二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- GANTZ 〜west stage編〜
- 日時: 2011/02/01 21:25
- 名前: みにょこ (ID: Cu5MNTxh)
注意→グロ多い・24君セリフ読みづらい。
普通の日常・・・か。
そんなもの、最初からなかったのかもしれない。
GANTZ west stage編 (グロ多め)
「玄野〜ヤンジャン買ったか??井上まゆ最高だったぜ!!」
「あ〜?買ってねぇ。」
いつものお決まりで、安原が話しかけてくる。
朝だというのに、声は馬鹿でかい。
その上話の内容はグラビアの話だった。
そんな安原に対し、返事を適当に返す俺。
正直、面倒くさすぎる。
(こいつ・・・いっつもおんなじ話ばっかかよ!)
「井上まゆ好きでもないし。金もうない」
「んな冷たいこと言うなよ〜!・・・あ、彼女できたの?」
ニヤニヤしながらこちらを見つめる。
「できると思ってんの?俺が」
「だよなぁ・・・あ、やべえッ!!先生きた!!」
最後まで鬱陶しいことを言ってくるやつだ。
本音を言ってしまえば俺は安原が嫌いだ。
・・・・いや、はっきり言って俺は世の中見下している。
こんな高校生の俺が言うのもなんだが、周りの奴らは馬鹿ばっかりだ。
若けりゃいいってもんじゃない。脳味噌つるつるに決まってる。
安原だってそう。
特に安原は嫌われ者で、クラスからいじめを受けている。
だからと言って、心の底から彼を助けたい、なんて一度も思ったことが
なかった。寧ろ、その逆。勝手にやって、勝手に終わればいいとさえ
願っていた。
「今からHRを始めるぞ・・・・って・・・あれ??」
HRが始まろうとしたときだった。
少しの教師の沈黙に、胸騒ぎがした。
「う・・・わ・・・うわあああああああああああ!!!!?」
ざわめきだす教室。
一人の男子は、気になったのか教師の元へ近づこうとする。
だがそれは
「くるなッ!!!」
という教師の声ではじかれた。一気に胸騒ぎが激しくなる。
ドクンドクン、とまるでこのまま死んでしまうのではないかと
思うほど、自分の心臓はスピードを速めるばかりだった。
遂に、教師が吐き出してしまった。
「うッ・・・・うげっ・・・おえっ・・・!!」
女子の悲鳴があがる。
耐え切れずに、俺は教師の元へ行った。
(何なんだ・・・??!一体・・・・!!?)
教師は俺に吐きながらも「見るな」と訴え続ける。
だが、もう遅かった。
「うわッ・・・・・?!な・・・んだ・・・これ・・・・ッ!!」
「玄野ッ・・・見ちゃ・・・だめ・・・う・・・」
教師は失神する。
目の前には、猫の生首が置いてあった。
ただ、唖然とする俺。
俺の後ろについてきたクラスメートは、吐き出した。
嘔吐物のにおいが広がり、自分自身も吐き出しそうになる。
「・・・ッ・・・誰だよ・・・こんな事・・・したの・・・・」
「うげぇッ!!き、気持ち悪ぃ!!」
何度も何度も悲鳴があがり、数秒後嘔吐・・・それの繰り返しだった。
クラスメートの一人はとうとう、保健室にいくと言い出した。
「・・・・・あ・・!!?開かなッ・・・・嘘!!?」
ドアを開こうとして、じたばたしている。
これがゲームの始まりだとは、誰も予想していなかった。
→続く
Page:1