具を販売している店だ。
元々はセンターとショップは別々だったが、今年からセンターと合併した。
販売している道具は多々あり、薬やモンスターボール、戦闘時に自分のポケモンの能力を上げる道具、さらには便箋まで売っている。

 一通りの説明が終わり、博士は
「次の街、サンヨウシティに行ったら発明家のマコモに会いなさい。私の古くからの友人で冒険を手助けしてくれるわ。」
それではがんばって! 君たちの旅が実り多いものでありますように! と言って、博士はカノコタウンに帰ってしまった。

 それから僕とベルはショップで買い物を始めた。
チェレンはというと、博士の説明を聞かずに街を散策していた。
「傷薬に〜、あ、ボールも買わないと。」
ベルはまだ買い物に夢中だが、此方は必要な物は買いそろえた。
一足先にポケモンセンターを出ることにする。

 センターを出ると人だかりができていた。
「なんか広場で始まるらしいぞ!」
目の前を通り過ぎて行った少年が言った。
人だかりの前には奇妙な服装の連中がいた。
人だかりの中にチェレンがいた。
チェレンも僕に気付くと
「トウヤ、こっちに来なよ。」
「何が始まるんだ?」
「さぁね。演説らしいけど。」
「演説?」
そんな会話をしている間に、連中の後ろから一人の男性が出てきた。
緑色の髪をしたその男性は長身でかなりの威圧感があった。
身につけている茶色い服にはわけのわからない紋章が浮かんでいる。
その男性はゆっくりと口を開いた。
「ワタクシの名前は、ゲーチス。プラズマ団のゲーチスです。」
ゲーチスと名乗ったその男性は集まった人を鋭い目で見据え、話を続けた。
「今日みなさんにお話しするのはポケモンの解放についてです。」
その言葉に、僕だけではなく、チェレンも、他の人も少なからず動揺していた。
「我々はポケモンと共に暮らしてきました。お互いを必要としあうパートナー、そう思っておられる方が多いでしょう。」
確かに大抵の人間もポケモンもそう思っているだろう。僕も、そしてきっとツタージャも。
「ですが本当にそうなのでしょうか? 我々人間がそう思い込んでいるだけ……、そんな風に考えた事はありませんか?」
ゲーチスは少しずつ歩みながら、話を続ける。
「トレーナーはポケモンに好き勝手命令している、仕事のパートナーとしてもこき使っている……、そんなことは無いと誰がはっきり言い切れるのでしょうか。」
動揺を隠せない人がだんだんと増えてくる。
「良いですか、みなさん。ポケモンは人間とは違い、未知の可能性を秘めた生き物なのです。我々が学ぶべきところを数多く持つ存在なのです。
 そんなポケモンたちに対し、ワタクシたち人間がすべきことは何でしょうか?」
一瞬の沈黙。その後、誰かがひそりと呟いた。
「そうです! ポケモンを解放することです! そうしてこそ人間とポケモンは初めて対等になれるのです。みなさん、ポケモンと正しく付き合うためにどうすべきか良く考えてください。
 ……ということで、ワタクシ、ゲーチスの話を終わらせていただきます。ご清聴、感謝いたします。」
小さく礼をし、後ろにいた集団が歩き始める。
「ポケモンの……解放……」
「面白くないな。」
「ほう。」
チェレンの言葉にゲーチスが反応する。
「面白くないとは?」
「ポケモンだって人間を信頼しているんだ。だから時にポケモンは実力以上の力を出してくれる。それに野生で過ごすには力の足りないポケモンもいる。解放したらすぐに絶滅するよ。」
「ごもっとも。しかし絶滅するポケモンと、普段こき使われていた、解放されることで喜びを感じるポケモン、どちらが多いかな?」
「トレーナーの方が気持ちを切り替えればいいんだ。そうすれば丸く収まる。」
「人間の心は変わりにくいものです。それに計画には多少の犠牲も……」
「ふざけるなよ。そんなくだらない計画、僕が阻止する。」
チェレンは苛立たしげにボールからポカブを出す。
「……できるものなら。」
ゲーチスは静かにボールを取り出し、投げる。
中から出てきたのは二つに分かれた頭が特徴の四足歩行のポケモン。
青の体は黒い体毛で守られており、背中から生える翼は必要ないと言わんばかりに閉じていた。
「あれは……」
僕は気になって図鑑を見る。
図鑑は認識し、ポケモンの情報を映し出した。
らんぼうポケモン——ジヘッド。
モノズというポケモンの進化体らしい。
そしてその後に、目の前で起こる勝負の詳しいデータが現れた。

