二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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学園アリス—心の扉と未来への鍵—
日時: 2010/12/28 21:39
名前: ふわり ◆6hdAbPMHFs (ID: quLGBrBH)

学園アリス大好きです…。

あ、あの、学園アリス……よかったらお読みください(-_-;)

よかったらで、いいので!!


佐倉 蜜柑(13歳)中等部B組。

性格:明るくて好かれやすい。&なつきやすい子。
ただ、Zに行ってからは関西弁を使わず沈着冷静になってしまう。

アリス:色々使えるが、主なのは水晶と苺わだちのアリス。
黒翼(こくよく)のアリス等も持つ。

備考:

Zに行ってからは、アリサとアズサに囲まれている(双子)。
パートナーとも言える、優から恋愛の好意を寄せられている。
棗から告白してきたことで、棗とは恋人だった。


月読 アリサ(15歳)

性格:お調子者、ツンが8割デレが2割のややツンデレ。

口癖:「〜ですぅ」「〜なのです」

アリス:草使いと風使い。かまいたちなどを使うことも。

備考:優が好きだが、蜜柑になら…と諦めている。

双子のアズサとはオッドアイで、アリサの場合は


右目が赤。左目が翠である。


月読 アズサ(15歳)

性格:僕ッ子。しっかり者だが、感情を素直に伝えられない。

口癖:特になし。

アリス:夢使いと氷結。

備考:


アリサと同じく優が好き。だが自分自身気付いていない。
右目翠、左目赤。
アリサと違い、赤茶のミディアム。アリサは赤茶のロング。
蜜柑に甘えまくる。


原田 優(15歳)

性格:優しくて気配り上手。

口癖:なし。

アリス:言霊と霊体憑依。

備考:


蜜柑がZに来た時から、好意を寄せている。
実は蜜柑が甘えん坊なのを知る人物。
幼いころレオに育てられ、本物の父のように慕っている。



こんな感じです。
よろしくね、なのです。

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Re: 学園アリス—心の扉と未来への鍵— ( No.1 )
日時: 2010/12/28 22:04
名前: ふわり ◆6hdAbPMHFs (ID: quLGBrBH)

第一幕 *滅びの歌*


アリス学園の森の木の根元。
うち、佐倉蜜柑はそこに入ろうか迷っている。

「…ん、みかーん?」

彼氏である、日向棗のうちを呼ぶ声。
…うちは決心して、そっと穴に潜り込む。
さよなら棗。

幸せだったよ。


「覚悟はできているか?」

『……呆れた…。覚悟がなければここに来るわけないやろ?
記憶を消すなら早くして、…苦しいから…。』

「あぁ。アリスを発動する、無効化をやめろ」


水色の光が、蜜柑を包む。
やがてそれは小さくなり、椅子に座っている蜜柑は目を開けた。


『…ここは、どこ…。』


新しい人格の誕生だった。
その名はきっと、すぐ学園に知れ渡るだろう。


朝倉 美束(あさくら みつか)———。


「美束。君の仲間と呼べる3人だ。」

ガチャリ。
重そうな扉が開いて、三人が入ってくる。


「月読 アリサですぅ。ま、よろしくしてやるです」

「姉さん……ごめんね、僕はアズサ。姉さんと双子だよ。」

「俺は原田 優。よろしくなー美束ッ。」


三人は“蜜柑”を知っている。
だからこそ必死なのだ。


『……よろしくお願いします!!』


にこり、と疑いもせずに笑う美束と変貌した蜜柑。



—その頃、学園。


「くっそぉ……蜜柑、どこだ…!?」

「落ちつきなさい日向君。」

「そういう今井は、何で発明品が爆発ししてんだか…。」


棗、蛍、ルカがそれぞれ心配している。
教師たちも捜索に追われた(神野例外。)


「……蜜柑、無事かしら…。」

バタバタバタ。
鳴海の足音が聞こえる。


「大変だ!!

蜜柑ちゃんが、蜜柑ちゃんがッ!!」


「ナル?」


「もしかしたら……誘拐されたかもしれないって…。」






群れから外れる者を見て



群れない者は言いました。


“バカな奴だ、群れは群れでしか生きられないのに”



闇に溶けるその声は



一体何をしめすのでしょう?




“さぁ、パーティーの始まりだ”

Re: 学園アリス—心の扉と未来への鍵— ( No.2 )
日時: 2010/12/30 12:23
名前: ふわり ◆6hdAbPMHFs (ID: quLGBrBH)

*第二話 心のワカダマリ*


それから1カ月。

「おーい、美束ー。」

『なに?優。』

ドスッ。

「みっつっか♪そんな変態置いてあっち行こうよ〜」

『アズサ。』

「離れるですアズサ、美束はアリサと遊ぶのですっ」

「姉さん、妹に譲ってよ!!」


ぎゃあぎゃあと耳元で騒がれてはたまらない…。
だからといって、ふりほどくこともできない。


「任務だ。アリス学園の食料を盗み、特殊部隊を倒してこい♪」

「「「『レオ!!!』」」」

「しくじるなよ〜。」

「「「『わーってる/です/よ。』」」」



タッ


木の上に皆登っている。
え?私はテレパシー。


「にしても月闇(美束)、何でテレパシー何だろう」

「しゃーねぇです、唯一範囲が広いですから。」

『死神、影闇。おほめいただき光栄なのですが、前に黒猫が迫ってきていますよ』

「お、ありがとーです」


ボッ
…さすが黒猫。

アリスlv10、特殊部隊幹部…。
こりゃ三人はいけるかなぁ?

…ダメかもなぁ。


「うらぁああ、です☆」

「くっ、さすがだね。でも僕と相性悪いや」

「俺は言霊だからなぁ……。

五時間スクワットとかしかできねぇ♪」

『私語は禁物です、特に闇鬼。自分のアリスをばらすな☆』

「こえぇよ…。」


ピコンッ、ピコ。
…食糧略奪完了ね。


『食料の略奪は終了、特殊部隊は15人が重軽傷。
しばらくは大丈夫、任務終了です』


シュッ


「消えた!!」

『えぇ。だってあなた方をひきつけたのはこのため。』

「この声ッ!?」


『もう任務は終わりました、黒猫…貴方と闘う意味はありません。
こちらも人材は無限ループではありませんしね。』

「顔を見せろ!!」


ボッ
仮面の糸が焼き切られ、ぼとりと堕ちてしまった。


「……み、か…ん!!」

『私は朝倉美束。聞いたことはありませんか?』

「ある。」

『…ならお話は早いですね。蜜柑ではありません』


チャリッ
美束の胸にかかっていた赤いアリス石のネックレス。


「このネックレス…。」

『あっ!?返して、返して…!!それは大事なものなの。
とても大事なもの、失っちゃいけない気がする!!』

「俺の炎の…アリス石…。」


そうだ、あのアリス石交換伝説。
そんなの信じていないのに
送ったんだ。朝、蜜柑の窓にそっと。


バッ


『か、返してもらったわ。もう基地に戻る』

「基地?」


『いいわ、明かしてあげる。


朝倉美束。学園にこの手で復讐を誓った者。

黒猫、邪魔をするなら容赦はしない』


シュルルルッ
パシッ


「い、苺わだち?」

『さよなら。しばらくもがき苦しんでね?』


バッ
黒翼のアリスで逃げてしまった。



「蜜柑……。」

Re: 学園アリス—心の扉と未来への鍵— ( No.3 )
日時: 2011/01/09 19:25
名前: あやな (ID: /jbXLzGv)

おもしろかったです!!


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