二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ——14歳だったころの日々 【イナズマイレブン】
- 日時: 2011/02/19 13:41
- 名前: 月光 ◆.rvcC1zt4s (ID: hM8dNcPd)
- 参照: 元、葵、琴音、亜矢音、悪姫etc—…
目を閉じると思い出すあなたの笑顔
そしてみんなの笑顔
「ずっとずっと、忘れないよ」
「いつか、きっと逢おうね」
そう誓った、16歳、冬。
—————————————————————
初めまして、の方も久しぶり、の方もどーもこんにちは!
月光といいます。
久々に小説でも書いてみようか、ということで。(
gdgdですけど、長い目で見守ってくれたら嬉しいです!
Page:1
- Re: ——14歳だったころの日々 【イナズマイレブン】 ( No.1 )
- 日時: 2011/02/03 21:26
- 名前: 成神 瑠希亜 ◆Q2X1KHpOmI (ID: RQ1WQxE6)
- 参照: 今日ゎ瑠希亜の誕生日☆
久しぶりっ!!
新しいのか!!がんばれっ☆
- Re: ——14歳だったころの日々 【イナズマイレブン】 ( No.2 )
- 日時: 2011/02/03 21:35
- 名前: 月光 ◆.rvcC1zt4s (ID: 0R1fmnoy)
- 参照: 元、葵、琴音、亜矢音、悪姫etc—…
[> 01 <]
「……ここ、か。」
つーかでかくね?
そう呟いた金色の短髪の少女は校舎の中へ入っていった。
—
「今日さ、転校生来るんだって!!」
「え、知らなかったーっ!男?女?」
きゃいきゃい騒いでいる女子生徒の会話を
横で聞き流していた1人の男子生徒—…豪炎寺修也。
彼はまだ、気付かなかった
くだらない話だと、そう思って聞き流していたこの会話が
後で自分に大きく関わるということを。
チャイムが朝のHR開始時刻を告げた。
担任がガラガラと教室の戸をあけ入ってくる。
その後ろには小柄な金髪。
キャア、なんて女子の小さな喜びの声が聞こえた。
「転校生を紹介する。」
「白鳥梨玖。アメリカから来ました。」
帰国子女、その言葉が教室の全員の頭に浮かんだ。
すげー、なんて声も小さく聞こえてくる。
「質問、あるかー?」
先生が問う。
次々に手が挙がった。
1人1人指名していく。
その時1人の生徒がこう聞いた。
「はい!えっと、得意なスポーツはなんですか!」
梨玖は一瞬ハッとした顔をしたが、すぐに笑顔になり
「サッカーが大好き。」
そう答えた。
前の方の席で、バンダナの少年、円堂守がニッと笑う。
豪炎寺は、静かに目を伏せた。
——…サァ、物語ノハジマリ
- Re: ——14歳だったころの日々 【イナズマイレブン】 ( No.3 )
- 日時: 2011/02/03 21:40
- 名前: 月光 ◆.rvcC1zt4s (ID: 0R1fmnoy)
- 参照: 元、葵、琴音、亜矢音、悪姫etc—…
瑠希亜>>
日奈!?だよね!?
うっわー、久しぶりっ!!
うん、ありがとー!頑張るねw
- Re: ——14歳だったころの日々 【イナズマイレブン】 ( No.4 )
- 日時: 2011/02/08 19:28
- 名前: 月光 ◆.rvcC1zt4s (ID: P4ybYhOB)
- 参照: 元、葵、琴音、亜矢音、悪姫etc—…
[> 02
「ね、修也、だよね……?」
後ろから肩をつつかれ驚いて振りかえる豪炎寺。
「……転校生の、」
「白鳥梨玖。……あたしのこと、覚えてないかな?」
昔あったことがあるんだけど。
と続けた。
「悪いが、知らない。」
人違いじゃないか?と続ける。
「寂しいなー……。まいっか。
とりあえずさぁ、家まで案内してくれない?」
「……は?」
急に家まで案内しろなんて言われても驚くばかり。
そして何故か、と問うた。
「あたしね、君と、君のお父さん、それと君の妹に用があんの。」
「っ!!」
どうして妹を知っているんだ、
そんな豪炎寺の表情に梨玖は表情をこわばらせた。
そして力ない笑顔で笑った。
「やっぱり、覚えてないんだね。」
「…どうして」
「妹を知ってるのかって?……家に案内してもらってからね、」
「……ついて、くれば」
くるりと前を向き歩き出す豪炎寺。
その後を梨玖が追った。
——…
「ただいま……」
「ただいま!」
また頭に疑問符を浮かべる豪炎寺。
普通お邪魔しますとか、そんな言葉を向けるはずなのに。
「あぁ、お帰りなさい修也さん……お客様ですか?」
「…フクさん、ただいま……」
「!!梨玖さん!?」
「そうだよ!…ごめんね、遅くなって……」
会話の意味が理解できない豪炎寺。
また疑問符を頭に浮かべながらリビングへと入っていった。
後にフクと話し終えた梨玖が続く。
「あー、変わってないね、」
「……は、—————だ」
「え?」
「お前は誰なんだ。」
真剣な表情で豪炎寺が問う。
「…あたしはね、アンタの……
姉だよ。」
目を見開き、驚いく豪炎寺。
そして梨玖は、「何も覚えてないんだね」と困ったように笑みを浮かべた。
- Re: ——14歳だったころの日々 【イナズマイレブン】 ( No.5 )
- 日時: 2011/02/19 13:41
- 名前: 月光 ◆.rvcC1zt4s (ID: hM8dNcPd)
- 参照: 元、葵、琴音、亜矢音、悪姫etc—…
[>03
「そんなの……」
「嘘に決まってる、でしょう?…本当、だよ」
「そんなわけ…っ!」
「本当ですよ、修也さん」
「! フクさん…」
「梨玖さんは、小さいころからアメリカへ…」
豪炎寺は目を伏せ、くるりと向きを変えるとリビングを後にした。
「うーん…やっぱし急すぎたかなぁ?」
「そうですね…」
「ま、いーや。手紙ででも伝えよっかな」
「それが良いと思いますよ」
よし!と腕まくりをして持っていたカバンの中からノートを取り出すと、一枚破った。
「えーっと…」
“修也へ
アンタが覚えていないのも当然だと思うけど、さっきの話は本当です。
事実を話すから、聞いてね?
私の本当の年齢は15。本当なら高校1年生かな?
修也がまだ3歳の時に私は、ある男の陰謀によって殺されかけた。
そう、夕香とおんなじ目に遭った。
サッカーが私は得意で、期待の新星、なんて呼ばれてね。
まだ、とても小さかったんだけど。
それで、足がマヒ状態になってアメリカの病院に移された。
治る希望があるのは、その病院だけだったの。
足はもうほとんど治ったけど、
「戻ればまた同じことが繰り返されるかもしれない」
そう思ったお父さんが、私をそのままアメリカに居させた。
それで今、私が無理を言って戻ってきたの。
まだ危険だ、ってそういう父さんを説得してね。
覚えてないかもしれない、けど。
これが真実だっていう証拠があるよ。
父さんの書斎の2番目のタンスの奥、そこのアルバムを見ればいい。
信じて、くれるかな……?
梨玖”
「よし、おっけー。フクさん、これ修也の部屋の前に置いといて!」
「はい、分かりました。」
「じゃー、あたし寝るわ。疲れちった。」
「あ、昔と同じ部屋ですよ」
「分かってるー!」
片手をあげ、そのままリビングを去った梨玖。
小さくあくびをして、昔と変わらない自分の部屋に戻っていった。
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