ジヘッド Lv42 手持ち残り6

ポカブ  Lv7  手持ち残り2

そのレベル差を見て僕は思わず目を疑った。
「チェレン! 無茶だ! レベルの差がありすぎる!」
「それでも僕は勝つ、ポカブ、火の粉!」
「威勢だけは良いですな。ジヘッド、受けてあげなさい。」
「!?」
ポカブから放たれた火の粉は十分に避ける距離がありながらもジヘッドに直撃した。
同じ程度のレベルならかなりのダメージだが、余裕の表情で受けていた。
僕は図鑑を見てみる。
ジヘッドが受けたダメージは5%もない。
「おや、この程度ですかな?」
「ポカブ! 全力で体当たりだ!」
ジヘッドはまたも余裕で受けている。
「ジヘッド、そろそろ終わらせてあげなさい。」
その言葉を聞き、ジヘッドはにやりと微笑み、羽を使い、空へと飛び上がる。
「ドラゴンダイブです!」
青いオーラを纏いかなりのスピードで急降下するジヘッド。
「ポカブ、避け——」
その言葉はすでに遅く、ジヘッドの体はすでにポカブと接触していた。
凄まじい衝撃とともに砂煙が舞いあがる。
「ポカブ!」
「『僕が勝つ』のではないのですか?」
チェレンはその場に倒れているポカブを抱き上げる。
図鑑を調べる必要もない。すでに戦闘不能だ。
「さて、戻ってください。ジヘッド。行きましょう。」
そういうとゲーチスは周りの連中と共に歩き出した。
「チェレン……」
俯いていたチェレンは僕に見向きもせずポケモンセンターに走って行った。
いつのまにか演説を聞きに集まった人たちはその場にはいなかった。
残ったのは僕と、一人の青年だった。


あとがき
ゲーチスとチェレンのバトルはゲームにはありませんがオリジナルでw

Re: ポケモン BWストーリー ( No.6 )
日時: 2010/12/21 21:16
名前: who ◆i7MMNClliA (ID: faEjOLLx)

whoがwhuになってる。
うぎゃー
てかゲチース逃げたから、チェレンの勝ち−
ゲチースよわっ
42・・・7・・・レベルさ6倍…火の粉40。同タイプで1,5倍60かりにhp100として20ちょいのダメージ
がんばってください。1日1つって結構早い。

お返事 ( No.7 )
日時: 2010/12/22 15:29
名前: ヘカテー ◆5VZ6lwsTJw (ID: PAeJS2fQ)

who様
名前の間違い済みませんでした。
修正しておきました。

えーと、多分ゲーチス戦は1VS1のバトルだったんですよ、はいw
まぁ、ポカブがやられてしまったので残りの一匹では勝利どころかジヘッドにすら勝てないと分かったのでしょうね。

ちなみに5%は五分の一とは違うのでHP100だとしたら5%は5ダメージとなります。

できる限りで頑張らせていただきます。
更新速度はこれから遅くなっていくかもしれません。

第二話 『N』 ( No.8 )
日時: 2010/12/23 21:13
名前: ヘカテー ◆5VZ6lwsTJw (ID: 1j9Ea2l5)

その青年は此方の視線に気づくとゆっくりと歩み寄ってきた。
ゲーチスと同じ緑の髪。黒と白の帽子を被ったその青年の視線はどこか冷たかった。
「キミのポケモン、今、話していたよね……」
「は?」
唐突に妙なことを言われ、僕は動揺を隠せない。
「ポケモンが、話していた?」
「……そうか、君にも聞こえないのか……かわいそうに。」
「あの……?」
「僕の名前はN。」
「あ、僕はトウヤ。アララギ博士に頼まれてポケモン図鑑完成の旅に出てる。と同時にリーグチャンピオンも目指している。」
今まで言っていなかったが僕の目標はポケモンリーグの頂点、すなわちチャンピオンになることだ。
イッシュ地方の各地で八人のジムリーダーを倒し八つのバッチを手に入れることで出場できる大会、イッシュリーグ。
それに優勝することでリーグに挑戦でき、四天王を全員倒すことでリーグの最高位に位置するイッシュ最強のトレーナー、アデクさんを倒すことが目標だ。
イッシュリーグ戦も四天王戦もチャンピオン戦もテレビ中継される。
僕も毎年見ているがそれはまさに凄いものだった。
去年のイッシュリーグ優勝者はエスパータイプの四天王、カトレアに敗れた。
カトレアは四天王の中では一番幼いが、実力は確か。使用するエスパータイプによって次々とポケモンが倒されていった。
二年前の優勝者は悪タイプの使い手、ギーマに敗れた。
カードやコインなどのゲームの達人だ。もちろんポケモンの実力も確かだ。
三年前の優勝者が敗れたのはゴーストタイプの使い手、シキミだ。
大人気の小説作家でもある彼女の使うポケモンは特殊攻撃力に極端に秀でたシャンデラを筆頭に強敵ばかりの手持ちだ。
四年前は格闘タイプの使い手、レンブによって優勝者の挑戦は終わった。
ポケモンと共に自分自身の心身を鍛えている彼の使うポケモンはとてつもない怪力を持っており、倒すのは非常に困難だ。
そして五年前。
その年の優勝者はかなりの実力者であり、四天王全員に勝利し、チャンピオン戦まで進んだ。
かなり年老いの男性で、名前もしっかり覚えている。
クルス。
ホウエン地方からクルスはその実力で勝ち進んできたが、それでもチャンピオンにはかなわなかった。
つまり、この五年間、新たなチャンピオンは出ていない。
僕の目標はそのチャンピオン、アデクさんを倒し、新たなチャンピオンになることだ。

「ポケモン図鑑……ね。」
その青年、Nの言葉で回想の世界から引き戻された。
「そのために幾多のポケモンをモンスターボールに閉じ込めるんだ。」
「!? ……Nはトレーナーじゃないのか?」
「僕もトレーナーだがいつも疑問でしかたない。ポケモンはそれでシアワセなのかってね。
 さて、トウヤだったね。君のポケモンの声、もっと聞かせてもらおうか!」
Nはそういうとモンスターボールを取り出す。
「バトルしようよ。僕が持っているのは今二体。キミも二体。良いかな?」
「なんでバトルに行きつくか分からないんだけど、まぁ良いか。行け、ヨーテリー!」
「よし、僕に一体目はこの子だ。」
Nが出したポケモンはチョロネコ。
紫色の毛が特徴だ。
「ヨーテリー、体当たり!」
「チョロネコ、ひっかく!」
ヨーテリーとチョロネコはぶつかり合い、チョロネコはそのツメでヨーテリーにひっかく。
チョロネコはヨーテリーをひっかき続けるが、それを耐え続けたヨーテリーはチョロネコを空に投げ飛ばし、落ちてきたところに体をぶつける。
その攻撃が急所に当たり、チョロネコはそのまま倒れてしまった。
Nは黙ったまま、それをボールに戻す。
「やるじゃないか、なら、次はこの子だ。」
Nが次に出したポケモンは白色の小さなポケモン。
その姿は例えるならばアイスクリーム。
僕は図鑑を確認する。
「……バニプッチ」
「行くよ、僕のトモダチ……!」



あとがき
バニプッチもオリジナル。
ヨーテリーはともかくツタージャで勝てるのか怪しい件w

Re: ポケモン BWストーリー ( No.9 )
日時: 2010/12/23 22:27
名前: 風(元:秋空 (ID: Kw9a5dyG)

初めまして,最近ポケモンの小説を書き始めてポケモン熱が戻って来た風です(汗
まだ殆ど読んで無いですが宜しくお願いします!

正直ホワイトとブラックの知識は全く無いので……其処の所は宜しくです!


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